自律訓練法のために必要なこと/不随意神経系とつながるということ

自律訓練法の上達にはひたすら練習しかないですか?

クライアントさんのお一人からの質問です。
ご本人の進捗度合いなどで一部変わったりもしますが、
次のような回答をさせてもらいました。

基本的にはそうです。
ですがこれは微妙です。
野球のバッティングの上達には素振りしかないか?
という質問に似ています
答えは素振りは絶対必要だけど、ランニングもメンタルトレーニングも生きた球を見るのもやったほうがいい、ということにないます

パラメモリーやサイコフィードバック装置を使いながら
練習すると明らかに加速するし
パラメモリーの音をYouTubeでとって(バイノルビート音  ウィンウィン・・・の連続)
を頻繁に聞いたりしても効果があるでしょう。

すでに自律訓練法が全体的におおむねできているので
それを深めて一括で体感するというのが次の段階です
できれば一回30分連続の時間をとるのを回数増やしたらいいのではないかと思います。(やりはじめの人は5分ほどを上限としたほうがいいです)
長くやってるとからだの変化が起こってくるのです。

自律性状態は、随意神経と不随意神経がつながった状態です。
これはアメリカの学会で証明されているようです。
そしてそれはつながったのを自覚してるところ以外にも
(手足温感などですね)
一か所つながると全体がつながっているらしいです。
こちらもアメリカでそういう発言が学会でありましたが、
機序は不明だそうです。
で、問題は、意識の方ですが、つながったままが連続していたり頻繁につながるなどの体感が繰り返されると、不随意神経とつながった状態を体が覚えるという感覚になっていきます、さらに随意神経系は自意識の領域だから、潜在意識の領域の不随神経とつながることで、潜在意識と自意識がまたつながった状態になるわけです。

なので、旅行するとか、動物と遊ぶとか、お風呂にゆったりつかるとか、遊園地に行くとか山歩きをするとか日常から離れることでも自律訓練法の練習をすることになります。

自律訓練法はあくまで生理的反応を伴った変性意識状態、または身体の変化を経由して変性意識状態に至る方法なので、要は変性意識状態になりやすい状態を作ればいいのですね。
そしてそもそも自律訓練法は変性意識状態の人にそのときの身体的状態をインタビューしてできたメソッドですから、当然、本来の練習に加えて、この意識状態にダイレクトにアプローチをすることをやれば練習が加速するわけです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?