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冷徹な人体システムと温かい人の心

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冷徹な人体システムと温かい人の心
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この記事は下記メールマガジンのバックナンバーです

https://mail.os7.biz/b/6GxQ/1795491

■身体の仕組みは機械的だろうか?
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人体とは高度なシステムです これを人間が作ろうと思ったらまだまだ相当な年月がかかるでしょう
肝臓だけとっても人工心臓は作れても人工肝臓はまだまだ先の話です
肝臓は化学工場で基本毒素を中和していきます
すい臓や腎臓の動きも生命維持に必須です
心臓も胃腸の働きも それらが正しく的確に動くことで生命は続きます
肺とのどと口が起こす呼吸も わずかな時間止まれば死に至ります
血液の流れ 神経のつながり
そして脳のシナプス 最近注目の脳のグリア細胞
これらのものが動くことで生命としての人間は稼働します

これらはそれぞれの仕組みによって動くので
人の心とは関係ないと普通は思われていますね

■内臓をイメージしてみる
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内臓の基本的な働きを簡単に頭に入れた上で
イメージをしてみます
たとえば腎臓。
一日に150リットルの水分がろ過されます。
その働きを思い描きながらイメージする。

機械的な活動に見える腎臓が たとえばとてもやさしい人格を持っているかもしれません。
なぜならあなたという人体の総体が存続するための活動をしているわけなので
腎臓はあなたに対してやさしいはずだからです

また肝臓も胃も心臓もあなたに対してやさしいはずなのです
彼らの活動によってあなたの命が存続するからです

あなたの心が傷んだら 内臓も傷みますよね
内臓たちはあなたの心を受け取っているのです
システムとして自律神経でつながっているからと言ってしまうのは簡単ですが
よく意識を向けると 彼らには彼らの 心があることに気づくでしょう
それはスピリチュアルなことではなく
システムとして当然なのです


■人間の愛ももとはと言えばシステム
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母親の子供への愛情ほど強いものはないとよく言われますが
そもそもは子孫を残すための母性というシステムであり
そのシステムが大脳に働きかけると愛情に昇華しているのです
哺乳類や鳥類は みな人間レベルの母性で子供を守ります
それはシステムですが どうみても愛情と呼ぶにふさわしい

男女の恋愛感情ももとはといえば子孫を創るための性行為がやはり昇華している。
鳥類はつがいの相手がいなくなるとずっと探し続けるのだとか。
システムは脳に働きかけて心を創るのです
(最近の研究では鳥類はイルカレベルに頭がいいということがわかったようです)

■人体のシステムは思考している
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人体の全システムは統合のあなたが生存を続けるためのものです
なので 全システムはあなたを大事に思っています
あなたがあなたと思っているあなたは全システムの一部にすぎません
大腸には人のDNAと無縁のよそものの菌が膨大にいます
あなたのDNAである内臓たちも何をやっているかあなたは実感として
まったくわかりません
それらのシステムからやってくる情報をイメージで捉えると
自分の中の様々な心に触れることができるのだと思います



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