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【SHAREmarché】ができるまで②「若者がチャレンジできる場を作りたい」

こんばんは!
Note投稿担当のささのすけです。
コロナウイルスが流行していますね…見えない敵に不安を抱えてしまう日々ですが、コロナウイルスに負けないように、手洗い・うがい・アルコール消毒を毎朝暗唱しながら頑張っているささのすけです!

さて、今回の投稿は【SHAREmarché】を作り上げるために頑張っているキャストメンバーのインタビューを皆さんにお届けしたいと思います!
第1発目のインタビューは私たちdéfiの代表者であり、【SHAREmarché】の発起人である「しおん」こと、菅原 詩音(すがわら しおん) さんです。

それではどうぞ!

①普段の活動について


―普段は何をされているのですか?
 
 はい、私は大きく分けて3つの活動をしています。
 まず1つ目が、今私は大学で「コミュニティデザイン」を学んでいる大学3年生です。簡単にコミュニティデザインのことを説明すると「まちづくり」なのですが、地域の人たちが地域の人たち自身で町おこしができるように、地域の人たちを伴走するデザインを学んでいます。伴走するにあたって、チラシや冊子などの目に見えるデザインと、場づくりや関係づくりや目に見えない関係づくり、という見えないデザインの両方が必要になってくるので、この2つを学んでいます。

 次に2つ目が「空と糸」という個人事業をしています。「空と糸」ではスコーンやブラウニーといった一般的なお菓子を同世代のデザイナーの子たちに毎回ラッピングのデザインをお願いしたりして、少しこだわって売っています。あとは店舗をお借りして営業などもさせてもらっていて、ルーロー飯だったり、スープを売ったりしています。

 最後の3つ目は「YOKOSAWA CAMPUS」という活動をしています。私を含めて6人のメンバーがいて、岩手県紫波町でフラットに若者が活動できる環境づくりを目指して古民家の改造やカフェを作ったりしています。ちょうど今クラウドファンディング中で、予定通り進めば5月にオープン予定です。
 この3つが大きな活動ですかね。

―話を聞いている中で、しおんさんは地域の中に出ていくこと機会が多いと受け取ったのですが、地域の方とのジェネレーションギャップや関係性についてはどうやって形成しているのですか?

 そうですね、可愛がってもらうようにしていますかね。笑
 最初は本当に「出て行け!」だったり、「学生が来ても何も変わらない」って言われてしまうことがあったのですが、可愛がってもらえるように、地道にコツコツまちと関わりを持つようにしたり、何度もミーティングをしたりすることでちょっとずつ関係性を築いていくようにしています。

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②【SHAREmarché】を立ち上げるまで

―そんなたくさんの人との関わりを繋いできたしおんさんですが、今回学生マルシェ団体【SHAREmarche】をやろうと思ったきっかけはなんですか?

 私が今東北芸術工科大学(以下芸工大)にいるということもあるからなのかもしれませんが、周りに手に職をつけた人が沢山いて。でも、そんな若者たちがフラットに活動しているのに活躍の場が少ないなと疑問を抱いていました。また、学科外や他大学の学生との交流がなかなかないのが勿体無いなと感じていました。
 例えば、芸工大の学生なら、ジャンルは違うかもしれないけれど、「アートやデザインを学びたい」って同じ目的や気持ちを持って同じ大学に入学しているはずなのに、繋がりがなくて。交流や繋がりを持つことができたらもっとお互いに活動の幅も広がるかもしれないのに、って、なかなかそのチャンスがないことを私は凄く悔しいなと感じていました。
 そこで、これから私がやる卒業研究では、せっかくだから若者がチャレンジできる場を作ろう、と思いました。

―なるほど、そうだったんですね。そこからどうやってマルシェに?

