気づけば此処に居た.
そう.
気づけば扉の前に立っていた.
そんな感覚です.
だかしかし扉は開かずノックしても
誰かが居る気配はない.
でも帰るわけにはいかない.
あの時の私.相当必死だったのです.
そこに舞い降りたエンジェル.
扉から中を必死に覗く私に声を
掛けてくれたのはアトリエを構える女性.
現状を必死に伝えるとひとまず中へと
招き入れてくれ皆さんに
声を掛けてくれたのです.
そこからラッキ-ガ-ルの本領発揮です.
鶴身印刷所の心優しいクリエ-タ-さん達に
これまた今の現状を必死で伝えます.
するとひとまず今空いてる部屋を案内するわ.
と不動産屋さんばりの丁寧な
案内を行なって頂き.
案内の前にオ-ナ-に連絡入れてみるね.
と言ってくれた超紳士.
案内が終わっても連絡が取れないから
不動産屋さんを通してもう一度来るのがいいね.
と話していたその時.
何も知らないオ-ナ-と呼ばれる女性が
扉を開けたのでした.
それが鶴身印刷所のオ-ナ-と私の
はじめての出会い.
突然現れたとにかく必死で想いを伝える
見ず知らずの私にオ-ナ-は一言も口を挟まず
最後まで「うん.うん.」と私のコトバを
受け入れてくれた光景を
今でも鮮明に覚えています.
そして私が話し終えた後に言ってくれたコトバ.
「あなたのそのまなざしがとても素敵だと思う.不動産屋さんには私から事情は説明するので手続きを進めて行きましょう.」
というコトでした.
信じられないほどのスピ-ドで
信じられないコトが起き続ける.
この時期はまさにそんな感じでした.
その後クリエ-タ-の皆さんと話していると
鶴身印刷所のオ-ナ-による入居審査は
厳しいと聞かされその中でも最短で
ドラマティックな展開は君くらいだよ.
とラッキ-ガ-ルの称号を頂けたのでした...
最近のしいたけ占いの記事で読みましたが
人生を動かしていくタイミングの出合い.
「人生のあるタイミングで、同じ温度を持った人同士が強烈に引き合う」
そう記されていました.
まさしくそれ.
非常におこがましいですが.
同じ日本語を話していてもコトバが通じない
現象は多々起こります.
しかしオ-ナ-は私のコトバの温度を
そのまま感じ取ってくれたような.
そんな気がして.
しいたけさんからのコトバがすぅ-っと
私の記憶の中へ落ちていったのです.
私にとって間違いなく鶴身印刷所との
出合いは人生を動かしていく
大きな一歩となったのでした...