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研究の成果を広く利用・活用してもらうためには

 未来科学技術共同研究センター(NICHe)の相田です。前回は、若手アンサンブルプロジェクト発足の経緯を紹介いたしましたが、今回は、NICHeは何をするところなのかについてご説明したいと思います。

 若手アンサンブルプロジェクトは、noteでみなさんが説明していますが、学際研究を行うきっかけとしていろいろなイベントを行っており、マッチングをした萌芽的な研究について、グラントとして研究費をサポートしています。さらには、グラントでの研究を基に、もっと大きな競争的資金を獲得して研究を更に発展させて欲しい、という希望もあります。

 では、グラントで実施した研究のほか、みなさんの研究で素晴らしい成果や大きく進展した後はどうしますか?もちろん、その研究成果を学会や論文で発表したり、特許を申請したりすることになると思いますが、それで終わりでしょうか?

 NICHeが発足した20年以上前は、多くの研究者は、論文や学会発表が終われば、あとは興味を持つ民間企業がコンタクトしてくるのを待ち、研究成果を役立ててもらうというスタンスで、今で言う「産学連携」の概念はほとんどなかった時代です。 NICHeはそのような時代に、当時の工学研究科の先生方の研究成果の中で、実用化・製品化をすることで、新しい技術や産業を生み出せるもの選抜し、学内の業務を免除する代わりに、開発研究を行っていただくために設立した部局です。そして、開発研究を行う組織とは別に、その先生のサポートを行う専門の組織の2つをNICHeは有しています。簡単に言うとNICHeは、学内の雑務はやらなくていいから、早く研究成果を社会に役立つ形にしてください、そのサポートは専門の職員が行います、という活動拠点になります。

 今でこそ、本部の産学連携機構や各部局が「産学連携」で民間企業との共同研究を盛んに促していますが、NICHeは東北大学で最初に本格的な「産学連携」を行った組織として紹介されています。

 ということで、私は博士(工学)の学位はありますが、現在は研究者ではなくコーディネーターとして、みなさんの研究成果を社会に広めるべく活動しています。このようにみなさんの研究成果を広めるための組織もあることを、心にとどめて頂けるとありがたいです。


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