 はい、私は高校3年生から「Green Loop Sendai」(以下GLS)のキャストをやらせていただいていて、今年で10回目になるのですが、毎年何かしらの形で関わらせていただいます。キャストを通してたくさんの人脈を得ることができたし、「しおん!」って私のことを呼んでくださる大人のかたも沢山できました。
 だから、この経験が、マルシェという場所が、若者がチャレンジできる場になるんじゃないのかな、と考えました。これがきっかけですね。自分の疑問や悔しさを題材に場作りをしたいと思ってできたのが今の【SHAREmarche】という学生団体です。

―GLSの運営に学生でマルシェをしたいと声をあげた時の反響はどうだったのですか?

 それがするっと通ったんです。笑
 GLSのキャストリーダーであり、BBQマスターであり、マルシェのど真ん中でバナナを食べちゃう凄く面白い大人の下司さんという方がいらっしゃるのですが、下司さんに昨秋のマルシェの時に、学生マルシェ団体を立ち上げたいっていう思いを打ち明けてみました。そしたら、「フェスの空いているスペースを使えそう!」って言っていただいて。そのあと1ヶ月後くらいに2人で打ち合わせをして企画書を書いて、上の人に渡したらOKをいただくことができました。
 実際にやれるなんて、正直思っても見なかったのですが、有り難いことにトントン拍子で進んで。キャスト募集をする時も人が集まるか凄く不安だったけれど、今やキャストメンバーは40人集まってくれました。嬉しい反面緊張はしましたがね。笑

―しおんさんの今までの繋がりの積み重ねがあったからこそなんですね。

―主宰という立場についてはどう思っていますか?

 そうですね、正直、主宰とは自分ではあまり言いたくないです。みんなと一緒に参加したい!っていう気持ちの方が大きいです。同じ立場で、目線で、一緒に進んでいきたいと思っています。
 あとは、今まで自分は立ち上げの立場として声をかけたり、仕事を割り振っていたりはしていましたが、なかなかマルシェに対してのアツイ思いをなかなか出せずにいたので私の中ではモヤモヤしていました。
 でも、最近になって少しずつ各チームの熱が進んできたと感じていて。だから、「私が代表者として団体の安心感を作り上げ始めよう!」と思うようになりました。今はすごく楽しいなと感じています。こんな面白い団体の主宰をやらせてもらっていて、とっても楽しいです。
 実は「幸せノート」っていうノートを半年間続けていて、最初は天気のことやそういう小さな幸せを記していたのですが、今はdefiのことばかり記していますね。ノートを見返すのが楽しいです!笑

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―「幸せノート」とても素敵ですね!最近はdefiのことばかり書いているということですが、しおんさんの考える学生マルシェの強みとはなんですか?

 そうですね、ジャンルフリーなところでしょうか。コーヒーだったら苦くて子どもはなかなか飲めないと思いますし、パンも親についていくだけで終わってしまうことが多いのではないかと思っていて。
 だから、【SHAREmarche】では子どもは勿論、世代を超えたいろんな方々が楽しめるような場所にできると思っていますし、そういう場所にしたいと思っています。強いて言うなら、活動するきっかけがない人や、学生の魅力にまだ気づけていない人たちに、新しいチャレンジへの気づきになってくれればとても嬉しいです。あとは、キャストである学生の輝きをぜひ見てもらいたいですね。

③défiメンバーへメッセージ

―最後に、défiメンバーへメッセージをお願いします。

 マルシェが今流行っていて、人を集めて成功できればマルシェとしては成功なのかもしれませんが、私は「【SHAREmarche】は今回のメンバーだから出来ていた!」と言って終わりたいと思っています。
 だから、キャスト全員で作っていきたいし、悔いの残らない、関係性を最後には築き上げていたいです。一生懸命悩んで、楽しんで、終わった後もマルシェ外でも会えるような環境を作り上げたいと思っています。みんな、最後までよろしくね!

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どうだったでしょうか?
とっても素敵なインタビューだったのではないかと思います!
次回の投稿は、【SHAREmarche】ができるまで③と題し、約1ヶ月ぶりの集結となる全員ミーティング@仙台の様子をお届けしたいと思います!

次回もぜひ読んでくださいね!それではまた!

                       出店者紹介チーム ささのすけ

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