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CarlZeiss Jena Tessar 5cm F2.8

不意打ちの購入

狙っていた訳ではない。
レモン社横浜でたまたま見かけたニッケルメッキのテッサー
50mmマウントアダプターを購入したので、使えるレンズは気になる。
SonnarとTessarは代表的なレンズなので使ってみたい
ショーケースから出してもらい、状態を確認。
使い込まれた感じだが即購入。
製造番号から推測すると1930年代前半のレンズ

SL2-S_帰路にて試写(Adobeカラー他、調整なし)

鷹の目テッサー

1902年にパウル・ルドルフはエルンスト・ヴァンデルスレブ(エルンスト・ヴァンダースレープ)と共同でテッサーを発表。最初のテッサーはF6.3
1907年改良を重ね、F3.5に引き上げた
1931年に小型カメラ用に設計されたF2.8のテッサーを発売
発売当初からテッサー5cm F3.5とF2.8は並行して販売された
レンズ構成3群4枚
後ろの部材が接合剤で固定されたトリプレットタイプ
発売時の価格(1932年)
Tessar5cmF3.5_75RM
Tessar5cmF2.8_100RM
比較的廉価な高性能レンズとして人気があった
1936年にContaxⅡが発売された時にクロームメッキ仕様に変更
テッサーという名称はギリシャ語(テッサレス=4)が語源
RM=ライヒスマルク(1924年から1948年まで使用されたドイツの公式通貨)

クモっているレンズ、それも含めて歴史

レンズ自体はクモっている。生産されてから80年以上経過しているのだから当たり前。第二次世界大戦など、混乱の中、溶かされずに原型のままレンズとして残り、後世に継いでくれた過去のオーナーに感謝。
逆光では虹が現れ、コントラストが低下する
周辺は流れ、写真にアクセントを加える
「Adobeカラー・調整は露出補正のみ」
モノクロはAdobeモノクロ

M9_逆光性能

モノクロの描写も素晴らしい

M9_お台場

色の再現は、好きな傾向

M9_明治神宮
M9_明治神宮

晴れている条件下では、レンズが曇っていることがプラスに作用している気がする

SL2-S_京都・神護寺

パンケーキも撮れるww

M9_お台場

レンズ沼はまだまだ続く

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