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パシャ!

独身時代に英会話教室に通っていたのですが、

そこで仲良くなって、今は絶縁しているかつての女友達の話を書こうと思います。

彼女とは同世代で、海外の音楽、映画やドラマ、海外旅行など、

趣味が共通していたので、(英会話教室に集まる人はみんなこうだった・・・)

自ずと仲良くなりました。


しかし、仲良くなりすぎたせいでしょうか、

いつからか、彼女から今で言うところのマウンティングのような態度を

とられるようになりました。


英会話力は、どんぐりのせいくらべ状態。

彼女はお嬢様で、はっきり物を言うタイプ。

一方、私は、カチンときてもすぐには怒らず、

ぐっと堪えて、相手が気分害さないようにするタイプ。

自分を良く書いてしまいましたが、

これが私の人間関係が悪化する第一の原因だったのです。

でもいまだに直せません。

今は、フェードアウトという方法で身を守っています。


英会話のプライベートレッスンは、当時はまだまだ高額でしたので、

グループレッスンにしていました。

会社帰り、土曜日と、ほぼ彼女と私は同じレッスンを受講していました。

レベルが同じだったので、どうしてもかぶってしまいます。

当時は、レッスン帰りにごはん行ったりして、

彼女とのレッスンは本当に楽しかったのです。

ところが、2年程経った頃、私も仕事で英語を使う機会があったため、

英会話を改めて頑張らなくてはと思い、

レッスンでは家で勉強した内容を用いて会話に織り交ぜながら

会話をするようにしていたのですが、

彼女が好意を抱いていた講師から、

私が褒められた日から、彼女の態度が次第に変わっていき始めました。


明らかに、そのレッスン中から、急に下をずっと向いて、

つまらなそうにして、受け答えもいい加減になって、

講師が、大丈夫?と気を使っていました。

その時のレッスン後、彼女は、少し怒ったような態度で、

私に、

「なんか褒められとったなー」

と言ってきて、その後、会話はありませんでした。

当時の私は、彼女の機嫌を損ねてしまったということで、

帰宅後にメールでお詫びのメールをしたのを覚えています。

返信は忘れてしまいましたが、

それ以来、次第にレッスン中は不機嫌になることが多く、

私はなるべく同じレッスン時間にならないように、

カウンセラーの女性にお願いをしました。


と同時に、同世代の、とても可愛くておしゃれな女性が

新しく英会話スクールに入って来ました。

英会話力は当時は同じくらいでしたが、(今その彼女はネイティブのようです!)

外国人の友人も多く、彼女がいるレッスンはとても楽しかったのを

覚えています。


すると、新しく入ってきた彼女に、例の不機嫌な彼女が、

友達になろうとご機嫌で輪に入ってくるようになりました。


私はあまり講師とはプライベートで会ったり、

イベント等にも参加するのは苦手でしたので、

レッスン外でのスクール生と講師達との交流はありませんでした。

不機嫌な彼女は、そういうイベントに参加したがっていたので、

時々付き添いで参加しましたが、

プライベートで講師と会うようなことはしませんでした。


しかし、彼女は気になる講師にどうしても近づきたく、

レッスン中も胸の谷間が見えるような服を着て、

両腕でぎゅっとしたり、机の上に胸を置くような姿勢をしたりと、

他の生徒さんとも、露出がちょっとすごいよねと話していました。


そんなこんなで、とあるイベントにその講師からレッスン中に誘われて、

個人ではありませんでしたが、私は行かないと伝え、

彼女だけ参加することになり、詳細を聞いていました。

ノリノリの彼からのお誘いで、これは近づけるのでは?!と、

やはりアピールしないと彼氏はできないのか!!と反省しながら、

あの時は、彼女を応援していました。


レッスン中機嫌が悪かった彼女も、そのお誘いがあってからは、

私が先生に褒められようが、とても上機嫌でした。


しかし、そのイベントは、特にプライベートというわけではなく、

その英会話教室の関係者が集うようなパーティだったようでした。


そのパーティ後、彼女は非常に不機嫌になり、

不機嫌のリバウンドかと思うくらい、周りに攻撃的になり、

その前から、彼女はお嬢様でもあり、

非常にわがままに育てられてたんだということが、

発言や態度から垣間見れたのですが、

沸点が比較的高い私でも、これは酷いということを言われて、

それから、少しずつ、距離をとることにしました。

しかし、まだ彼女とも合う話題、海外旅行の話や、

英語の資格試験の話もありましたので、

完全に縁は切りませんでしたが、

当時、少しずつ、彼女の言動で疲れてしまう友人も出て来まして、

次第に彼女とのレッスンを避ける人が増えてきていました。


私も、縁切りの決定打になった彼女の発言というのは、

私は当時派遣社員で働いていたのですが、

大手の外資系メーカーだったので、派遣社員といっても、

専門職だったのもあり、お給料も派遣社員の中ではましなほうで、

仕事内容もやりがいのある派遣先でした。


不機嫌な彼女は、正社員でしたので、どこか派遣社員を見下しているとは感じていましたが、

ある日、スクールで知り合った共通の友人と三人でお茶をしていた時のことです。

派遣先に、若くて美人でわがままな、社会経験の浅い派遣の子が入ってきて、

なぜかその子の世話をしないといけなくなった話をしたのですが、

私、「ようやく落ち着いて働ける派遣先に巡りあえて、やっと自分のポジションもできはじめたのに、憂鬱、、、」

と、話したところ、

共通の友人は、

「わー、関わらないようにしないとね。うちにもそういう人いるよ。

結局、わがまま言ったもん勝ちなんだよね。」

と励ましてくれたのですが、

「え?ちょっとまって?」

と、不機嫌な彼女。

「え?ポジションってなに?

