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越前東郷グローバル化研究会

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越前東郷に日本人のお客様はもちろん、 海外からも訪れていただきたい。 そのために何をしたら良いか?何から始めたらいいのか? そんなことを模索研究し、実行していこうという研究会です…
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記事一覧

微住畑(冬野菜の植え付け)

秋の足音が聞こえ始めた9月。暑さと忙しさを言い訳にさぼっていたらこんなことに!ごめんなさい💦 急いでリカバリー。畑の部分だけなんとか。違いわかっていただけますか?さぁ、スペースができたので次は何を植えようか?ゆかちゃんが大根がいいって言ってたな・・・ そして9月中旬、「のんびりしていると育たなくなるよ。」とハルオさんにお尻を叩かれ、大根と白菜を植えることにした。 白菜って難易度高いと思っていたけど、教えていただきながらならあっという間! 翌朝、動物に若干ちょんちょ

微住畑(食す楽しみその4)

ナスってどうなったら収穫できるんだろう?ヘタが枯れたら?サイズで判断?本には開花後20日で収穫できると書いてあるけど、開花日なんてメモしてないし・・・ そもそも、どんな種類のナスの苗を買ってきたんだっけ?「秋ナス」って書いてあったような気もしないでもない。 どうしよう、どうしよう?と周囲の人たちに言っている間にどんどん成長してゆくので思い切って収穫して味見してみることにした。 形状からして丸ナス系だよね?とりあえず1個は縦割り、もう1個は輪切りに切ってみた。断面が美しく、こ

油団(ゆとん)を広げる

先日、捨ててしまうと聞いてとあるお宅の蔵から3本の油団をいただいてきた。蔵の梁から吊るしてあるものを降ろす作業も女性3人でできたぐらい軽くて驚いた。それもそうだ、油団は和紙を張り合わせて出来ているのだ。 油団とは、江戸時代から伝わる夏の冷感マット。かつては全国各地で作られていたが、現在でも作り続けているのは福井県鯖江市の表具店の職人さんのみだと聞いた。その技法は福井県指定無形民俗文化財に指定されている。 今年は梅雨が長かったせいで、なかなかその油団を開いて中の状態を見る機

微住畑(食す楽しみその3)

微住畑でこんもり茂っている大葉(青紫蘇)をシロップにしてみた。普段は赤紫蘇を使って色を楽しむのだが、青紫蘇は香りが豊かで琥珀色となることがわかった。 水や炭酸で割って、リンゴ酢やレモン汁をちょい足しして楽しむのも良さそう! シロップを作った後の葉の利用法はないかと思い、ふりかけにすることを思いついた。おりしも外は38度近い炎天下。風もある。なんて完璧なパリパリ日和なの! ザルと綿棒を使って粗めに砕いた葉に塩とゴマをプラスしたら、これまたいい感じのふりかけの出来上がり。芯の

微住畑(梅雨明け後)

北陸地方の梅雨明けは例年より9日遅い8月2日となった。それまでは水やりの必要もなく時々様子を見に行くだけでよかった微住畑。 梅雨が明けて、水やりのついでに観察をしていると実に様々なことに気づき感動する毎日。太陽の光を浴びてぐんぐん成長する枝葉。そっとひっくり返してみると、きらきらと美しい卵たち。 近づくとバッタが跳ね、小さな蝶がひらひらと逃げていく。アブラムシを食べてくれるテントウムシもいる。当初は草も生えてこないと心配していたが、雑草が生え、名前も知らない虫たちも集まり始

微住畑 (食す楽しみその2)

7月下旬、福井県内から東郷に微住者たちがやってきた。 最終夜、東郷の人たちも集まって懇親会と滞在中に作成した作品の発表会を行った。その際の食材は東郷で入手したものと微住畑で収穫した野菜を使うことにした。空心菜・イタリアンパセリ・ささげ・大葉・プチトマトをポキポキと収穫。 みんなで順番に台所に立ち、材料を見渡して、家政婦の志麻さんになったような気分でその場でパパッとオリジナル料理を作っていく。 そう言えばまだ毘沙門寿司の焼きサバ寿司を食べていなかったね。と買ってきてもらった。

東郷微住スタッフ日記7/25-1

3日目の朝は少しゆったり。みんなで話し合いながら今日のスケジュールを組み立てていく。 昨日書いた「微本」をちゃんと売れるものにするために製本作業をする時間を取りたい。東郷の歴史についてもっと詳しくお話を聞きたい。微住の受け入れをしている大野の荒島旅舎も見学しにミニ旅行したい。 夜はまた東郷の人たちが集まり、作品の発表や懇親会が予定されているため、大野行きはあきらめることにした。 トンデモ図書室伊藤堂の室長から製本のアドバイスを受け、作品を印刷する作業をしているとあっという間

