見出し画像

カレーライスと陰陽道

カレーライスと陰陽道。一見、関連性が見当たらないこの2つだが、よく考えると奥深いつながりが浮かび上がってくる。陰陽道の基本的な思想である「陰」と「陽」は、自然界のすべてのものに存在する相反するエネルギーとされる。この陰陽のバランスは、和の精神を持つ我々日本人の生活や考え方に深く根ざしている。


では、カレーライスにもこの「陰」と「陽」は存在するのだろうか。実は、カレーライスはこの陰陽の絶妙なバランスを持った食事と言えるかもしれない。カレールーの辛さ、濃厚さ、香ばしさは「陽」を、一方で白いご飯の柔らかさ、甘さ、さっぱりとした味わいは「陰」を表していると感じる。


陰陽マークを思い浮かべると、白と黒が入れ替わりながらも、一つの円の中で完璧なバランスを保っている。カレーライスを食べるとき、ルーとご飯が口の中で交じり合うその瞬間、陰陽の調和を実感できるのではないか。ルーだけでは辛すぎ、ご飯だけでは物足りない。しかし、2つを一緒にすることで、完璧なハーモニーが生まれる。


このように、日常の中にも陰陽のバランスを見つけることができる。カレーライスは、日本の伝統的な価値観と、外国からの影響を受けた食文化が絶妙に融合した、まさに陰陽の象徴とも言える食事なのだ。

#カレーライス #陰陽の調和 #日本の食文化 #伝統と現代 #カレーとご飯のハーモニー #エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?