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240204 QAL 名古屋公演 感想


4年ぶりのQAL来日公演の感想です。セトリなどネタバレを含みます。

開演前のBGMで、Adam Lambert “Lucy (feat.Brian May)が流れていた。ここでもうすでに良かった。

前回のラプソディツアーでは舞台は金を基調としていたのだけれど、今回はシルバーのよう。開演前の照明とスモークが煽りまくるので、今か今かとそわそわしていた。

開演、最初の曲は”Machines(Back to Human)”。前回はなかったと思うので、新しくセトリに入った。年明け前からYouTubeでもこの曲のMVが上がっていたし、物販のTシャツにもあったので、やっぱりという感じ。数少ないブライアンとロジャー名義の曲だったはずなので、このメンバーでやってくれると嬉しい。
そこから”Radio Ga Ga”に流れる。序盤にやるのは珍しい気がするけれど、Machinesと曲の雰囲気が似ているので、自然に感じた。最初にみんなであの振り付けをやると、クイーンのライブに来たんだなあと思う。

たぶんこの辺でMCが入り、ブライアンが日本語を話し、ちょっと名古屋弁?も話し、わあ……という感じになって、そしてAnother One Bites the Dust。早すぎる。展開が。あ〜
この曲はベースのための曲であるので、ニールさんのお名前を叫ばせていただいた。たぶんミュージックマンを持っていたと思う。遠くてはっきり見えなかったのですが
ギターにかなりリバーブがかかってるように感じて(席の位置の関係で反響が強かったのかもですが)、ああ、ジョン・ディーコンにしか弾けないカッティングはやはりいまもブライアンには弾けないのだと思った。ライブではジョンがいようといまいとブライアンがギターなので、別に過去に戻れても聴けないんだけど。

いまさらのお断りですが、セトリ全てを網羅しているわけでも、順番通りでもありません。

バイシクルレースで自転車のチリンチリンが鳴るとテンション上がるね。そのあと、アダムがバイク!と叫び、前回と同じくオートバイが登場。今回凝ってるなと思ったのは、アダムがバイクのミラーに映っているような画角でモニターに映していたこと。これは引きで見ていた方が面白かったんじゃないかと思う。この曲はアダムが楽しそうでよい。そのままFat Bottomed Girls、これは前回なかったので嬉しい。2019US公演ではやってたので、日本でもやってほしかったのです。やっぱりいいですね。大阪公演で舞妓さんが出たりしないか期待。まあないか。

ブライアンのアコースティックコーナーその1、MCで「また日本に来れて良かったです」的なことを日本語で言っていて、めっちゃ練習してきたんだなと思って嬉しかった。年々、日本語の量が増えている。まずはLove of My Life。みんなのiPhoneのライトが本当に綺麗ですね。スタンド席の良さはこの辺にあると思います。ブライアンは何度かハモリに回ってくれたので、歌えていたのかなと思う、たぶん。わたしもだけど、たぶん今回マスクのままの人多かったと思うので、以前のライブよりみんなの声って聞こえにくかったのではなかろうか。わかんないけど。この曲恒例の、フレディの映像が出る演出は今回もありました。やっぱり嬉しくなるのです、フレディを見ると。
続いては「手を取り合って」。これも今まではブライアンのアコースティックと、観客のコーラスって感じだったのですが今回は違って、なんと、途中からアダムも出てきてくれた。それに日本語の部分も歌ってくれた。後にも書くけれど、この辺が今回と前回の違いなんじゃないかと思う。映像の演出も加わって、ネオ日本的な映像と、日本語の歌詞が出てきました。一瞬客席も映るよ。あなたが映るかも!?!?

‘39やらなかったんだけど!!!!!!!

I’m in Love with My Carはさすがのロジャー様でした。でも前回と比べると声の出がいまいちのような。初日だからかもしれない。ドラムは本当に良いですね。

Tie Your Mother Downのアレンジ、最初本当に知らん曲だと思った。日本あるあるの知らん洋楽カバーで白けるやつかと思った。知ってる曲だった。いつものバージョンが好きです。ごめん。後半はいつものだったよ。ママの隣では歌いたくないよ。

You take my breathe awayをWho Wants to Live Foeverのイントロにしてくれていて、ありがとう、ありがとう。リヴフォーエバーもアダムの歌声が映えていいですよね。

そして、アダムのインプロンプトゥが聴けた!!!本当に嬉しい ずっとやって欲しかったんです フレディとは違った凄い歌声なので、やっぱり生で聴くと迫力がすごかった。そうだよね!やって良かった本当に
後半はアダムのコールアンドレスポンスもあった!Ay-Ohとは言わないんだろうけれど、アダムらしく、そして難易度も爆上がりしたコーレスでした。アダムが嬉しそうにしてて嬉しかった。よかった。

ブライアンのギターソロコーナーは、前回と曲はあまり変わらず、映像のテーマ自体も宇宙だったのですが、迫力が増してた。映像と音がかなりぴったりあっていて、本当に進化だと思った。ラプソディツアーで2回も来日する意味ないと思ってたのですが、ちゃんと進化しているQALを感じることができたので、意味めちゃくちゃありました。

ロジャーのドラムソロもあった!!!嬉しい
モントリオールのティンパニソロの映像から始まってドラムソロへ。全然衰えを感じませんでした。本当にすごいなあ。ルーファスの時みたいにタイラーとドラムバトルしないかなと期待しましたが、それはなかったです。次はやってね。せめて映像に撮って。

ブライアンのアコースティックコーナーその2は、Is this the World We Created…?でした。アダムとのツーショット。これも前回はなかったですね。ライブエイドの後半でフレディとブライアンが歌っていたイメージが強い曲なので、なんだかこの二人で見られて良かったなあと思いました。

‘39は!!!????

