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ずっと真夜中でいいのにって溢した 午前5時

6月7日。
ずっと真夜中でいいのに2年ぶりとなる 3rd Fullアルバム「沈香学」が発売された。

アルバム発売2日前の6月4日には活動5周年の節目を迎えたずっと真夜中でいいのに。

POP-UPストアの開店に、5周年ライブ会場の謎解き。YouTubeライブでの無料配信、原始五年巡回公演である「喫茶・愛のペガサス」開催決定等、フロントマンACAねさんによる怒涛の情報発信で、界隈は最大級に盛り上がっていた。

周年ライブの開催、形式について、賛否があったことは多少目にした。

しかし、ずっと真夜中でいいのにが「ライブをする。」「配信する。」というにも、本来かなりのお金がかかっているはずだ。

会場の設営費、楽器の搬入費、YouTubeライブでの配信費、そして、それを実現するためのスタッフの人件費。

通常、これらの支出については、我々ファンが鑑賞をするために支払うチケット費や、グッズ費用から充当し、ようやく少しの利益が出るものであろう。

それを、この5周年ライブは「ファンのために」と無料で見られるように実現してくれた。

会場で観覧できた方も、そうでなかった方も、TwitterのTLに流れてくるずとまろのみなさんの深い愛を感じながら、私は両手にしゃもじを握りしめ、YouTubeでのライブ配信を深謝しながら、拝見していたのである。

ACAねさん、スタッフの皆様。本当にありがとう。

あ、申し遅れました。私はとっきー。
普段はサラリーマンというさほど特集能力もないモブキャラとして、人生というゲームを旅して28年になります。

先の5周年記念ライブでも紹介があったこの3rd Full アルバム「沈香学」について、公式Twitterにてこのようなものを見かけた。

私は、正直、音楽のことはさっぱりわからない。

しかしなぜかずとまよの音楽が、
そしてACAねさんの歌が大好きなのである。

ということで、ACAねさんへの想いも勝手に含めながら、この「沈香学」へ
のレビューをライターさん感覚で挑戦してみようと思う。

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今回のアルバムは、全13曲から編成されている。

どの曲も甲乙などつけられるはずのない、ずっと真夜中でいいのにの魅力が詰まった最高のアルバムである。


「ずとまよの魅力とは?」

という答えがありすぎる問いに対してあえて絞って答えるのであれば、あくまでも私個人的な意見でいうと2つある。

1つ目はACAねさんの声。

低い音域から高い音域まで、なぜそんな広い音域でブレずに歌えるのか。

呟くような小さな音から、力強く叫ぶような大きな音まで、なぜ、ACAねさんの歌声から「艶やかさ」「力強さ」「寂しさ」など、様々な表情が伝わってくるのか。

そしてなぜ、どの曲のどの音域も、すっと耳の奥まで心地よく音が入ってくるのか。

もはや私のようなパンピーには理解し難い技術なのだろうが、無理矢理一言で表すと「心地よい」のである。

これが音源でももちろんだが、ライブに参戦すると格別である。

私はこれまで、Z FACTORY、テクノプア、元素どろ団子ツアーという3つのライブに足を運ぶ機会に恵まれたが、生でACAねさんの声を聴くとまぁ間違いなく昇天する。

仕事で疲れた体力、ストレスから解放されて「僕もう眠いよパトラッシュ」と思わず言ってしまいそうになるほど、身体の隅々まで染み渡るのだ。

特に、高音に関しては神の領域である。

思わず「すごっ」と笑ってしまうほど気持ちよく耳の中に入ってくるからお試しあれ。


2つ目は、中毒性のある音楽。

「なぜか耳に残る」という点においてずっと真夜中でいいのには天才的なのである。

どの楽曲を何度聴いても、飽きるどころか自然と体が動いてしまう。

なにより魅力的なのは「イントロ」だ。

近年のトレンドとして「イントロがない曲が多い」ことが挙げられると思う。

世代や年齢によって名前をつけてカテゴリーづける文化をあまり好んではないが、あえてそのカテゴリーに沿って語ろう。

真偽はともかく、Z世代がタイムパフォーマンスを重視する傾向があるため「イントロがあることで曲を最後まで聞いてもらえない」という現象が起きるそうだ。

確かに以下のように直近で頭に浮かんだヒット曲を見てみるとイントロがないものが多い。

・アイドル(YOASOBI)
・新時代(ウタ)
・Dynamite(BTS)

その中で、今回の「沈香学」の1曲目に収録されているのは新曲である「花一匁」

ゴリゴリに"イントロがある曲"をぶち当てに来ているのである。

もっというと、このアルバムに収録されている13曲のうち、イントロがないのは。9曲目の『不法侵入』と10曲目の『ばかじゃないのに』のみ。

イントロがあるかないかどちらが良いか?

という愚問を論じるつもりは毛頭ない。

イントロがあろうがなかろうが、曲の出だしで視聴者の心をつかめるかつかめないかが決まるのだから、時代に合わせて音楽のトレンドも変わるだろう。

しかもこの『不法侵入』と『ばかじゃないのに』も本当に耳に残る。

(余談だが、私はカラオケで『ばかじゃないのに』を毎回熱唱している。)

ただ、イントロがない、短い曲が多い現代において、

あえてイントロがある新曲を

大切なアルバムの1曲目にぶち当ててくるACAねさん。

「私の"音楽"を聴け!」

と言わんばかりの熱い想いを感じるのである。


思えば、ずっと真夜中でいいのにが初めてYouTubeに投稿した神曲「秒針を噛む」も特徴的なイントロから始まる。

軽やかにピアノで心地よい前奏が入ったと思えば、8小節目(合ってる?)からは「かき鳴らす」という表現が適切かもわからないが、エレキギターの何ともかっこいい音色が耳を切り裂く。

何を隠そう、私はこの"たまたま耳にしたイントロ"に完全に惚れ、ずとまよの音楽の沼へ足を踏み入れた。

「沈香学」を制作した裏側の想いをぜひインタビューしてみたいものだが、

5年前から変わらずにどろ団子であり続けること、

そしてこらからもさらに進化を続けていくよという、

新旧両方を大切に唯一無二の"ずっと真夜中でいいのに"の決意のようなものを勝手に感じたのである。

「心地よい」と「なぜか耳に残る」を最大限感じることができる

ずっと真夜中でいいのに至極のアルバム「沈香学」

ぜひ、1度すべての曲の最初の5秒だけでも聴いてみてほしい。

必ず、お気に入りの1曲と出会えるだろう。

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レビューになっていただろうか。

少し心配な面もあるし、私などがこのように文字を連ねていいものかも迷ったのが正直なところだ。

でも、5年前のあの日から、音楽の楽しさを教えてくれたずっと真夜中でいいのに、ACAねさんへの感謝の気持ちも込めて、

1Kの部屋にて自己満で書き連ねてみた。

これからもしゃもじを片手に、ずっと真夜中でいいのにを応援しながら、
読んで字のごとく音を楽しみたいのであった。

ACAねさん、
頑張りすぎはよくないので健康でいられますように!

読んでくれて、深謝、です!

これからも、何卒、です!

おしまい。

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