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距離計に連動する Carl Zeiss Jena製 35mm

ライカの距離計に連動するアダプター

Amedeoアダプターは、旧コンタックスマウントのレンズをライカの距離計に連動させることができるアダプターだ。

距離計に連動するとは?

Amedeoアダプター適合表

カメラに装着はできるが、距離計は連動しないOrthometar
カメラに装着できて、距離計も連動するBiometarを比較した

後部の出っ張り具合が違う
(レンズの高さが違うため、布で合わせている)
左Biometar 右Orthometar
Biometarの方が短い
左Biometar 右Orthometar
矢印部分が、コロに接触することで連動する
左Biometar 右Orthometar
右ブラックニッケル仕様アダプターはフチが黒い

Orthometarの距離計の動き

フィルムカメラのM4-PにOrthometarを装着し、距離計連動のコロがどのような動きをしているか観察した。

(無限大撮影時の距離計の状態)
無限大のみ、高さが同じになるので距離計に連動する
(最短撮影時の距離計の状態)
Orthometarは後部が接触し、正確に連動できない

無限大の時は、連動部分と後部の出っ張りが同じ高さになるため、距離計に連動する。しかし、無限から少し距離が短くなっていくと、連動の金具部分よりも出っ張り部がせり出てきてしまうため、正確に合わせることができない。
(コロと実際の距離感が合わないだけで、これにより距離計が狂ってしまい、メーカーでの再調整が必要になってしまう訳ではないので、ご安心を)

まとめ

⚫︎Orthometar35mmF4.5は(正確には)距離計連動しない
装着しても、カメラに悪影響は及ぼさない
連動しない理由は、レンズの一部が距離計に干渉してしまう

レンズの一部がコロに当たり連動しない

⚫︎Biometar35mmF2.8は正確に距離計連動する

コロが当たらないので、連動する

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