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書く習慣 Day8 | 最近泣いたこと
最近泣いたと言えば、数日前、アニメ『ゴールデンカムイ』のとあるシーンを見たときのこと。
私の好きな漫画TOP3に入る『ゴールデンカムイ』。
2018年にアニメ化され、第三期まで放送されている。実は、2022年秋から第四期が放送されていたのですが、諸事情により途中から放送が延期されていました。
【訃報および放送延期のお知らせ】
— TVアニメ『ゴールデンカムイ』公式 (@kamuy_anime) November 8, 2022
TVアニメ『ゴールデンカムイ』第四期のメインスタッフのお一人が、2022年11月1日(火)にご逝去されました。
ここに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
しかしついに、この4月から放送再開が決定!
ここに至るまで、私たちには想像し得ない困難がたくさんあったことでしょう。スタッフの皆さま、本当にありがとうございます。
この放送再開を記念して、あらためて原作一気読み&アニメ全話見直そうキャンペーンを実施しているんですね。個人的に。
ということで、先日私が泣いたシーンについて少し語らせてほしい。
※ここからは、コミック14巻以降、アニメ第二期以降のネタバレを含みます。
さて、私が毎回と言っていいほど泣いてしまうのが、網走監獄でアシリパさんが父・ウイルクと再会するシーン。
ここからは、皆さんがこの場面にいたるまでの経緯を知っている前提で書いてしまうのですが、
本当にもう、アシリパさんの気持ちを考えると…… つらくて……
最初は、ころされた父・ウイルクの仇をとる目的で始まった旅。しかし途中から、そのウイルク本人が金塊のために仲間の命をうばい、この金塊争奪戦の元凶となった可能性が浮上。しかもまだ生きているらしい。
私ならこの時点で情緒がしぬ。
それなのにアシリパさんは、途中で旅を終えることはせずそのまま突き進んだ。もし本当にのっぺら坊が父親だったら…… という恐怖と闘いながら、それでもなお「自分の目で確かめるまでは信じない」と。なんて強い子なんだ。
そしていよいよ、再会のとき。
私はアニメからゴールデンカムイに入ったので、はじめてこのシーンを観たときは気が気じゃなかったし、「どうかアシリパさんが傷つきませんように」とひたすら祈っていた。
双眼鏡越しに見つめ合うのっぺら坊とアシリパさん。直接言葉は交わしていないけれど、眼を見ればわかる。自分と同じ青い眼を見て「アチャだ」とアシリパさん。そして、
「アチャ… どうして…?」
この「どうして」に、これまで蓄積されてきたアシリパさんの思いがすべて詰まっている気がしてならない。
どうしてアイヌの命を奪ったの?
どうして金塊を手に入れたかったの?
どうして私に金塊を託そうとしているの?
どうして私をひとりにしたの?
アチャ、どうして?
ここで私の涙腺は崩壊した。
何度見ても、何度読んでも涙腺にきてしまう。しかもこの直後、目の前で父が、そして相棒の杉元が頭を打ちぬかれるという追い打ち。
もう…… もうやめてくれ~~~~!!!(泣)
ここまでの理不尽と悲劇に見舞われながら、それでもアシリパさんは前を向く。亡き父が何を思って自分に金塊を託したのか。真実をこの目で確かめ、受け入れ、前に進む。どんな結果を招こうと、自身の選択に責任と誇りをもつとでも言いましょうか。なんという光。この「眩しくて直視できない」みたいな気持ちは、鯉登少尉にも感じます。
というわけで、最近泣いた話のはずがアシリパさんへの思いを綴ってしまいました。このあとは私が大好きな第三期。楽しみです。バーニャ!
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