といとの自己紹介

どうもといとというものです。
最近まとまった文章はkindleで販売しており、noteの記事ではちょこちょこ宣伝を入れているのですが、毎回書くのはだるいから、ここでまとめて宣伝して、ついでに自己紹介をしておきます。宣伝メインなので、ポチってね。

さっそく宣伝!

いまのところ、イチオシ。
ある局面を提示して、私がどのように考えて、どういう結果になって、どういう反省をしたかを記述している。基礎となる考え方から話をしているので、幅広い層に役立つと期待している。


といとの実戦集。じっさいにどのくらい読みを入れずに将棋を指しているのかを示した。ウォーズ四段の私は二段相手ならほぼ読まずに勝てるし、六段の人も四段の私に対してそうだと思う。
代わりに話題となるのは、どのように勝つか。1つの将棋に対して1つのコンセプトを対応させて解説している。

対象はウォーズ2級以上、三段以下くらいかな。終盤はへたなので飛ばし気味。


ルールを理解したものの次に何をすべきかとかわからないひと向け。一般的練習法ひと通りと、心構えを書いた。早い段階で読んでほしい。
練習法に対する評価については、自分の意見だけでは偏るので、周りの有段者にいろいろ話を聞いてまとめた。私は論理的思考を重視するせいで、棋譜並べとかの評価が著しく低いなどの偏向がある。

当たり前だろって内容も多いが、ウォーズ初段になれないひとはまず間違いなく当たり前の何かができてない。多くの有段者は当たり前を当たり前にできれば初段になれると思っているので、まずは初段を目指そうと掲げるのです。


主導権に特化した問題集。
主に攻めの問題だが、後半に引っ掛けとして受けの問題が出てくる。本を出すための手順を理解するために書いた面もあり、ウォーズ二段以下のひとなら、読んで損はないかな程度。
400円なら損はないんじゃねという価格設定。


以上、宣伝でした。これがしたかったわけで、ここからはある意味余談です。
以下はといとが何をしたいのか、どういうひとかを紹介しておきます。


といとの将棋歴

自称、雑読み将棋指し。現状、将棋の上達において感覚や読みの話題が先行しすぎてプランニングやストラテジーの重要性が軽んじられていると感じ、感覚に頼らない将棋の指し方を知ってほしいと活動している。

小学生の時、親の影響で将棋のルールを覚えた。中学に進学するとなぜか将棋部に大量入部する流れがあって、そこで入って以来、将棋を続けている。大学では哲学を専攻して、理屈っぽくなる。頭の回転はのろい自覚があり、代わりに読書量で補ってきた。大学の団体戦がといとの将棋観に大きな影響を与えた。
大学卒業後も将棋大会に出ていたが、くじ運がちょうぜつないい機会があり、割と早期に目標だった東京都代表権を獲得して燃え尽きる。しばらく、たまに暇つぶし指して、ほかに某将棋教室を手伝うくらいになっていた。

転機は2019年、将棋を始めたという知人に「初段になれるかな会議」という本を贈ることから。どんなことが書いてあるのか興味があり、自分でも読んでみたら、まるで意見が違ったのと、励ましのことばや精神論が多く、初段になるのにどういう知識が必要かといった具体的な内容がないのが気になってしまった。「あなたは頑張っている、だから大丈夫」の励ましコンテンツは必要だし、自分もするし(くさしてもいいことないしね)、ぜんぜんいいんだけど、適切な方向性を示す本を期待していたので当てが外れた。

それ以降、ほかの将棋入門書を読んで周りにも話を聞いてしているうちに、プロおよびその周辺と、自分周辺に近い大学将棋部出身層との差異を実感。自分でも発信するようになる。2020年に将棋クエストでttoitoアカを取って、そこで将棋を指す機会を増やした。

棋力
将棋倶楽部24(ttoito)と将棋ウォーズ(toito)は四段で、将棋クエスト(ttoito)では六、七段。81道場(toitoi)は六段保存。大学でそれなりに将棋やっていたひととしては、標準か高めと思う。トップアマにはとうてい及ばない。
10年前はもうちょっと高かった(言い訳)。

棋風
おそらく中盤の構想力と時間配分に優位性を持っている。かつては序盤特化型(&キャラ対力)だったが、時代の変化とともに得意戦法だった相矢倉が減っていって、いまの将棋にはついていけてない。
終盤は今も昔も苦手。同棋力の中ではだいぶ弱いほうだろう。


現状の問題意識

1.プロと入門者の将棋が乖離している。
私が将棋を覚えたころと比べて、プロの将棋のむずかしさが増して、お手本にしづらくなってきている。プロや元奨が教えてくれるコンテンツはあっても、高度な思考をいきなりトレースするのは難しい。
初学者は注意を向ける容量が小さいため、まずは一転集中をするべきだ。将棋の場合、攻めに思い切り注意を注いで、次に守りに気持ちを振って、最後に全体を見てバランスを取るのがいい。スモールステップの話はどこかでしたことあったけど、注意の向け方も身の程にあっていないと役立てづらいと思う。

