商売で困るのは愚策以上に急な方向転換
現在の権力者、経済を重視しているというフリをしているだけで、まったく軽視していることがよく分かる。就任以来、商売人にとってとても困ることを平然と続けているからだ。
その場その場で指針をコロコロ変える。商売人にとっては、これがきつい。愚かな政策ならまだいいのだ。それに対応した商売を考えればいいのだから。たしかにまともな政策に比べればやりづらいが、それでも、こういうことになっているんだと条件が決まっていれば、それに対して手は考えられる。
しかし困るのは、コロッと変わってしまうことだ。それでは、それまで立てた対策が一気に無になってしまう。
GO TOがいい例。旅館業などは、不明瞭で詰めの甘い政策だと思ったところも多いだろう。しかし政府がああやって強く言っている以上は、それに乗って商売を進めるしかない。必要な機械の導入や、人材の確保。そしてそのキャンペーンを理解するために時間を割いたことだろう。従業員に講習会を開いたところもあったはずだ。
結局ひっくり返って、すべてがナシ! しかも中止でなく棚上げ。限りなく中止に近い棚上げ。GO TOトラベルで動いた商売人に、施策者は時間換算で金を返してあげてほしい。
現在の政権は、おそらく在任中はこのペースでいくだろう。撤回や方向転換を含みに考えなければいけない政策であっても、頑なに他人の意見に耳を向けず自分の思うように押し進め、そしてどうにもならなくなったときにシレッとひっくり返す。究極のトップダウンのシステムになっているから、近くの者が諌めないで、むしろ押し進めることに加担する。飲食業やサービス業の方々が、今後どんな方向転換、いやむしろ急転直下に巻き込まれるのか、とても心配している。
現在、商売が苦しいのは仕方がないことだ。だから必要のない、バカげた出費や時間の浪費をさせることはやめてもらいたい。
駄文ですが、奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。