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Day Two / ひたすらチベットに向かう

二日目は一日丸々、つまり24時間を列車のなかで過ごすことになります。
昨夜 武昌駅を出て明け方の四時に鄭州駅(緑ダイア印)に到着。地図をみると判るように、これまでずっと北上していたのが、この鄭州駅から ようやく西安に向かって進路を西へと変えます。
地図左下の+とーで拡大していただくとより詳細な地図がご覧いただけます。

◎第一日目経路:赤線 
走行距離1264km

◎第二日目:青線
走行距離2150km

赤★印:武昌駅
緑ダイア印:鄭州駅
黄丸印:西安駅
​家印:西寧駅

明け方の鄭州駅(2016年5月17日 午前4時)

明日から徐々に高度が上がるため、この日の朝から、師匠のかかりつけのお医者さんに処方してもらった高山病対策のクスリ(Acetazolamide)を飲み始めることにしました。

高山病対策のクスリ(Acetazolamide)

朝10時 一時停止の西安駅の売店にて紅焼牛肉麺を調達。
しかしこれを食べた後から私の体調は悪化するのでした・・・
師匠はまったく問題なくピンピンしていたので、このカップ麵のせいではなくクスリが私にあわなかったのか。
とにかくこの後から列車を降りるまで 何も食べずにひたすらベッドに横になることになるとは夢にも思いませんでした。

西安駅の売店
紅焼牛肉麺


西安駅を出て夕方5時、蘭州駅に到着

蘭州駅に到着

元気ならこの屋台で食べてみたかったのですが。
次の停車駅はいよいよチベットの入口、西寧駅です。

蘭州駅プラットフォームの屋台

午後7時半 西寧駅到着。(一番上の地図、家印で表示)
​まだ生きております(^-^;
標高2200メートルとまだまだ高地ともいえない場所にもかかわらずすでに頭痛がヒドくへたばってます。「もう動けない〜」と布団かぶって寝てたら車掌のお姉さんが「車輌が替わるから早く向こうに移りなさい!!」とえらい勢いでどやしつけられました。

えらいもんで、そうなると三十秒で荷物まとめて部屋を出ることに成功しました。火事場の馬鹿力、高所の底力ってあるんですね。
写真は乗換後の車輌から、ここまできた車輌を写しています。電光掲示板に広州ー拉薩と書いてあるのが分かります。
ではお休みなさい(^-^;

西寧駅、写真の列車は広州からここまで乗ってきた車両

乗り換えた車両の室内です。
​レイアウトなどは同じですが、シーツや布団の色などは違います。酸素供給装置などが本格的になっているようにみえます。
​それでは頭痛も酷くなってきたので早いですがおやすみなさい・・・

車両の室内
酸素供給装置

西寧駅から出発したところをタイムラプスで
(by iPhone5s+PentaEye+SuperwideX0.4)


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