後半の空気を感じつつも、Killer Queenでとても盛りがありました。アダムのソロカット映像が、インスタのリールやTikTokのメイク動画のような感じにしていてこれも良かった。今回は本当に映像の演出がいいなあ。

やっとサポートメンバーの紹介もありました。ニールさんは結構モニターにも映ってライトも当たってたんですけど、タイラーくんとスパイクさんはほぼ映らずだったあ うつして!!、
そして、タイラーくんの衣装が素晴らしいオブ素晴らしい!!!上半身裸 +ネクタイ +ジャケットと、昔のロジャーを思わせる衣装でしたセクシー可愛いかっこいい最高ありがとうもっと見たかった インスタに載せて
今回ニールさんがよく見えたんですけど、とってもたくさん踊っていて、まるでディーキーでした。やばかった。本当に。

Under Pressureは、アダムももちろん良いのですが、ロジャーのコーラスが最高ですね。これがオリジナルフルメンバーとボウイで聴くことができないのは残念ですが、今も生で聴けること、感謝…ベースは常にいいね

Show Must Go Onは本当に、アダムにもとても合った曲になったなあと思いました。あの歌声も、今もクイーンと一緒にツアーをしてくれていることも含めて。

アダムが日本が大好きです、と言ってボーントゥラブユーをやってくれたのも良かった。2014サマソニを思わせるノリノリのパフォーマンスでした、最高。そのままDon’t Stop Me Nowの流れもさいこう。
Crazy Little Thing Called Loveは、いつもReady Freddie?!を言うのに全力です。今回も言えてよかった。博士はギター持ち替えずにレスペのままだった気がする。

前回と違って、今回Kind of Magicがありました!!!やった〜!ライブでぜひ聴きたいと思ってました。演出もとってもすごかった。元のMVのメンバーも映り、ジョンとフレディがかなり映ってよかったし、全体的にキラキラしてて、魔法!って感じでした。ここでレスペが火を吹きます。

かなり終わりの方です。
‘39は!!!?!?!!
Dragon Attackは!!????!?
Stone Cold Crazyは!!?!?!?!????!!
あーーー!
ブレイクフリーも!なし!?

という気持ちはありつつも、ボヘミアンラプソディが流れて、盛り上がりと、これで終わりかあとしんみり。

アンコール、結構間があった気がしましたが、たぶん気のせいですが、前回同様フレディのAy-Ohからでした。映像でも嬉しいし、時空を超えてコールアンドレスポンスが成り立つことのすごさ。
いつものように、WWRYで盛り上がって、We are the Championで終わりかと思いきや、間にMachinesとRadio Ga Gaふたたび!やっぱり今回のテーマとでも言うべき曲なのでしょう。観客全体で同じ振り付けをして盛り上がるのは本当に楽しい。前回より照明を明るくしていた気がして、よりアリーナの感じも伝わってきてより良かった。舞台のみなさんも、嬉しそうにしてくれていたと思うので本当によかった。
God Save the Queen(いまクイーンなのは、クイーンのライブだけになりました!)のあいだも、暗点ではなくみんな揃って手を振ってくれて嬉しかったなあ。


全体的に、前回からの変化、というか進化を感じました。ひとつはやっぱり演出。カメラワークやレーザーのひとつひとつが凝っていると思いました。曲に寄り添ってる感じ、というか。
そして、これまでのQALはどこか(言葉は悪いかもしれないけれど)、フレディのお葬式の続き、みたいな感覚があったのですが、今回はそれがあまりなかったです。アダムがインプロンプトゥや手を取り合って、コールアンドレスポンスをやったのが特にそれを感じました。前回はどこか、ここから先はアダムは入れない領域、みたいな見えない線がある気がしたのですが、今回はそれがなくって、そしてそれはわたしにはとても良いことだと思えました。特にブライアンが、まだ前を見て進んでいて、今を楽しんでいるんだ、と思えたから。
今、といえば、Now I’m Hereもなかったね、、、?
それに、ニールさんもかなりフューチャーされていたと思って、ジョンの不在も乗り越え始めたような、そんな感じがしました。
それらは寂しくはあるけれど、でも、クイーンにもわたしにもこの先に未来がある、そういうことでもあると思います。思い込みかもしれないけど、ブライアンやロジャーが舞台に立たなくなっても、クイーンというものは続いていく、そんなふうに。
そんなわけで、本当に素敵な公演でした。期待以上です!!!


おまけ
撤収のときのBGMがDavid Bowieの”Heroes”だったのでテンション上がりました。こうして聴くとMachinesに雰囲気が似てますね。時代が近いからかな。そして、”You will be Queen”の歌詞が意味深に聴こえて憎いなと思いました。

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