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付箋07/『徹底的に科学する、徹底的に行動する』は分けたけたほうがわかりやすいのでは?【”わたし”目線のコラム vol.18】全体の経営戦略会議より

皆さん、お疲れ様です! トグルの語り手である、ストーリーテラーこと『S』です。普段は、トグルの代表を務める、よしもりさんへの誤解や勘違いを解くことを存在目的とし、トグルという物語の語り手を担っています。その役割とは違い、この企画では『通訳者』として、普段とは違った目線からコラムを書いています。

この企画は【Sが目撃したトグルの文化を象徴するような出来事を紹介します】というシリーズです。本記事で取り上げるのは、以前の全体経営戦略会議より、新たなクレドの共有と質疑について。

経営戦略の全体会議で共有された、新たなクレドの共有と質疑について

いくつも上がった質疑を振り返り、よしもりさんに再度、説明してもらいます。本記事で取り上げるのは以下の付箋です。

トグルの思考五カ条の一つに『徹底的に行動する、徹底的に科学する』があります。この言葉を『徹底的に行動する』『徹底的に科学する』の、二つにわけてはどうか、という問いです。

よしもりさんは、どのように答えたのでしょうか?

トグルの代表を務める、伊藤嘉盛よしもり

よしもり:あえて二つに、わけませんでした。まず、ここでいう『行動』とは『工学』でもあるわけなんですね。科学して工学するということを意味しています。工学とは、エンジニアリングであり、組み合わせたり作ったりすることです。私たちは、新しいテクノロジーを社会実装することを目的にしています。その目的地から逆算すると、研究した成果、仮説、アイデアを現実社会でテストすることが欠かせません。その繰り返しが重要で、事業においては、論文の長さを競ったり発表したりするものでは、ありません。つまり『徹底的に科学する』だけでは、トグルにとっては不十分なのです。私たちの目的は、論文にまとめた研究成果(科学)、そのテクノロジーを社会実装することにあります。もう一つの『徹底的に行動する』ですが、仮説なしに闇雲に行動だけをすると、抜け落ちるのは考えることです。アイデアをモデル化することができません。モデル化できなければ再現性がない。再現性がなければ社会実装はできません。つまり『徹底的に行動する』だけでも不十分で、行動(工学)と科学はセットであると考えます。これが、二つをわけない背景にある考えです。付け加えると、Ver.2への刷新にあたり、言葉の並びをVer.1と逆にしています。Ver.1では『徹底的に科学する、徹底的に行動する』でした。

トグルの旧バリュー(Ver.1)

よしもり:Ver.1での運用をへて、エンジニアの植村さんから次のような指摘がありました。「我々の会社は、行動してからモデルケースを作ったり、検証したり、科学したりするので、徹底的に科学してから、徹底的に行動するわけではない」と。その通りですね、ということで、Ver.2では言葉の並びを逆に。『徹底的に行動する、徹底的に科学する』へ刷新しました。最後に『泥まみれになる』の真意ですが、メッセージとしては、逃げることをしないです。『徹底的に行動する、徹底的に科学する』とは、ニュアンスが違うので、かぶっていないと考えています。

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予告/学び忘れをし、新しく学び直す。について

【Sが目撃したトグルの文化を象徴するような出来事を紹介します】コラムの次回テーマは、アンラーニングです。@トグルという物語より、以下のセリフを取り上げます。

もっとも大きな学びとして、アンラーニングの必要性がありました。学び忘れをし、新しく学び直す必要があるなと。

社歌に込められた思い@トグルという物語/エピソード2のよしもりさん

お楽しみに。

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