２月の受賞者一覧と選者の講評

選者：水源　純（＠jun_min）　以下、敬称略

グランプリ受賞者

・岡本浩士（@xUzElO2tO17VfPs）

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選者の評

力強さとコミカルさを併せ持って、「生きる」ことへの意志が鮮やかな一首でした。作者のご年齢を存じ上げませんが、片足どころか両足突っ込んでいるとは。年齢的なものというより、何かご病気をお持ちなのかとも想像しました。そう思うと、このファイティン（グ）ポーズはより躍動感をもって、ぐっとくるのです。

佳作　受賞者

・雫きらり（@shizu_ku_kirari）

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選者の評

羽化に喩えての女性的な恋歌。透明なものは透明なまま在るわけにはいけず、色づいてゆきます。それは良くも悪くも。丁寧で繊細な言葉運びで、生まれ変わるために必要な時間をも見せてくれました。

・kyuka（@paulelisuka）

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選者の評

ドラマのワンシーンのように鮮やかに情景が見える歌です。かつ、淡い気持ちは行間に忍ばせるに留めて秀逸。「指先」「冷たい」の言葉の重なりも、恋のはじまりのような初々しさを表現しているようでした。指先もろとも、「私」の気持ちも持っていかれたのでしょう。

・KID★（@U1dc0OqS4n8gtvP）

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選者の評

単なる「無いものねだり」ではないことが、3～4行目で明言されます。補いたいという欲望は、人としての成長に必要なものかもしません。足りないところを引き受けてしまえば、いっぱしの大人になれるかもしれない。それでも、この若さの象徴のような欲望がきらきら輝いて見えます。

いいね賞　受賞者

・もちゅ୨୧⑅*.（@IUwa51）

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今月の選者の総評

Twitter五行歌グランプリ、第一回目ということもあり、選考に入ると、想像していた以上の緊張感のなかに居りました。それでも、いい歌々と向き合う時間は格別です。ありがとうございました。

テーマが自由ということで、投稿する皆様も悩まれたことと思います。また、五行歌という詩形そのものが自由すぎて、初めて挑戦してくださった方はそこにも戸惑いがあったかもしれません。あと九回続きますので、ぜひ続けてご応募いただけたらと思います。この自由さのなかで表現することがどんなに楽しく心地よいかを、体感していただけたら幸いです。

次回3月は山崎光氏が選者となります。
以降、偶数月を私、水源純が担当し、奇数月をゲスト選者として様々な五行歌人に選をお願いする予定です。

今回受賞された方のお歌は、月刊『五行歌』4月号でも受賞発表されます。
雑誌を購入して読みたいという方は下記URLからご購入をお申込み下さい。

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3月募集について

次回、3月の募集は3月1日の0：00にツイートされます。
募集要項は以下です。