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子どものために最善と思っていた言葉は、ただ自分を守る言葉だった

TCSプロコーチ 白崎あゆみさんの著書「子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ」を読みながら、我が家の場合で書いてみたいと思います。

「あなたが楽しければ、できなくてもいいの」

私が5歳くらいまで息子に投げかけていた言葉です。

今中学生の息子は、幼い頃は激しい癇癪持ちで少々個性が強いです。
幼稚園の行事で予行演習までは見本になるくらい張り切って参加しているのですが、いざ本番になり、私の顔を見ると一気に緊張が高まりパニックになり・・・
逃げ出そうとしたり、怒り出して暴れたり、先生から羽交い締めにされる姿しかみたことがない程でした。

私がプレッシャーをかけているからだろうか。
できないといけないと思わせているのだろうか。

だから、ご機嫌で楽しんでくれたらそれで十分。
いろんな育児書にも、”結果よりその子自身が楽しいことが大事”とか書いてあるじゃない。

「できなくったっていい、あなたが楽しいと思えてるなら」

私はその時、これが最善の言葉だと信じていました。

年中の最後のお遊戯会の時、当時の担任の先生が
「この壁を超えさせます」と宣言されました。

とても覚悟を持って息子と接しようとしているのが伝わり、私も今まででとは何かを変えなければ・・・

「とっても頑張っていると聞いている。あなたの踊る姿を見るのが楽しみだ。」

と、言葉を変えて伝えることにしました。
そして初めて舞台から逃げ出さず踊りきることができ、その日から一度も行事に参加できなくなるようなことが無くなりました。

当時息子に、先生とのやりとりを聞いたら

「ドキドキして怖いかもしれない、でも、そこを我慢してみたら、その先にとっても楽しいワクワクが待ってはずだよ」

「だから、我慢してワクワクをみたいと思った。」と、聞いた時、
私は初めて彼は「頑張れ」と叱咤激励をして欲しかったのだと知ったのです。

その夜、彼は緊張感からの解放から熱を出しました。
それくらいの全力で立ち向かって行こうとしたんだと思います。

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「できなくてもいい」は息子自身を受け止める私なりの承認のつもりでした。
でもそれは、できなくてまた暴れる姿を見ることになる自分への守りの言葉だったのかもと、コーチになった今は思います。

そしてその言葉は息子には承認として伝わっていなく、
”できるはずと信頼されていない”
と感じていたのかもしれません。

自分が良かれと思っている言葉が、子どものココロに届く言葉であるとは限らない。きっと響くタイミングもあるんだと思います。

使っている言葉か絶対だめとかではありません。
その時々でどんな言葉が届くのか、発している言葉が自分のために言っていないか、そして何よりシンプルに「応援している」と伝えるにはどうしたらいいのかを考えていくことが大切なのだと思います。
それが本書にも書いてある「自己肯定感低下のスパイラル」を断ち切る方法なのだと感じています。

だから、私はコーチングを学んでいる。
そしてコーチとしてみなさんと一緒に子どもの自己肯定感を上げるためにできるコミュニケーションを考えていきたいと思っています。

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