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#togグラフ ver.2 #10 解説

 本記事では #togグラフ ver.2 #10 の正解の発表・解説を行います。
 まだ解いていない方は、以下の記事を先にお読みください。

 正解だけを見たい方は、目次から「3.1. 正解」に飛んでください。

1. 問題の解説

1.1. ジャンル

 さて、本問題からジャンルの表示方法が変わりました。

問題 ジャンル・難易度 (再掲)

 詳しくは以下の記事に書いてありますが、初めてなので少しだけ解説を。

 コアジャンルが橙色の「歴史」と「エンタメ・サブカル」です。
 これはつまり、「歴史」の「エンタメ・サブカル」か、「エンタメ・サブカル」の「歴史」を扱っていると捉えることができます。

 そして、サブジャンルが「言語」です。
 文字の画数であったり、文字数であったり、そういった言語的な特徴が絡む問題だと捉えることができます。

 ただし、ジャンルの表示は、作者の主観で決めているものです。
 そのため、解くためのヒントにする程度に留め、思考を狭めず柔軟に考えて頂ければと思います。

1.2. 問題

 さて、今回の問題は下図でした。

問題 グラフ (再掲)

 サンバーストが 2つ ありますね。

 サブジャンルが「言語」なので、例えば、 1マス に 1文字ずつ 当てはめられている等の、言語的な特徴を持つグラフだと考えられます。
 その当てはめられているのが仮名なのか、漢字なのか、アルファベットなのかは、今のところ分かりません。

 要素数はどちらも 13 だと数えられます。
 13 はかなり特徴的なので、大きなヒントになりそうです。

 ベスト10 や ベスト20 のように、一部を抜粋している可能性もあります。
 しかし、わざわざ 13個 だけを抜粋することは、ほとんどないでしょう。
 そのため、本当に全部で 13個 ある何かが題材になっている可能性が高そうです。

1.3. 階層数

 左のサンバーストの階層数を数えた図が以下です。

問題 グラフ 左 リスト

 それぞれに要素は 6~9階層 を持つことが分かります。
 6~9文字 の熟語というのは考えにくいので、漢字の文字数を表しているわけではなさそうです。
 そのため、それぞれが仮名かアルファベット 1文字 を表していると仮定してみても良さそうです。

 また、左から 3番目 のペア ―― 左から 5~6個目 の要素は、 1階層目 のみ共通しています。
 仮定通りなら頭文字が同じということですが、そのくらいなら共通の要素を持っていなくても、たまたま一致しているだけかもしれません。
 そのため、あまり考えなくていい情報の可能性が高そうです。

1.4. 前半・後半

 一番左のペアは 3階層目 まで、その右のペアは 5階層目 までが共通しています。
 これらが偶然である可能性は低いでしょう。

 例えば、共通している部分を前半部、それ以外を後半部と捉えられるかも知れません。

問題 グラフ 左 リスト 抜粋

 何かを仮名かアルファベットで表した時に、その前半部は同じで、後半部だけが異なる何か……が答えになるかもしれません。
 全部で 7文字 あり、前半 3文字・後半 4文字 で区切れるようなものといえば、何でしょうか?

 ここまで考えれば、得意ジャンルの方なら解けると思います。
 13 という要素数を持つ、「歴史」の「エンタメ・サブカル」か、「エンタメ・サブカル」の「歴史」に関連するものが答えです。
 そして、それぞれの要素は 6~9文字 の仮名かアルファベットで表すことができ、前半 3文字・後半 4文字 のように区切れるかもしれません。

2. ヒントの解説

2.1. ヒント①

 さて、 ヒント① (左) は下図でした。

ヒント① グラフ 左 (再掲)

 サンバーストの 1マス 1マス に仮名が当てはまりそうだと分かりましたね。
 そして、公開されたマスが要素によってバラバラの位置のようです。

 これまでの考えを基にすれば、それぞれの後半の頭文字が公開されたのでは……と考えられそうです。
 共通部分を濃紫、その他の前半部分を緑で表したのが下図です。

ヒント① グラフ 左 リスト

 前半部分と後半部分の文字数や、後半部分の頭文字の傾向から考えて、「それぞれは人の姓名を表しているのでは……?」と閃けるのではないでしょうか。

 また、 ヒント① (右) は下図でした。
 実際、今回のサンバーストは人名を表していて、「歴史」が得意な人は左のグラフから、「エンタメ・サブカル」が得意な方は右のグラフから解くことがオススメです。

