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南平台アパートから東京タワーが見えていた  南平台の記憶・その3

アパートの屋上で撮影された写真を見ているうちに、そういえば、と思い出したことがある。
社宅は渋谷区南平台の坂の下にあったにもかかわらず、四階部分の屋上から東京タワーが見えていたのだ。
地図で確認してみると、東京タワーの位置は、わたしの記憶の中にある方角と一致している。

途中は、國學院大学や日赤病院のある渋谷区南東部、さらには六本木ヒルズなどがある港区のど真ん中であるから、今では視界は完全に塞がれているに違いない。

屋上スナップ。ちょうどこの方角に東京タワーが見えた。
この写真のもう少し右側の南の方角には羽田空港があり、飛行機もよく見えていた。
昭和43(1968)年ごろ


しかしながら、もっとすごいかもしれないと思えるのは、屋上ではなくて、一階の地面部分からも、東京タワーが見えていたということなのだ。

いくらなんでもこれはちょっと信じがたいことなので、ここでもまた、記憶の作り替えが行われているのかもしれない。

だが、、、夕方まで外で遊んでいて、そろそろテレビの時間になって帰らなきゃ、というころ、みんなと遊んでいた地面の場所からも、だいだい色の照明がついた東京タワーが見えていた、というかなり確信に近い記憶がよみがえってきてしまったのだ・・・。

この記憶の共有者がいらしたら、ぜひご連絡ください。


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