派遣にポジションって?

そもそも派遣にポジションなんてあるん?」

と、まさかの返事が返ってきました。


共通の友人もびっくりして、なんとかフォローしようとしてくれていたのが分かりました。

私は不本意でしたが、なぜか場を和ませるために、

「そうだよね!派遣になんかポジションはないっか。」

と言うと、

「そやろ?派遣になんかポジションなんてないやろ?」

と輪をかけて返され、

言いたくありませんでしたが、

どうも彼女がヒートアップしてきたので、

この場を収めなくてはと思い、

「そうよね!派遣社員は、

正社員の奴隷

みたいなもんだもんね!」

と言うと、

「そやろー。そうやねん。派遣はそうやねん。

正社員あっての派遣やから。

ポジションはそもそもないから。」

と言われ、共通の友人は申し訳なさそうな顔で私を見て、

私も苦笑いするしかありませんでした。

私が発した最低な言葉で、彼女の機嫌は一発で直りました。


その後、共通の友人から、

「最近、あの子といるとしんどくなってきたから、

もうお茶とか私は誘わないでいいからね。

実は、彼女が予約している日を避けているの。

もちろんKissaちゃんとはこれからもお食事とか行こうね。」

と、一回り近く年上の方でしたので、

その後もお付き合いは続きましたが、

その不機嫌な彼女とは徐々に距離を置くようにしていきました。


先ほどのイベント後に急に態度が変わった原因を

英会話教室をやめた後から知りました。


教えてくれた友人が、不機嫌な彼女から突然コップの水をかけられたというのです。

実際にコップの水を人にかけることなんてあるのか?!と、驚きました。


その講師が誘ってくれたイベントには、もちろん英会話教室の生徒達もたくさん来ていたそうですが、

私は知りませんでしたが、すでにその講師は彼女がいたそうです。

その彼女というのは、そのオシャレな女の子で、水をかけられた彼女です。

全く気がつきませんでした。


そして、イベント内のクラブで、その二人は普通に恋人同士として参加していたそうで、

それを見た不機嫌な彼女が、怒りながら、二人めがけて、

いきなりコップの水をかけてきたそうです。

オシャレな彼女は、何が起きたのか全く理解できなかったそうですが、

あとになって、その講師の彼のことが好きだったんだと気付きました。

その講師の彼も、不機嫌な彼女とは、先生と生徒の関係以外、

特になにも起きてもいませんでした。

が、今思い出しました。バレンタインにプレゼントを渡していました。


それだけで、特に好きだとも言われてもないし、

プレゼントを渡し、イベントに誘われ、レッスン中は優しく接してくれた。

それだけで、自分の彼氏となってしまっていたのでしょうか。


確かに、オシャレな講師とオシャレな彼女は本当にお似合いです。

本当にお似合いです。

不機嫌な彼女は、何か確かめたわけでもなく、

ただ、一方的に水をかけた。

いくら、付き合っている二人を見てショックでも、

いい大人は水なんてかけません。


確かに、片思いの彼が、自分の知っている友人とすでに付き合っていた。

イベントのお誘いに舞い上がってしまった。

これはいけるかも?

と、私もあの当時は思いましたから、

彼女は本当に脈があると思い込んでしまったのも無理はないかもしれませんが、

私が彼女の立場なら、付き合ってたんだ、、、と胸のうちにだけ思い留めて、

その場から去るか、イベントに来ていたのを知られたら、

来たけど、体調が悪いからやっぱり失礼する、、、

とか理由つけて退散したと思います。


私も高校時代に、いつも係を一緒にしようと言ってきたり、

テストの点数を競い合ったり、下校はほぼ毎日、私の後ろからあだ名を呼んでは、最寄り駅まで一緒に帰ったり、

受験の特別補講も一緒に受けて、日が暮れるまでバス停でおしゃべりした、

そんなクラスメイトの男子がいました。

気がついたら好きになっていました。

時々、髪綺麗やな、とか言われたり。

フォークダンスでは、休憩中も手を離さなかったり、

そんな彼の方が先に、私のことを好きになっていたんじゃないかと思っていました。

しかし、いつからか隣のクラスに遊びに行く彼を目で追うようになっていた頃、

仲良しグループの友人に、

「なんか、最近、アイツ隣のクラスによく行ってるねー」

と、想いは知られないように話したところ、

「隣のXXとつきあってるからなー」

と聞き、一瞬頭が真っ白になったことがありました。

あの当時は、まだ17歳。

ショックでした。半世紀近く生きてきた今でも悔しいですよ。

しかも、四角い顔のそばかすだらけで、髪の毛はパサパサの女子。

ただ、とても細かった。

悔しかったですよ。

そんな私でも、水なんかかけませんでした。


ただ、ぐっと堪えて、この気持ちはあの日以来、このnoteに書くまで、

誰にも話していません。


片思いというのは暴走してしまうものなのでしょうか。

不思議です。

両想いになっても別れる時は、この世で一番会いたくない相手になる。

片思いは、振られても、いつまでも綺麗な思い出。

どちらが幸せなんでしょうね。


不機嫌な彼女に唯一感謝しているのは、

今の夫とまだ付き合っていた頃。

すれ違いが多く一度別れたものの、やはり気持ちがあり、

その時に相談に乗ってくれました。

思っていることは伝えないと、

と、彼女が助言してくれました。

あの時の彼女のことはとても好きでした。

それは感謝しています。



子供の幼稚園時代の3年間(卒園後も継続中)、心的外傷だけでなく、家計のために始めたパート代、高校受験でいうと6校分の入学金くらいになる金額を、あるママ友に搾取されました。ママ友、同僚からのいじめ、ねずみ講ビジネス勧誘に悩まされている方のお役に立てられれば幸いです。