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越前東郷グローバル化研究会

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越前東郷に日本人のお客様はもちろん、 海外からも訪れていただきたい。 そのために何をしたら良いか?何から始めたらいいのか? そんなことを模索研究し、実行していこうという研究会です…
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#微住

微住畑 (食す楽しみその2)

7月下旬、福井県内から東郷に微住者たちがやってきた。 最終夜、東郷の人たちも集まって懇親会と滞在中に作成した作品の発表会を行った。その際の食材は東郷で入手したものと微住畑で収穫した野菜を使うことにした。空心菜・イタリアンパセリ・ささげ・大葉・プチトマトをポキポキと収穫。 みんなで順番に台所に立ち、材料を見渡して、家政婦の志麻さんになったような気分でその場でパパッとオリジナル料理を作っていく。 そう言えばまだ毘沙門寿司の焼きサバ寿司を食べていなかったね。と買ってきてもらった。

東郷微住スタッフ日記7/25-1

3日目の朝は少しゆったり。みんなで話し合いながら今日のスケジュールを組み立てていく。 昨日書いた「微本」をちゃんと売れるものにするために製本作業をする時間を取りたい。東郷の歴史についてもっと詳しくお話を聞きたい。微住の受け入れをしている大野の荒島旅舎も見学しにミニ旅行したい。 夜はまた東郷の人たちが集まり、作品の発表や懇親会が予定されているため、大野行きはあきらめることにした。 トンデモ図書室伊藤堂の室長から製本のアドバイスを受け、作品を印刷する作業をしているとあっという間

東郷微住スタッフ日記7/24-2

まち歩きを終え、ひね足で有名なトックリ軒で昼食をとることにした。田中くんが東郷に来ると必ず食べるのがオムライスだと紹介すると、全員がオムライスを選択。ひね足をばらしたものをみんなでつまみながらトックリ軒のお母さんとも話が弾む。 午後はトンデモ図書室伊藤堂にて「微本」づくり。室長の伊藤ゆかさんから微住中に本を作って、自分で製本して出版してみませんか?と微本について説明をうける。 参加者はこれまで東郷でインプットしてきたことを文字やイラストでアウトプットする作業をはじめた。周囲

東郷微住スタッフ日記7/24-1

東郷微住二日目の朝、杵と臼を訪ねると、一緒に泊まった人間交差点辻岡くんがパパになっていた。今回杵と臼は素泊まりで予約したのだが、オーナーの岩佐武彦さんがサービスで自慢のコーヒーを淹れに来てくださったとのこと。杵と臼の開店準備をするオーナーご夫婦の代わりに辻岡くんが子守りを買って出たようだ。 お世話になった杵と臼のスタッフの方たちにお礼を告げると、荷物を持って微住発祥の地佐々木家へ移動。東郷ふるさとおこし協議会会長を7期務められた平本さんと待ち合わせをしていた。お天気が良

東郷微住スタッフ日記7/23-2

杵と臼は宿泊施設でもある。今夜はこちらでテントサウナとBBQをしながら地元の人たちとの懇親会。テントサウナといえば人間交差点の辻岡くん。東郷でのテントサウナ開催はもう片手ほど。今回は微住をより楽しんでいただくために、テントサウナ設営から片付けまでの全ての工程に微住者も参加。本来であれば、薪を買いに行くところからみんなで一緒にと計画していたのだがお店がお休みとのことで前日に用意。 懇親会のBBQ準備も同時進行。手も口も大忙し。バカンスではなく労働に近い。が、そこはスタッフも含

東郷微住スタッフ日記7/23-1

東郷微住(7/23-26)初日の待ち合わせは、正午にふるさと茶屋杵と臼。まずはランチをいただきながらの顔合わせ。 今回の微住はコロナ禍であることを考慮して福井県内の方に限定した。 参加者は越前町からの山下さんと越前市からの上田さんと堺さん。少し緊張した面持ちでの自己紹介。スタッフは微住に期待していること、何に興味があり何をしたいかをリサーチしながらスケジュールを組み立てる。 出てきた空き家・古民家・微住の受け入れ・まちづくり・東郷の歴史などのキーワードに合わせ、まずは杵と