よって私は、気楽に、雑に攻めればいいと発信する機会が多い。それが初段までを目安に、上達の手助けになるはずと考えている。

2.入門者向けのコンテンツが弱い。
私は加藤治郎先生の名著「将棋の公式」で将棋を本格的に学び始めた。古い本なのでさすがにいまではおススメしづらい。しかし、代わりになる現代の入門書は見当たらないとも思っている。ルールは分かったとして、では次のステップに進もうと思っても、そのための本がないせいで定着してないのではと危惧している。

ということで、私は入門者向け棋書の決定版を書くのが目標としている。
そのため自分の知識を増やして、整理している途中。

情報量の非対称も問題である。勝ち負けを考えると序盤はどうでもいいのに、本もサイトも序盤の話がやたらと多い。すぐ勝てる、見るだけで強くなるみたいな言説も多すぎる。すぐに役立つものはすぐに役立たなくなるのです。中終盤の地力が大事なはずなのに特に中盤のコンテンツが手薄なので、自分の手で拡充しようとしている。
まあ、すぐに役立たないなら売れないんだろうね、いいものを書けたところで。私は半分以上趣味で書いているので(文章力は鍛えたい)、売るためのテクニックには靡かないように気をつけている。

中盤を最終盤は自分が手をつける必要はないかな。詰将棋はたくさんあるから、自分のレベルに合った詰将棋をやっておけば間違いない。

3.将棋界における言説の混乱が嫌。
プロの将棋に対する言説も、ちょっと的が外れていやしませんかとよく感じる。某天才棋士とAIとの関係とか、おのおのが好き勝手言ってるなと。一方で受けが強さが売りといってみたり、もう一方では攻めが鋭いところが凄みといってみたり、AIの力をうまく取り入れてうんぬん。おのおのが自分の見たい要素を見出しているだけに見えちゃってるのが気持ち悪い。
あと緻密流と呼ばれた先生はいまでも緻密で、丸太って感じではないよなーとか。まあ、この辺は個人の感想ですね。野蛮との表現ならありくらいの機微なので。

このため、私はプロの将棋についてはほとんど語らない。自分では、物語性もエモも排除した言説を扱いたい。

4.論理性の欠如。
将棋におけて論理的に考えるってどういうことか。何かひと言でいうと、推論と明示することだと思う。
世にはびこる感覚を鍛えろうんぬんの話は大っ嫌い。生まれてこのかた、感覚を磨けってアドバイスはしたことがないし、役立った覚えもない。感覚が無用とは思わんけど、磨きたいなら瞑想でもすればいいんじゃないですか? 棋譜並べよりは効果あると思うけど。指導者がするべき話ではない。
あと才能でくくりがちよね。これも好みではない。

将棋は論理的ゲームと強調されることもある。しかし論理的に将棋を指す方法を解説されているのを見たことはない。まあ、プロや元奨のひとたちはこどものころから強かったのだから、論理先行でやっていないだろうし仕方ない。だから自分でやることにしたわけだ。

自分が知る数少ない例外として「琴葉将棋実況」があり、おススメできる。対局中に行った推論を示している。

(更新止まっているっぽいけど過去動画だけでも十分な量)

もちろん楽しさも勉強法もひとそれぞれ。感覚派のひとを否定するつもりはない。私は自分に合った理屈っぽい論理性を重視した発信をするポジションを取る。

私の書いている本は正しさを直接は求めず、推論と検証を行う。


ほか

いくつかの領域で、初段並を目指してやってみて達成したりしなかったりした結果を列挙していく。そこそこまで行くのはできるようだけど、すぐに飽きるので極めるまではいかない。

TOEIC715点。少し前の話なので、いまはもっといい点数を取れるはず。

応用情報は1回受けて二次で落ちた。疑似コード読んだ経験なんてほぼないのに、調子乗ってパーセプトロンを選んだのがなー。2、3回受ければ1回は取れるだろうから、コロナが落ち着いたら取るつもり。

競技プログラミングのAtCoderでは、1年ほどやって、1000点超えるところまで行った。目標とした1200点いけるはずと思えたので自分では満足しておる。

チェスはlichessというサイトのレートでrapid2100点を超えた。将棋でいうと三段くらいみたい。もうちょっと上がりそうな手ごたえがある。だらっともう少し続けて、レート上昇止まった頃に報告記事書くつもり。

漢検1級はちょっとやってみたが、どこかの解説サイトで年々難化していると見てやめた。自分は目標のギリギリを目指すタイプなので、基準が変わっていると聞くとやる気がなくなる。

これからは、統計とか、データサイエンスとか、将棋ソフト理解のために興味はあるので、おべんきょしたい。
全般的に、理系憧れが強い。

(2021年12月時点)

連絡先

メールアドレス
toitoShogi@gmail.com

夢は自分の書いた将棋入門書を他人の力で出すことです。出版社の方、連絡待ってます!

ツイッター
https://twitter.com/toito_shogi/

キンドル本できたとか、noteの記事書いたとか、報告します。ほかに将棋の役に立つ情報を発信したい(願望)。
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