ヒント① グラフ 右 (再掲)

2.3. ヒント②

 さて、 ヒント② (左) は下図でした。

ヒント② グラフ 左 (再掲)

 また、ヒント② (右) は下図でした。

ヒント② グラフ 右 (再掲)

 それぞれ、名字の頭文字が公開されました。

 左のグラフでは「ひ○よ○○○」や「わ○よ○○○」辺りは、当てはまる名字が限られてきそうです。
 また、 5文字 も共通している「ほ○○○○と○○○」や「ほ○○○○よ○○○」もポイントでしょう。

 右のグラフでは「さ○○び○○○」に注目です。
 「び」から始まる名前はあまりないでしょう。

2.5. ヒント③

 さて、 ヒント③ (左) は下図でした。

ヒント③ グラフ 左 (再掲)

 また、 ヒント③ (右) は下図でした。

ヒント③ グラフ 右 (再掲)

 ここまでくれば、グラフを眺めているだけで人名が思い浮かんでくることでしょう。
 苦手分野だったとしても、それぞれのグラフで一人ずつくらいは知っていることでしょう。

3. 正解の解説

3.1. 正解

 さて、正解画像は以下です。

正解 グラフ (左) 
正解 グラフ (右)

 正解は「鎌倉幕府の "十三人の合議制" を構成する 13人 と、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でそれらの人物を演じた俳優」でした!

 「鎌倉幕府の "十三人の合議制" を構成する 13人」の姓名は、書籍『鎌倉殿の13人 前編 NHK大河ドラマ・ガイド』に準拠しています。
 また、「NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でそれらの人物を演じた俳優」の芸名は、書籍『鎌倉殿の13人 後編 NHK大河ドラマ・ガイド』に準拠しています。

3.2. 解説

3.2.1. 第一部

 『鎌倉殿の13人』は、小栗旬さんが主役の北条義時を演じた、2022年放送のNHK大河ドラマです。
 ドラマのタイトルは鎌倉時代の「十三人の合議制」を表しています。

 『鎌倉殿の13人』は四部構成のようになっている印象を受けます。
 物語は 1175年 から始まり、第一部では1185年 に壇ノ浦の戦いで平家が滅亡されるまでの源平の戦いが描かれていました。

3.2.2. 第二部

 第二部では源頼朝が亡くなるまでの鎌倉幕府が扱われています。
 2022年5月15日放送 の 第19回 から 7月3日放送 の 第26回 までです。

 1189年 には平家を滅ぼした源義経を藤原泰衡が討ち、直後、源頼朝がその泰衡を追討しました。
 1192年 に後白河法皇が亡くなると、源頼朝は征夷大将軍に任命されます。

 1195年、源頼朝は娘・大姫を入内させるために上洛しますが、1197年 には大姫が、1199年 には源頼朝が亡くなりました。
 そして、源頼家が二代目鎌倉殿になりました。

3.2.3. 第三部

 ドラマ後半になり、ようやく「十三人の合議制」が登場しました。
 当時まだ 18歳 であった源頼家を支える有力者 13人 のことを指しています。

 13人 の覚え方について、脚本家の三谷幸喜さんは、「ひかわなにお ほほはあみあみ」という語呂を推しています。
 これを知っていれば本問題の ヒント② は大ヒントになったことでしょう。

 第三部では主に、佐藤二朗さん演じる比企能員と、坂東彌十郎さん演じる北条時政による、権力争いが描かれていました。
 北条時政の次男でもあり、比企能員の姪・比奈と再婚してもいる北条義時は、権力争いの板挟みになります。

 初めは 13人 いた有力者たちが次々と亡くなっていく様は、デスゲームさながら。
 8月28日放送 の 第33回 にて、 1204年 源頼家が亡くなり、おそらく第三部に当たる部分が終わっています。

3.2.2. 第四部

 9月4日放送 の 第34回 からは、第四部に当たるであろう物語が始まるはずです。

 もうすぐ北条義時が第二代執権となると思われ、主役が政治の中心に躍り出て、更に面白くなっていくことでしょう。
 おそらく北条義時が亡くなるまでの 20年間、第三代鎌倉幕府将軍・源実朝の暗殺や、後鳥羽上皇による承久の乱などが中心に描かれていくはずです。

 ちょうど良いタイミングなので、来週から最後の 4ヶ月 だけ見てみるというのもオススメです。

3.3. おわりに

 問題を解いてくださった方々、ありがとうございました。
 次の問題はこちらです。

 前の問題は以下です。

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