【雑記】ピコピコ中年、小1男子のゲームセンスにむせび泣く
はい。ピコピコおじさんですよ(ファミコン体操をしながら登場するも通報されて事案発生)GWはアレやコレや出来事が多かったため、追っかけ再生のごとくチクチクとnoteを綴る長谷川誠です。
GW、妻の実家にお邪魔しました。
ノー制限ということで、久しぶりに埼玉からきていた甥っ子2名とも遊んだ(遊ばれた)わけですよ。小学1年生のY君と幼稚園年長さんのH君です。
以前に妻の実家で会った際、ゲーム好きのピコピコ中年であることを持参したswitchでアピールしていたんですね。ほうら、ゲームは素晴らしいだろう?君らは立派なゲーマーになるんだよ、と。思春期に突入しても「いい年してゲームしているダメなおじさん」とか決して言うんじゃないよ、と(笑)
だもんで、やれ鬼ごっこだ、それ馬になれといった古典的な遊びがひと段落すると騒ぐわけです。「おじさんのswitchを出せ、貸せ、よこせ」と(笑)
もちろん甥っ子くん達も自分たちのswitchを持参していました。兄弟仲良く1台のswitchを一緒にプレイしているんですが、まず君たちのswitchを見せなさい!と覗き込み、入っているソフトを見て驚いたわけです。
え?『星のカービィ ディスカバリー』が入っているのは良いとしても、『Pokémon LEGENDS アルセウス』入ってるじゃん!!
そう。ピコピコ中年の私が苦難の末に図鑑の完成までたどり着いた『Pokémon LEGENDS アルセウス』。プレイした感触では小学1年生、幼稚園の年長さんはとてもとてもプレイできないんじゃないかと思っていたんです。
オープンワールド風の操作感、今までのポケモンシリーズのような「可愛いポケモン」ではなく「野生の危険な生き物としてのポケモン」。ダイヤモンド・パールのリメイクは楽しく遊べても、レジェンズアルセウスは難しいんじゃないか、と。
データをロードすると、さらに驚愕の事実が…
え?これ、図鑑完成前のストーリー終了までクリアできてるじゃん!?
え?マジか?確かにピコピコおじさんも小1(1983年)でファミリーコンピューターに出会いましたが、初代配管工のマリオブラザーズでカニとハエに翻弄されまくっていたんですが…。
感心していると、小1のY君からさらに驚きの一言
「”色違い”がなかなか捕まらないんだよねぇー」
ちょ、おま…。小1で色違いを厳選してるのか、と。その年齢からガチ勢目指すんですか、と。聞けば、YouTubeのプレイ動画を参考にしてゲームをしているとのこと。時代だねぇ~、時代だよぉ~(もう中学生風に)おじさんの時代なんて、噂レベルの嘘テクや裏技に一喜一憂していたのに…。
”若さ”と”時代”を感じ、自身の少年時代を振り返り、感慨深くしんみりしていると、奪い取られたマイswitchをいじっていたY君が「あ、ゼルダ入っている!やってみたかった!」と騒いでいます。
なになに?ゼルダやりたいの?難しいよ?アクションゲーム下手なおじさんが寝食忘れてプレイして、やっと操作に慣れたぐらいだもの。クリアした時には軽く涙がこぼれたぐらいだもの。あ…だから、それはおじさんのクリアデータだって!いきなりラスボスバトルになっちゃうって!
ほら、厄災ガノン(ラスボス)出てきちゃったじゃん。おじさんクリアしたの大分前だから、もう細かい操作忘れちゃってるよ。とか何とか、言ってみるも、Y君かたくなにswitchを手放しません。
果敢に初プレイでラスボスに挑むY君。隣には羨ましそうにのぞき込む弟君。まぁ、ゲームオーバーになったら諦めるか…と放置していたんですが、これがまあ続くんですよ。食べ物を食べるとライフが回復することにも気がつき、リンゴとか連打でゴリゴリ食わせながら頑張って戦うんです。
あまりにも一生懸命頑張るもんだから、おじさんの華麗なテクを見せて尊敬の念を抱かせようと交代してもらうも、全然ダメ。もう、操作感忘れちゃってるんです。あんなに夢中でクリアしたのに…パラセールすら満足に開けない(笑)
ボソっとY君に「ダメじゃん…」と言われる始末(笑)
仕方なくY君のプレイを見守り続けていると…
ラスボス第一形態をついに撃破!!!Σ(゚Д゚)
そして…やっとパラセールの使い方を思い出したおじさんの助言もあり…
ラスボス第二形態もスルッと撃破!!Σ(゚Д゚)
そして初プレイで何の感慨もないY君。感動のエンディングに(笑)
…。…。…。
何だろう…、この「ゲームを頑張る」っていう感じ、忘れていたような気がします。ピコピコおじさん、Y君小学1年生に教えられました。嗚呼、そうだった…ゲームってこうやって頑張ればクリアできるんだった、と。初めてやるゲームでも楽しんで全力でクリアを目指す。その没入具合と達成感がゲームの魅力の1つではなかったか、と。
ファミコンのソフトはクリスマスやお正月にしか買ってもらえず、悩みに悩んで親にお願いしたソフト名が伝説のクソゲー『スペランカー』(笑)。開始5分で、その難易度から「これって駄目なゲームを買ってしまったのではないか」と涙目に。当時はクソゲーという言葉もなく、泣く泣くスペランカーをプレイし続け、ついにはノーコンティニューでクリアできる程になったことが鮮やかに思い出されました…。
嗚呼、ゲームとは斯くありき。
ピコピコ中年、小学1年生に教えられる。老いては子に従え(違う)の巻。
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