ラグビー選手詳しくない人向け アイルランド選手紹介【ラグビーワールドカップ2019】
こんばんは、Tojiです。
今週、日本vs南アフリカでの国内の盛り上がりの一方で、ヨーロッパでもビッグマッチが開催されていました。
2019-9/7 ○ Ireland vs ● Wales 19-10
正式発表はまだですが、この試合結果によりアイルランドが世界ランキング1位へ変動する見込みで、ワールドカップはこの序列で開幕することになります。
そこで今回はこの最強軍団の選手紹介をしていきたいと思います! 日本と同グループのため9/28@静岡にて激突します。予選リーグ突破のターニングポイントであり、最大の障壁となり得るでしょう。
◉must watch
タイグ・ファーロング Tadheg Furlong
PR 185cm 126kg 26歳
2019年6月に英紙RUGBY WORLDが発表したプレイヤーランキングベスト100では、唯一プロップからtop10にランクイン。現時点で世界最高の3番と言えるだろう。強力なセットピースはもちろん、フィールドプレーでも際立った活躍を見せる。
タイグ・ファーロングのボールキャリーはデータ上でもよく目立つ。ティア1国のプロップで、1試合に5回以上ディフェンスを破った(スタッツ上Defense Beatenと表記されるもの)プレイヤーはこの10年で2名のみであるが、それがこのファーロングと同国代表のデイブ・キルコインだ。アイルランドの試合を観戦する際は是非プロップのボールキャリーにも注目して欲しい。
※2016年のテストマッチより。オールブラックスのブロディー・レタリックとキアラン・リードを続けざまに吹き飛ばすのは後にも先にもこの男だけだろう。
ちなみに、ニックネームはジュークボックスJukebox。理由は「ヒット(ソング)が続くから(流れ続けるから)」とのことで、純日本人の私にはかなり理解し難いジョークだが海外ではそれなりにウケている様子。
※フランスの新聞でも取り上げられていたようなので、日本のnoteでも紹介してみました。
ジョナサン・セクストンJonathan Sexton
SO 188cm 92kg 34歳
アイルランド代表の顔であり、2018年シーズンではついにIRB世界最優秀プレーヤー賞(サッカーで言えばバロンドール)を受賞した。
パス、ラン、キックを高い次元で兼ね備え、DFも決して弱くはない。ただ、圧倒的なキーマンであることから、セットプレー時に強靭な突破役のFWもしくはセンターから露骨に狙われる可哀想なシーンが散見される。一時はこの影響で脳震盪にも悩まされていた。栄光の影に苦難あり。
※典型的な例。本当は劇的ドロップゴールなんかを紹介しても良かったのだけれども…
◉Toji's choice
バンディ・アキ Bundee Aki
CTB 182cm 101kg 29歳
ニュージーランド出身。彼もまたその他多くのラガーマンと同様に祖国を離れ、当該国へ移り住むことで代表資格を得た。
ニュージーランド時代は苦労人で、2013/14シーズンにチーフスでブレイクするまでは、銀行窓口係などで働きながらラグビーを続けていた。本人は最低賃金も貰えていなかったと語っている。
そんな彼のバックボーンを考えると、比較的年俸の高い欧州のチームを選択することは自然な流れだったのかもしれない。
2017年からアイルランド代表デビューをすると、フィジカルだけでなくパスで攻撃の起点にもなれる総合力が評価され近年は12番に定着。ディフェンスも非常に安定しており、すっかり組織で強いアイルランドの一員となっている。
ピーター・オマホニー Peter O'Mahony
FL 191cm 107kg 31歳
2018年11月のテストマッチにてアイルランドがオールブラックスをノートライに抑えて完勝し、大きな話題となった。この試合で獅子奮迅の活躍を見せていたのが、オマホニーである。
※驚愕のパフォーマンスの一部。この動画は素晴らしいのでもっと伸びていい。
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズでキャプテンを務めたこともある名フランカーは、まさに言葉通り「骨身を惜しまず」奮闘し、主にディフェンス時にピンチの芽を摘み取る。タックル数も凄まじいものがあるが、ゲームの流れを変えるジャッカルは必見。
※ブリティッシュ&アイリッシュライオンズはスコットランドの選手紹介で少し解説しています。
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