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なぜ「家族に私物を捨てられた話」は繰り返し話題になるのか?背景を探ってみた

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今回のテーマは「家族に私物を捨てられた話」です。Twitterで何度も話題にのぼる背景と、時代による変化を探ってみました。

大事なものを捨てられた体験に集まる声

先日、実家を1か月離れていた間に家族に子どもの頃から集めていたものを捨てられてしまったというTwitterユーザーの投稿に、多くの意見が集まりました。

自分の集めていたものの価値を家族に理解してもらえなかったことで、「家に帰る理由はなくなった」と言います。

このツイートには大事なものを勝手に捨てられた同情の声だけではなく、捨てた家族側の事情を考えた意見も集まっていますが、このような話題が注目されるのは今回が初ではありません。

以前から、同じような体験談が投稿されるたびに引き合いに出される「伝説のコピペ」がありました。

根強い「鉄道模型を捨てた嫁」のイメージ

2006年、5ちゃんねる(当時は「2ちゃんねる」)のスレッドに『鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい』という話が書き込まれました。

夫のコレクションを捨ててしまって後悔する妻の書き込みは、さまざまなサイトに転載されて「伝説のコピペ」になりました。

今でも、家族間の価値観のすれ違いや私物の処分にまつわる話で連想するネットユーザーが多いようです。

家族との価値観の違いがトラブルを引き起こす

Twitterでも「パートナーが勝手にものを捨ててしまった」ケースは多く投稿されています。

また、親が勝手に子どもの持ち物を処分することで、子どもが傷つくこともあります。自分の体験を重ねて、「自分のものは自分で管理させてほしい」と訴える人も。

共同生活のルールは大切

「鉄道模型を捨てた嫁」の印象からか、これまでは「捨てられた人」への同情が集まりがちでしたが、最近では「捨てたい人の言い分にも一理ある」との意見が現れるようになりました。

話題になった「勝手に私物を捨てられた話」に対し、家族の共有部分まで奪っていないか、管理や掃除は自分で行っていたかなど、「共同生活のルール」としてとらえ直す声が上がりました。

他にも、「家族なら生活環境は共有財産」「みんなの家だからこそ自分だけのものは自分で管理して欲しい」といった、「捨てたくなる気持ち」に寄り添う反応が見られました。

このようにさまざまな意見が出るようになったのは、片付け術や家事の時短になるライフハックが広まり、「所有物の管理方法」への意識が高まったことも理由のひとつかもしれません。

まとめ

「家族に私物を捨てられた話」が繰り返し話題になる理由は次の3つです。

・Twitterではコレクター気質の人が多く、価値観を理解してもらえない話が共感されやすい
・最近では「捨てたい」意見も支持されるようになった
・共同生活やコミュニケーションなど、さまざまな問題点で議論が起きる

同じ話題が何度も注目されるように見えて、以前よりも一歩踏み込んで議論されるようになっているんですね。

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この連載は毎週月曜日に更新予定です。今後もTwitterでバズっている、あるいは流行りそうなトピックをテーマとして取り上げていきます。

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