慶應通信との邂逅、シミュレーション、申込(2023/1~3)


1.慶應通信を知るまで

 マツコ・デラックスの番組だった。ダンスグループTRFのSAM(サム)が、老人向けのダンスを始めたというので、マツコ相手に「踊ってみませんか」と色々とプロモーションするような内容だった。それで興味を持って調べてみたのが始まりだ。まずはSAM。

 SAMの本名は丸山正温、1962年生まれの男性だが、寒がりだから「SAM」という名前になったそうだ。1992年にTRF、ダンサーとしてその後も活躍。「安室奈美恵の夫」と見るかどうかはともかくWikipediaを眺めてみて、

へえ、名家の生まれなんだ。

 というのが感想。医者の家系で番組内で言っていた医者のイトコの他に、国会議員のイトコもいるとか、参議院で自民党安倍派の古川俊治、Wikipediaもある。医者&弁護士。
 慶應義塾大学医学部医学科卒業、慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業、慶應義塾大学法学部法律学科卒業、オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクール修士課程修了―――って、何回大学卒業しているんだ? 医学部に文学部に法学部にMBA? 茂木健一郎とか元新潟県知事みたいなパターンか? こういう学歴ネタは嫌いじゃない。
(茂木氏は東京大学理学部卒&法学部卒、米山氏は東京大学医学部卒で学部は他に無し、旧司法試験合格)

 Wikipediaを眺めてみたところ、古川氏は1963年生まれ、87年慶應義塾大学医学部医学科卒業(入学は81年?)、そこから94年博士(医学)という医者としての学歴、それとパラレルで、93年文学部通信教育課程卒、96年法学部通信教育課程卒、ということのようだ。医学部にいながら文学部や法学部の通信課程にもいたということか。
(募集要項によると現在は「慶應義塾内の大学・大学院との二重学籍は認められません。」とある。90年代にどうだったかは不明&吉川氏の実際の経歴もWikipediaに載っている以上のことは知らない)

 まあそうして、慶應大学の通信課程、慶應通信の存在を知ったわけだ。慶應ね。ググるとちょうど3月に出願で、今は1月だからタイミングとしては悪くない。
(なお番組の放送は2022/9らしいが録画を視聴)

2.シミュレーション

2.1.金

 願書など見ていくと学費は年20万、学士入学で行くなら60万円台でも行けるかもしれないと。まあ何とかなる。

2.2.学習時間

 現在はIT系フリーランスで、平日9時-21時の日中に月100~300時間ほど働く生活。まあ何とかなる。というより今(2023年初頭~)は割と落ち着いていてタイミングとしては悪くない。

2.3.単位、スクーリング

 どうも調べてみたところ、スクーリングの単位の取得がキツいそうだ。芸能人の田村淳が退学したのもスクーリングがスケジュール的に厳しかったという噂。

普通課程30単位、特別課程22単位、学士入学15単位が必須。

 文部省令の大学設置基準によると、1単位=45時間の学修ということだが、通学課程で言えば90分の講義を12回程度で2単位が相場だ。過去に通った大学もそうだった。
 これが夏休みに行われる「夏スク」だと、月~土の1~2限(9:00~12:45)の12コマで2単位。3~4限(13:45~17:30)でもいいが、月曜から土曜までぶっ続けだ。いや、休み取れるか?

 もしくは10~12月の夜間スクーリング(週1で18:20~20:05)で12日かけて2単位
 もしくは秋期週末スクーリング(10月の土曜日13:30~17:15、日曜日9:00~12:45)で6日かけ2単位、などなど

 これを普通課程30単位なら、「夏スク」として2週間使って8単位、それを3年で24単位、といった結構な時間と労力が必要になる。東京圏在住でなければホテル代などもかかり大変だ。

 ただ、オンラインのメディア授業は10単位を限度でスクーリング単位に切り替え可能という。

 学士入学なので、スクーリングは6単位とればあとはメディア授業で行けるわけだ。今年の夏に「夏スク」で4単位(休み取れそうなら)、秋の週末で2単位を取れば、残りは家でなんとかなるか。あるいは夜間2つと週末1つか、週末2単位を3年かけてか、まあ何とかなるか(なお、三田や日吉は1時間圏内)。

2.4.英語かフランス語か

 実を言うとこれが一番悩んだ。が、英語にした。フランス文学好きなので、やっぱり原著で読まなきゃな、というのもあったのだけど、語学の勉強を本気でやる時間とエネルギーはないような予感があった。これは専攻とも関係があるところ。
 そもそも、語学(外国語)は別に得意でもない。前に大学生だったときの第二外国語はスペイン語だったが、正直苦戦して単位もかなり落とした。なので、フラ語やるのは厳しいし、リスキーだなあってのがあった。あと、アメリカ文学もいいか、というのも。
 フランス語の勉強は老後の楽しみか、まあ、また今度かな。

3.申込

 日常生活にかまけているうちに3月だ。

3.1.前の大学の卒業証明書と成績証明書

 これは書類の取得というだけ。大学のWebサイトから申し込みなど、Pay-easyで何百円か支払いだったか。1週間ほどで郵送。

3.2.ネット出願と書類記入

 まあ会員登録ってところ。住所とか学歴とか。むしろ下3つの文章がメインかな。

3.3.志望動機(過去&将来)

 これは公開している人も多いけど、「文学部 第3類(文学を主とするもの)」は見掛けなかった。まあ、読んできた小説や評論と、どんなことを学びたいか、くらいを書いたか。

※(志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、①過去の学習経験、②将来の展望、のいずれにも触れ ながら、具体的に述べなさい。(720字以内))

3.4.論評(学びたい学問領域)

 これは正解というか模範解答は何だろうな、わからん。とりあえず小説1冊選んで、あらすじ、論評ってところで書いた。

※(自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の視点から詳し く論評しなさい。(720字以内))

3.6.なぜ慶應か

 これも公開している人多いけど、150字という分量から言って1.慶應である理由 2.通信である理由の2つを挙げて精一杯か。
 
※(なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい。(150字以内))

3.7.郵送

 2000字弱の文章を書いてネット出願、その後は印刷ラベルだったか、コンビニでA4で印刷、100均でA4用の封筒を購入、何年振りか郵便局へ、書留で色々と手続きして送付。
 なお、100均では「糊」も買ったのだけど、郵便局の備え付けのものを使ったのでまだ新品のままだ。

3.8.選考料

 順番は忘れたが、20,000円選考料を振込。ここまで2023/3/10。

4.結果発表

  去年(2022年)は3/29(火)の17時過ぎだったという。じゃあ、今年(2023年)は? というので落ち着かない感じだったが、どうも3/30の17時40分ごろだった模様。

 というわけで合格。

 しかしうーん、この先どうなるんだろうなあ。金はあるっちゃあるけど、時間はあるのか。その金がある、なんて余裕ぶっているのもどうなるか。人生というのは何が起きるかわからないものだ。そもそも見栄張って金あるなんて言ってみてるが、世間的には「ある」と言えるのか。それに、不安定なフリーランスという身で、文学なんて勉強している場合だか。世間がリスキリングだのAIだの騒いでるのに―――などなど、思うところはあれど、どうなるのだろうね(了)。

(今回は一人称の私・わたし・僕、等なしの「無人称」文体。断言していく「だ・である」調&体言止め多用&つぶやき・独り言調)

5.リンク、参照

https://slbs.tsushin.keio.ac.jp/index_txt2022.html


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