東郷微住スタッフ日記7/24-2

まち歩きを終え、ひね足で有名なトックリ軒で昼食をとることにした。田中くんが東郷に来ると必ず食べるのがオムライスだと紹介すると、全員がオムライスを選択。ひね足をばらしたものをみんなでつまみながらトックリ軒のお母さんとも話が弾む。 午後はトンデモ図書室伊藤堂にて「微本」づくり。室長の伊藤ゆかさんから微住中に本を作って、自分で製本して出版してみませんか?と微本について説明をうける。 参加者はこれまで東郷でインプットしてきたことを文字やイラストでアウトプットする作業をはじめた。周囲

東郷微住スタッフ日記7/24-1

東郷微住二日目の朝、杵と臼を訪ねると、一緒に泊まった人間交差点辻岡くんがパパになっていた。今回杵と臼は素泊まりで予約したのだが、オーナーの岩佐武彦さんがサービスで自慢のコーヒーを淹れに来てくださったとのこと。杵と臼の開店準備をするオーナーご夫婦の代わりに辻岡くんが子守りを買って出たようだ。 お世話になった杵と臼のスタッフの方たちにお礼を告げると、荷物を持って微住発祥の地佐々木家へ移動。東郷ふるさとおこし協議会会長を7期務められた平本さんと待ち合わせをしていた。お天気が良

東郷微住スタッフ日記7/23-2

杵と臼は宿泊施設でもある。今夜はこちらでテントサウナとBBQをしながら地元の人たちとの懇親会。テントサウナといえば人間交差点の辻岡くん。東郷でのテントサウナ開催はもう片手ほど。今回は微住をより楽しんでいただくために、テントサウナ設営から片付けまでの全ての工程に微住者も参加。本来であれば、薪を買いに行くところからみんなで一緒にと計画していたのだがお店がお休みとのことで前日に用意。 懇親会のBBQ準備も同時進行。手も口も大忙し。バカンスではなく労働に近い。が、そこはスタッフも含

東郷微住スタッフ日記7/23-1

東郷微住(7/23-26)初日の待ち合わせは、正午にふるさと茶屋杵と臼。まずはランチをいただきながらの顔合わせ。 今回の微住はコロナ禍であることを考慮して福井県内の方に限定した。 参加者は越前町からの山下さんと越前市からの上田さんと堺さん。少し緊張した面持ちでの自己紹介。スタッフは微住に期待していること、何に興味があり何をしたいかをリサーチしながらスケジュールを組み立てる。 出てきた空き家・古民家・微住の受け入れ・まちづくり・東郷の歴史などのキーワードに合わせ、まずは杵と

微住畑(食す楽しみ その1)

最近、実家の母との電話の内容が子供たちの成長の話ではなく、畑の野菜の成長具合についての話題に変わった。 ピーマンの収穫のタイミングがわからないと私。種が大きくなる前の方がいいよと母。そんな感じ。 今日も地域で野菜を育てているお母さん方との立ち話で、食べごろになるとカラスとの戦いが始まるだとか、スイカを(おそらく)人にもっていかれて悔しかったという話で盛り上がった。 野菜を育てていると、その成長が日々の楽しみになる。何人かで畑をしていると、農作業の合間に自慢のおかずやデザート

微住畑(移植編)

微住畑チームを結成したものの、各々仕事があるので一緒に苗を買いに行くこともできずしばらく放置された畑。 さすがに何も植えられていない畑は殺風景で物寂しい。遅くなればなるほど植える苗も少なくなる。せっかくハルオさんにここまで手伝ってもらったのに・・・ ということで、今行こう!すぐ行こう!と苗を買いに。やっぱりにお店に並ぶ苗は少なめ。 やっぱり荒れた土地・畑初心者にはさつまいもかな?(岐阜出身の私には、木曽三川の治水工事、輪中、薩摩藩、さつまいもというワードが染みついている。

微住畑(開墾編その3)

「耕運機を持ってくるよ。」と”ハルオさん” 東郷の人は自家用車以外に軽トラを所有している方が多い。 この日は最初の土つくりをすることに。 まず、最低限必要な農機具を見せていただくところから。 どんだけ初心者なのか・・・ 一緒に小石を拾い、土壌改良材をまき、牛糞をまき、石灰をまく。 表面が黒くなったり白くなったり。 耕運機でみるみるうちにすき込んでいき、 トントントンと4つの畝が作られた。ここまで30分。 あれ?今回は「まく」と「石を拾う」しかしてない・・・ こうして、