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今年の”I”を伝えるレターです。@東北ターンLab.【振り返り:ひろえ】

こんにちは!冨山浩恵です!
岩手県山田町出身で、現在は北海道の大学で社会福祉と精神保健について学んでいます!

今年度は実習や長期インターン参加など、初めてのことが多く何かと忍耐力を付けられた年で(汗)、常に何かに追われていたため心にも体にも余裕のない一年になったように感じます。

東北ターンlab.の活動は、そんな目まぐるしい毎日の中でぞんざいに扱ってしまっていた「自分の中で大切にしたかったもの」を思い出すきっかけになり、大切なものを守っていくために何をすべきか多くの学びを得る機会となりました。


特に印象的だったのはTEDICの個別プログラムで、
「自分のスキをあの人に伝える写真集をつくろう」というテーマで活動しました。


写真家の平井慶祐さんをお招きし、写真の取り方や写真をとる上で大切なことをレクチャーしてもらいました📷

私は、テーマの胆である「伝える」ということが得意ではなかったのですが、自分の気持ちを素直に表現したい、表現の仕方をもっと考えたいと思えた活動となりました。

レクチャーでは、

僕はこう思う。君はどう?

これを発信に使うことで、”I(私)”が先にあるコミュニケーションが取れるというお話がありました。
「僕はこう生きている、きみはどうか?」と自分の気持ちを伝えた上で相手にも気持ちを伝えられるという「伝え方」の考えを教えていただきました。

私は、写真に限らず、普段のコミュニケーションの中で「私はこうだ」で終わってしまったり、自分の意思を表現せずにコミュニケーションをとってしまいがちなので、「伝え方」を考えさせられました。

また、メンバー内で写真を共有する際、自分らしい、自分がいいねと感じた「Myいいね」と、共感性が高く、より多くの人からいいねと言ってもらえるような「Ourいいね」の2つの軸で写真が構成されていることを学びました。

自分がいいなあと思っても、他の人がどう思うのかで不安を覚えることは写真に限らず沢山あります。それでも、まずは自分がいいと思ったその気持ちを大事にしていくことが何かを伝える上で大切なのだと思いました。


東北を離れてから、震災について人に話す機会や震災について考える時間が極端に減りました。その理由の多くが、「どうせ興味がないだろう」と聞かれたこと以外は答えないようにしていたことや「こんなことを話したら引かれてしまうのではないか」とこれまでとは異なる環境で自分の気持ちをこれまで以上に抑えてしまっていたからなのでした。
それでも、震災があってもなくても大切な人の「笑顔を守りたい」という気持ちから、大学生活で沢山のことに挑戦し、自分にできることは何か模索する日々を過ごしてきました。

でも、「誰かのために」だけで頑張っていたためかいつの間にか「なんのためにやっているのか」という目的意識や自分自身の気持ちを置いてけぼりにしてしまい、自分の周りには誰もいないのではないかという孤独感やこの先どうしたらいいのかわからない不安に駆られていました。

しかし、今年は東北ターンlab.の活動を通して自分自身と向き合い、対話をすることの重要性と面白さを改めて感じることができました。また、様々な団体の活動やそこで活動している方たち、ターンlab.のみんなと繋がるきっかけができました。


これからも東北ターンlab.のメンバーはもちろん、普段一緒に活動をしているメンバー、これまで関わってくださった方々との繫がりのなか、自分のことも考え、繫がりを大切にしていけたらと思います。

誰かのためにだけでなく、自分のことと他者のことを考えて、つながりを考える。

そんな当たり前のようで難しいことを今からでも少しずつ大切にしていきたいです。

そのためにこれまで学んできたデザインやマーケティング、ライティングなど様々な「伝え方」をさらに学び続け、対話を大事にしていきます。

今回の活動全体を通して一言、「おら、東北に帰りてええ」という気持ちになりました。進学で北海道に来て3年。ずっと帰りたい気持ちはありますが、改めて自身の東北愛を感じる機会となりました。

また、活動で携わった各団体のイベントに参加したり、活動拠点やメンバーの元へいつか足を運んでみたくなりました。

東北に帰った際にはぜひお付き合いください、、、

改めて、沢山の学びと出会いを有難う、東北ターンlab.!


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