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微住畑(梅雨明け後)

北陸地方の梅雨明けは例年より9日遅い8月2日となった。それまでは水やりの必要もなく時々様子を見に行くだけでよかった微住畑。
梅雨が明けて、水やりのついでに観察をしていると実に様々なことに気づき感動する毎日。太陽の光を浴びてぐんぐん成長する枝葉。そっとひっくり返してみると、きらきらと美しい卵たち。

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近づくとバッタが跳ね、小さな蝶がひらひらと逃げていく。アブラムシを食べてくれるテントウムシもいる。当初は草も生えてこないと心配していたが、雑草が生え、名前も知らない虫たちも集まり始めた。生態系が整い始めているのだと実感する。そのうち周りの木に巣箱を作って取り付けようかと夢が膨らむ。

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とは言え、これらの虫がが益虫ばかりとは限らない。私たちは食べるための野菜を育てている。害虫はやはり駆除しなければ!
まずは、写真を撮って図鑑で調べ敵を知る。蛾の仲間の幼虫やカメムシの仲間がいっぱい集まってきて葉や茎を食べているようだ。でも農薬や殺虫剤で殺したくはないし、口に入れるものの安全も確保したい。

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そこで、チエミちゃんと相談してオーガニックスプレーで対応することにした。初回は薄めにして様子を見ることにしたが、虫たちは「何か降ってきた?」くらいの反応。

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次はちょっと濃い目で挑戦。これでいなくなってくれるだろうか?
カメムシの仲間はガムテープで取り除く作戦と併用してみる。

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ふと隣を見ると、サツマイモの葉にも異変が!変色しているものや、きれいに折られて糸で綴られているものもある。なんて几帳面な子なの!誰の仕業だろう?
どうやら蛾の仲間の幼虫が葉っぱのお部屋の中で葉をかじり糞をしているらしい。これらの葉はチョキンと切って廃棄することに。

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そしてこれが一番最初に植えた無農薬のカボチャの苗。枯れてなくなるわけでもなく、大きく成長するでもなく、ひっそりとそこに生きている。もはや、カボチャの実がならなくてもあなたは紛れもなくカボチャ。ただそこにいてくれればいいよ。我が子のように見守ることにしよう。

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