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【農家さんを支援する】たまねぎのマルチ剥がし・オクラ定植

今回は、たまねぎのマルチ剥がしと、オクラの定植をメインでやりました。写真はオクラの苗です。

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雨の中での作業となり大変でしたが、定植後の水やりをする手間が省けたので良かったです。きちんと根が張っていってくれることを祈ります。

ところで「マルチ」に関してですが、正式にはマルチング・フィルムです。下の写真のようなビニールで地表を覆うシートです。

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マルチの効果
・土の水分の蒸発を防ぐ(水やりの回数も少なくて大丈夫)
・土の急激な温度変化を防ぐ(作物が季節に変化に対応しやすい)
・雑草を抑制する(雑草を抜く手間が省ける)
・土の病気を防ぐ(病原菌の侵入を防ぐ)
・土の質が保たれる(雨風による風化を防げる)

マルチの種類
黒マルチ・白(透明)マルチ:雑草抑制・保温効果
シルバーマルチ:土の温度上昇抑制・反射光によりアブラムシ・アザミウマの発生抑制

上の2つは、収穫後、土から剥がして回収しなければなりません。時間が経つにつれて、ビニールの劣化が進みますので、剥がすのが大変になります。

雨の日の後など、土が軽く湿っている場合には、土から剥がしやすくなります。しかし、雨が続きマルチにたっぷり水分が含んでいますと、マルチ自身がとても重くなってしまうことがありますので注意です。私も今回経験しました。。

なので、マルチの回収が不要なモノもあります。

生分解マルチ:土の中に存在する微生物により、マルチを分解してしまいます。土と一緒に漉き込んでいくことで、マルチの回収と廃棄コストを抑えることが出来ます。
紙マルチ:こちらも自然分解します。しかし、水には弱いです。

マルチ剥がしは相当大変な作業です。ネットで調べてみますと、マルチ回収機なるものがありました。これを使用するのも手ですね。

今回感じたのは、自分が農業する上でどこまで「機械化」を進めていくのかということです。コストとのバランス感覚が必要です。

なぜなら家庭菜園では無く、「農業」となると、中・大規模の農園で多くの作物を同時に育てていきます。そうなると、人力でやるには相当の労力やコストが掛かります。

人力でやる場合、人手が必要になります。そして、「ヒト」を継続的に、安定的に、採用するというのは、かなり高い不確実性を抱えることになります。

機械化を進める場合、農機具を揃えると、購入コスト・メンテナンスコスト・故障コストを常にウォッチしないといけません。

これらのバランス感覚は、農業経営する上で、重要な経営判断になりますので、今後も色々な農家さんを支援しながら勉強させていただこうと思います。

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