見出し画像

【2021年2月1日リリース】東北観光百科とは?


こんにちは。きっかけ食堂の弘田です。この記事ではNPO法人きっかけ食堂が取り組む「東北観光百科」という活動について説明します。

「東北観光百科」〜私が感じるありのままの東北を〜
きっかけ食堂に関わるメンバーや関係者が紹介したい東北の人、もの、場所に訪れ、実体験、インタビューや取材を行い、それを記事にまとめて情報発信を行います。

※本事業は公益財団法人パブリックリソース財団「J-Coin基金」の助成金を受けて実施いたします。

画像1

(取材で訪れた福島県相馬市松川湾の景色)


なぜ、この活動を始めるのか?

コロナ禍でありながら、東北に行かなくてもよい関わり方を提案し続けたきっかけ食堂がなぜ、「観光」という切り口で情報を発信するのか?

それには大きく2つの理由があります。

1つ目は、新型コロナウイルスで影響を受けた方への支援です。きっかけ食堂、またはメンバーででお世話になっている東北の生産者や事業者さんが、新型コロナによって影響を受けているのは事実です。少しでも力になれればと思い、私たちにできる伝えるという活動を実施することにしました。

今回、もちろん観光という切り口でお伝えしますが、通販やその他、幅広く地域と繋がる機会も紹介できればと思います。


2つ目は、「日本一、東北に楽しく関わるきっかけになる」というMissionに対して"観光"という切り口を提供したかったからです。今までは、東北に行かないで繋がれるきっかけ食堂を作ってきましたが、組織が大きくなるにつれ、足を運ぶきっかけも作りたいと考え始めました。

一人一人が思いを持って東北と関わってきた組織だからこそ、普通の観光記事ではない、記事を見た人が会いたいな、行きたいなと思える記事を作れると考えています。

画像2

(岩手県花巻市「白金豚」高橋社長にも取材させていただきました!)2019年9月撮影


きっかけ食堂メンバーだからこそ伝えられることがある

2014年5月の任意団体時代から私たちきっかけ食堂は東北と都市を繋げるきっかけを作り続けてきました。そして、それは今、全国9拠点に広がり、運営メンバーも20人、寄付者も100人近く、多くの方に支えられながら運営しています。

私たちが他の団体や活動に負けないものがあるとしたら、一人一人の東北地域や人に対する『熱量』です。

今回、取材・記事執筆に関して取材班として特別なスタッフがいるかと言えばいません。ライティングの専門家もいません。

そんな中でも、伝わる記事を作るためには、運営メンバーが見えている素晴らしい東北の魅力を、一人一人の表現で、言葉で、体験で語ることだと考えています。

荒い文章が多いかもしれません。ただ、メッセージ性、自分の地域を知ってほしい!という思いは、どの観光記事より負けないものを目指し作成したいと思っています。

画像3

(南相馬市ごろくファームさんでいつも大量の野菜をもらいます!)


3月末までに岩手・宮城・福島の中心に20記事配信予定

取材に関わる運営メンバーは約15名、それぞれが伝えたい地域に訪れ取材します。農家、水産加工会社、旅館、ゲストハウス、飲食店、酒蔵など、幅広く紹介させていただきます。

岩手県は、洋野町、宮古市、岩泉町、花巻市、釜石市、盛岡市。

宮城県は、気仙沼市、南三陸町、石巻市、女川町、山元町、松島町、塩釜市。

福島県は、白河市、南相馬市、浪江町、田村市。

上記の地域は予定ですが、3月末までに様々な地域の魅力を発信していきます。ぜひ、楽しみに更新をお待ちください。

また、「私もこの地域の魅力について記事書きたいな〜」という方いれば、遠慮なくご連絡お待ちしてます。(取材経費の補助あり)

あなたの熱い東北への思い、東北観光百科で伝えてください!

画像4

(大船渡産のアワビを丸ごと使った、アワビ天丼!どこで食べれるのか?)


新型コロナウイルスへの考え方

本事業「東北観光百科」では残念ながら、現地には行かず、オンライン取材を行い記事執筆に至るケースがございます。ただ、オンラインであってもしっかりと魅力をお伝えできるよう記事執筆を進めて行きます。

また、取材期間は10月〜2月。現地訪問した地域や事業者さんへは、事前の許可とコロナ対策を取って訪問しております。

「こんな時期に観光を促す記事?」と思う方も一部いらっしゃると思います。もちろん仰る通りだと思います。

ただ、タイミングを計る(政府の方針など)、観光客自らがコロナ対策を徹底する、そして訪問する地域には事前に許可を取るなど、できる対策は沢山あると思います。

手間はかかると思いますが、こんな時だからこそ、過度な遠慮ではなく、みんなが準備して、配慮し合い、最大限安心安全な状態で観光にいけば良いと私たちは考えています。

画像5

(女川町のハマテラス!マスクして、時期を考えて観光しよう!)


編集担当より

最後に本事業で編集を担当する柏木よりメッセージをいただいて、東北観光百科の説明を終わります。2021年2月〜3月どんどん更新していきますので、是非、ご覧ください!


こんにちは!
きっかけ食堂東京メンバーの柏木彩織です。

東北にどっぷり浸かった大学生活。
その集大成である4年目は新型コロナウイルスの影響もあり、ほとんど足を運ぶことができなくなってしまいました。

行けば当たり前だった、東北でのたのしみ。

最高にかわいいおばあちゃんや
息をのむほどうつくしいローカルビーチ
絶対に湯冷めしない激アツ銭湯
数え切れないくらいたくさんある美味しいごはんたち

当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなくなってしまった時に、
はじめて私はそのありがたみに気がつきました。

本当ならいけるはずだったお祭りに行けない寂しさ。
観光が衰退し、いつもお世話になっていた旅館が、ゲストハウスが、苦しんでいるのに行くことのできない悔しさ。
会いたい人に会えないもどかしさ、悲しさ。

気がついたから、残したかった。
みんなの想いを残せる場所を作りたいと思いました。


この東北観光百科は、記事を通して、東北観光をもっと身近に感じてもらい、もっと知ってもらうためのツールではありますが、
それと同時に、わたしも含め、東北愛の強いメンバーが大好きな場所を「大好き」と公言でき、「これからも関わりを持ち続けるんだ」と決意表明をする場でもあると感じています。

いつかまた、自由に旅行ができるようになったそのときに
東北観光百科を読んだ人と、
東北観光百科を書いた人が、
東北観光百科に載った場所で出会えるような
そんなしあわせな奇跡が起きればいいなと願っています。

編集部 柏木 彩織(立教大学4年生/東京メンバー)


画像6




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?