私が遭ったある女 年下の美人(5)

つっぷして泣き出した彼女。

とうとう、誰からも相手にされなくなったのに気付いたのでしょう。
翌月で退職することとなりましたが、
彼女を採用した課長が盛大な送別会を開きました。
もちろんプレゼントも用意。
凄かったです。

それから、社内の組織改革があり、その部署が他部署と合併することとなり、
派遣社員はアルバイトになるか退職になりました。
私はその前に、子供が欲しかったので、退職しました。
私の送別会(社員の方含む)はありませんでした。
もちろん派遣ですし。
少人数での仲間内の送別会はしていただけたので、
とても感謝していますが、
その彼女を採用した課長が、そのチーム統括だったので、
彼女の退職後の私への当たりが辛かったのは、
もしかすると、彼女の代わりの復讐だったのかなとも思えました。

派遣の愚痴を読んでくださり、
ありがとうございました。

ただ、PTSDというのでしょうか、ねずみ講ママに会うまでの十数年間は、
やはりトラウマとなっていたせいでしょうか、
フラッシュバックして、ヒステリックに旦那に当たることが度々ありました。

結局、体重が増加したのは、自分の意思の弱さでもありましたが、
彼女との3年間で、体重は20kg増えた為、
子供もすぐに授かることができませんでした。

職場には本当に悪魔のような女がいます。
私ではないですが、最初に就職した会社で、
経理の女性が、お局による見えないいじめ(今で言うサイコパス、カバートアグレッション)によるストレスで、
流産してしまいました。
ただ、彼女はその後、強くなり、
無能なお局の立場が弱くなり、その経理の彼女がいないと
管理部が回らないくらいになった頃、
彼女は次の命を授かり、お腹の子を守る為退職されました。

二十代、三十代は、やりたかった仕事の為、キャリアの為、
経験を積む為に、多少無理をしながら、我慢しながら、
次から次へとやってくる壁は、乗り越えてこそ
成長するんだ、と自分に言い聞かせながら、
がむしゃらに働いてきました。
でも、なかなか子供にも恵まれず、悶々とした日々の中、
ふと気がつきました。
頑張る方向を間違えていたのかなと。
その後、出産して子供を預けて働くことになるのですが、
その職場でも、時給に換算すると200円くらいになるような
ブラック企業に当たってしまい、
最後は社員の方に無視される形で辞めたのですが、
これも、方向を間違えていたのかなと思いました。
そして、この職場で頑張る!どんな障壁も乗り越えてみせる!
と、意気込んで、母親となってからパートに出ましたが、
高齢出産のパート。後がないオバサン。
そう思われ、
足元を見られていたのが分かりました。

こんなところで、私の大切な時間無駄にしたくない!
変な奴がいる職場でなんて、良質なキャリアなんて積めるのか?
乗り越えなくてもいい壁があるんじゃないか?
と、気付きましたが、
遅すぎました!

私の社会人経験は、散々なものでしたが、
ママライフはその分、楽しく過ごせますように、
と思っていましたが、
世の中、本当に甘くないですね。
不幸の先払いをして、残りの人生が幸せと思いたいですが、
人生もう折り返し地点を過ぎてもなお、
辛い日々が続いているのは、
何か間違っているんだろうかと、
毎日自問自答しています。

ただ、当時お世話になった方々、善良なる方々とは、
今でも連絡を取り合ったりしています。
辛い中でも、良い人たちとの出会いがあったのは、
本当に救いです。

子供の幼稚園時代の3年間(卒園後も継続中)、心的外傷だけでなく、家計のために始めたパート代、高校受験でいうと6校分の入学金くらいになる金額を、あるママ友に搾取されました。ママ友、同僚からのいじめ、ねずみ講ビジネス勧誘に悩まされている方のお役に立てられれば幸いです。