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歓声応援が解禁となったらまず行きたい浦和レッズの「埼玉スタジアム」


まず、この記事をご覧頂いた皆さんにお詫びしないといけないのは、アイキャッチの画像である。
長い間Jリーグ観戦をしていなかった私は、自分の写真データの中に埼スタ観戦時の写真が残っていなかったのだ。

これは多分、自分のチームの試合だったか練習試合だったかで訪れた際に、たまたま記念に撮ったものだと思う。
魅力を伝えられる綺麗な写真がない分、文章で伝えられるよう頑張ろうと思うので、お許し頂ければ幸いだ。

気を取り直して、「埼玉スタジアム2◯◯2」をご存知だろうか。浦和レッズの本拠地で、正式名称は数字で「2002」ではなく、「にーまるまるにー」だ。

サッカーファンでなくとも埼玉県民であれば「埼スタ」と言えば「あー、浦和レッズのあそこね」とわかるスタジアムである。

浦和レッズは、熱狂的なサポーターの方が多いことで有名だ。(どのクラブも熱気的だと思うが)

これは友人に聞いた話だが、浦和レッズの試合がある日は街が赤いのだそうだ。スタジアムに見にいけないファンの方も、居酒屋さんだったりでみんなで観戦しているのだそうだ。

サッカーファンではなく、その日に試合があると知らなくても「今日はレッズ試合なのね」とわかると言っていた。それくらいの文化になっているらしい。すごい。

さらに、どれくらい熱狂的かというと、タイトルにも書かせていただいた「歓声応援が解禁されたら」というところにヒントがある。
(本音をいえば行きたいが今は我慢の時。しっかりリモート観戦で心だけスタジアムに送りたい。)

ちなみに、以前僕がよく埼スタでスタジアム観戦をしていたのは決まって2階席だった。

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(観戦時に筆者撮影。この写真についてもお詫びしないといけないのは、これは浦和レッズ戦ではなく日本代表戦のものだ。理由は冒頭で述べたとおり。いつかまた埼スタに行けたら、真っ赤に染まるスタンドを紹介したい。)

なぜ2階席を取っていたのかというと、両チームの選手の動きを全部見られる。というサッカー観戦的な理由もあるが、もう2つ理由がある。

1つはスタジアム全体を見ることで、サポーターの皆さんが心を込めてつくった横断幕はもちろん、選手が入場してくるときに応援の意味を込めて描くコレオグラフィーと呼ばれるスタジアム全体でつくる装飾を見ることができるからだ。

特に浦和レッズにとって、重要な試合の時はこのコレオグラフィーは芸術作品だ。(普段もすごいが特に、だ。)サポーターの方のとんでもない時間と労力がかかって完成するあのスタジアム一面を描く文字や模様は一般観客の僕で鳥肌が立つんだから、入場してくる選手たちの心を熱くし、「負けないぞ!」と気合がはいること間違い無い。

そして最後の理由は浦和レッズのゴール裏。
サポーターの皆さんの熱気ぶりを拝見することができるからだ。
どのクラブにも「チャント」と呼ばれる応援歌があり、リズム良く手拍子を叩きながら歌ったりする。クラブによって色んな特徴があるから、それを色々聴くだけでも楽しめる。
もちろん、浦和レッズにもたくさん「チャント」があるのだが、僕が聴くと一段と気分があがるのはかの有名な「We are Reds!!!」の大合唱だ。

なんで好きかというと、あの大合唱は手拍子もなにも無い。サポーターの皆さんの「声」だけなのだ。

それであの一体感と、スタジアムを揺らすほどの声量は、サッカーファン、浦和レッズのファンでなくとも一度味わってみるべきだ。

アウェー戦となる選手たちは可哀想である。お豆腐メンタルの僕なら、試合で使い物にならないだろう。

僕は特定のチームを応援していないミーハー観戦者ながら、ずっと1つだけ心がけていることがあって、「お邪魔しているスタジアムのホームチームを応援する」ということだ。だから別記事で「私服はクラブカラーを調べて色を合わせてみるといい」と書いたのだ。
クラブを愛する方々からしたら、「そんなのダメだ!」とお叱りの声を頂くかもしれないが、その時はごめんなさいと謝りたい。

なので、埼玉スタジアムにお邪魔した際は、当然浦和レッズを応援するのだがそんな僕でも、2階席から見様見真似で合わせて「We are Reds!!」と叫んでいる。

余談になるがJリーグ観戦の中でたった1回だけ、高校生の頃浦和レッズファンの友人に誘われて埼スタのゴール裏で試合を見たことがある。

あの熱狂的なサポーターの皆さんの中、お邪魔にならないだろうか、怒られたりしないだろうか、と恐る恐る行ったのだが、周りの皆さんのボルテージに巻き込まれて気づけば飛んで跳ねて大声で歌って喉がかれてしまったのだ。

確か、その試合は残念ながら負けてしまってさぁ帰ろうと思い帰る準備をしていると、周りで応援していたサポーターの皆さんがお互いに「お疲れさまでした〜」なんて言いながら挨拶を交わし、ミーハーの僕にも「何度も来てるの?またおいで!」なんて話しかけてくれたのが印象に残っている。
(まだ行けてないのだが。申し訳ない。)

友人の中にも熱狂的なファンの子がいて、よくゴール裏で応援していることに誇りを持っていて、週明けの学校の教室で嬉しそうに、熱く週末の試合について語ってくれたのを覚えている。

どのクラブもゴール裏ではこんな光景が繰り広げられているのかもしれないが、僕にとっては浦和レッズのゴール裏が初めてで、そして今まで唯一のゴール裏観戦だったのではっきりと鮮明に覚えている。

今は状況が状況なので、声出しもできないし人数の件もあるので満員で真っ赤なスタジアムにできないから、きっと浦和レッズを愛するファン、サポーターの皆さんもたくさん我慢されていて、その上で今できる形で応援、工夫されているだろう。

ルールを守って応援することが、きっと今は何より選手たちの後押しになるに違いない。

状況が落ち着いて、いつかあの真っ赤なスタジアムを戻すことができたら、どんな「We are Reds!」になるんだろう。
その日を楽しみに、今はDaznのリモート観戦で応援させて頂き、できればまた2階席にお邪魔したい。

スタジアム全体で選手と一緒に戦う姿を、皆さんもご覧になってはいかがだろうか。

おしまい!

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