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採択者の声:電気通信研究所・横田信英先生

電気通信研究所の横田信英です。私が研究分担者として参画したアンサンブルグラント採択課題とその後についてご紹介いたします。


2016年当時、私はアンサンブルプロジェクトWG委員を担当しており、第2回アンサンブルワークショップでご参加いただいた電気通信研究所の高橋秀幸先生(現 東北学院大)と災害科学国際研究所の杉安和也先生(現 岩手県立大)と意気投合し、「とりあえず何かコラボをしましょう!」という大雑把な方針が決まりました。そして、各々の連携について検討を進め、「IoT機器を活用した沿岸部地域向け自律分散型避難行動支援システムに関する共同研究」というタイトルで2016年度アンサンブルグラントに採択されました。さらに、メンバーや研究対象を拡大し、「IoT 機器を活用した人と環境調和型の防災・減災機能とジオデザインに関する共同研究」というタイトルで2018年度アンサンブルグラント第2ステージに採択されました。詳細は以下の記事によくまとまっておりますのでぜひご覧ください。

http://web.tohoku.ac.jp/aric/archives/interview/003.html

 

主要なメンバーである高橋先生・杉安先生らが異動されてから数年経過した現在ですが、コラボは続いております!特に、IEEE Global Conference on Consumer Electronics (GCCE)と呼ばれる国際会議において、高橋先生・杉安先生らと共に2018-2021年の4年間連続で防災×IoTをテーマとしたセッション「Practical Issues, Systems & Applications for Disaster Risk Reduction」を企画・開催している点は、アンサンブルプロジェクトを通じて得られた大きな成果であると思います。このような継続的取り組みは、他大学の研究者らも巻き込んだ大規模な学際的共同研究体制の構築につながりつつあり、近い将来に大型予算の獲得や顕著な社会貢献を果たすこともあるかもしれません。

 

私達の連携を具体化するきっかけとなったアンサンブルグラントでは、成果が得られるかどうかを判断するための予備検討についても公正な審査によって支援を得ることが可能です。アンサンブルプロジェクトを通じて、異分野の研究者同士の共同研究についてもお気軽に検討されることをお勧めします。

 

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