微住畑(食す楽しみ その1)

最近、実家の母との電話の内容が子供たちの成長の話ではなく、畑の野菜の成長具合についての話題に変わった。 ピーマンの収穫のタイミングがわからないと私。種が大きくなる前の方がいいよと母。そんな感じ。 今日も地域で野菜を育てているお母さん方との立ち話で、食べごろになるとカラスとの戦いが始まるだとか、スイカを(おそらく)人にもっていかれて悔しかったという話で盛り上がった。 野菜を育てていると、その成長が日々の楽しみになる。何人かで畑をしていると、農作業の合間に自慢のおかずやデザート

微住畑(移植編)

微住畑チームを結成したものの、各々仕事があるので一緒に苗を買いに行くこともできずしばらく放置された畑。 さすがに何も植えられていない畑は殺風景で物寂しい。遅くなればなるほど植える苗も少なくなる。せっかくハルオさんにここまで手伝ってもらったのに・・・ ということで、今行こう!すぐ行こう!と苗を買いに。やっぱりにお店に並ぶ苗は少なめ。 やっぱり荒れた土地・畑初心者にはさつまいもかな?(岐阜出身の私には、木曽三川の治水工事、輪中、薩摩藩、さつまいもというワードが染みついている。

微住畑(開墾編その3)

「耕運機を持ってくるよ。」と”ハルオさん” 東郷の人は自家用車以外に軽トラを所有している方が多い。 この日は最初の土つくりをすることに。 まず、最低限必要な農機具を見せていただくところから。 どんだけ初心者なのか・・・ 一緒に小石を拾い、土壌改良材をまき、牛糞をまき、石灰をまく。 表面が黒くなったり白くなったり。 耕運機でみるみるうちにすき込んでいき、 トントントンと4つの畝が作られた。ここまで30分。 あれ?今回は「まく」と「石を拾う」しかしてない・・・ こうして、

微住畑(開墾編その2)

腰が心配で石を拾って動かすのを断念した。 (伊藤堂室長に至ってはまだ20代ではあるが、ちょっと前にぎっくり腰を経験したばかりなので無理は禁物) 周囲の人にそう話した。 するとある日、畑予定地でユンボを動かす音が。 畑の土地を提供してくださった佐々木さんからの声掛けで、暑い中、”コージくん”が石を掘り起こす作業をしてくれていた。 コージくんはここを畑にするとは聞いていなかったようだが、 黙々と手で拾ったりもして、本当に丁寧に丁寧に石をどけてくれた。 彼の丁寧な仕事のおかげで

微住畑を作る(開墾編その1)

自粛期間中にベランダ菜園に目覚めた人も多いでしょう。 時間があるから料理をする。買い物に行かずともお家にちょっとした野菜があったら便利!小学生のころを思い出して、ちょっと育ててみようか?  どうせ育てるなら子どもにもペットにも環境にも良い、持続可能な方法で・・・ と、欲が出る。 そして、イメージは広がる↓↓↓ 微住の聖地とも言われる東郷、その東郷に来てくれた微住者が自由に使える畑を作ることはできないか・・・ しかし、土地も知識も何もない。 さて、どうする? 土地を使

微住の始まり~微住発祥の地東郷の場合~

2020年の現在、一部の人たちからは「微住の聖地、東郷」と呼ばれるようになっています。なぜ、飛行機も新幹線も何もない秘境とも言われている福井県のしかも東郷地区という小さなコミュニティーで始まったのでしょうか? 全ては福井出身の田中佑典さんと東郷の佐々木教幸さんとの出会いから始まりました。 その微住が生まれる前からの様子を佐々木教幸さんの作品で振り返ってみましょう。何年もの間、行ったり来たり、商品開発なども進めながら大切に関係を築き上げてきたことが見て取れます。 言ってみれ