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【自信にまつわること】

失ってわかった事のひとつに「自信のしくみ」がある。
自信を全て失うことは、死を意味している。
だが、生を意味するためには、自信は一つあればいい。
よく言われる言葉だけど、ホントだった。
オレの場合は1日10キロを1年以上走ってること。マッチョになったこと。要は肉体の状態が自信のひとつになった。
コレだけあれば生きられる。生きていける。…という1個だ。
この1個が大事だと思う。この1個はすごい可能性を秘めている。

やった事のないスポーツでも、たぶん80点は取るだろう…という自信
もう少し頑張れば、フルマラソンを走れるだろう…という自信
マラソン大会に友達と出ることが出来る。
それは社会人として出る事になるが大丈夫だ。
社会人として、どんな仕事も3ヶ月あれば80点を取れる。専門職は無理だ。
その頃には子供たちに合わせる顔がなかった事も、ある事になるだろう。オレの人生経験がそう言っている。

そうして徐々に〈自信の可能性〉が広がり続ける事になる。
だから、1個あればいいというのは本当だった。


【歌うこと、描くこと、岩を登ること】

歌を歌う事も自信をつけてくれる。
いや、自信がある状態で、自分を肯定していなければ、決して歌う事が出来ない。もっと言えば、自信を失っている間は〈声を出さない〉たぶん出せないのだろうと思う。

歌う時は、
自分のノドを気持ちのいい音階に合わせて調整しながら、合った所で気持ちのいい思いをし、次のフレーズで同じ事を繰り返す。おんちの人は置いといて。
気持ちがいいという事は、目標の音がノドから出せたという事で、〈小さい達成感があり、小さい自信がつく〉という事だ。

声を出している間、毎瞬、
〈達成自信達成自信達成自信達成自信〉と繰り返す。
〈自分を肯定肯定肯定肯定肯定肯定肯〉と繰り返す。

歌を歌うという事は、そういう事だ。


【うたが歌いたいオレ】

最近、浜辺を散歩しながら、イヤホンで洋楽を聴きながら口ずさんでいた。
英語の勉強もかねて歌詞を覚える目的もある。
単純にノってしまう…というのもある。
誰もいない浜辺で、そのうちに段々と鼻歌の声が大きくなっていく。
まるでカラオケボックスのようだ。

ちなみに、オレは〈カラオケだけは誘われても絶対に行かない派〉だった。
アレは良くない。あの空気はよくない。
オレが歌っている時、対面しているのにみんな曲選びに夢中だ。
オレは誰に向かって歌っているのかわからなくなる。
誰かが歌っている時は、その空気をなんとかしたくなって、速攻でタンバリンを手に盛りあげる。
でも自分の番になると、曲選びにの空気になる。
オレの番が終わると、またイチから空気を盛り上げなければならない。
まるで修行だと思った。

だから、オレはまともに大声で歌った事がほとんど無い。

最近、浜辺で大声で歌ってみたら、歌を歌うことが〈すごい楽しい事〉だと気がついた。
多分、オレの身体が〈自分を肯定〉したがっている。
オレの長い歴史の中で、初めて気付いた大事件になった。

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