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昔出したゲームの話:える・えるシスターTRPG

とうとうこれの話をする時が来てしまった…

…えー2013年にゲームマーケットに出展しました、自身初の同人TRPGになります。そして初めて同人誌というものをつくった思い出深い作品でもあります。


原作があります。

本作は、原作が存在する2次創作のTRPGとなっております。
ドタバタ百合コメディの名作『える・えるシスター』(著:邪武丸)をもとに作成しました。きょうはこのタイトルだけでも覚えて帰ってください。
全5巻、電子書籍版は今でも販売中のようです。
めたくそにかわいいですよ!

愛の暴走。

どういう経緯でこの本を手に取ったのかもう忘れてしまいましたが、わたくしこのまんがが好きで好きで。
かわいくてちょっとアホいおんなのこ達のあれこれを見て、笑ったり癒やされたり。ちょっとメンタルをやってしまった時期には、心の支えになってくれていました。
SNSで使用しているアイコンは、まんがの登場人物「春日部 洋」ちゃんです。ちっちゃくてかわいいんです。愛しています。
…まあその、その愛が高じて同人誌にしてしまったわけです。
自分は絵も描けない! 文章も書けない! …よしならばTRPGだ! TRPGならなんとかなる! ということで、同人沼に首を突っ込むことになったのでした。
これがなかったら自分が同人誌なんて出すことはなかったと思います。
そういう意味でも感謝。

当然ぶち当たる「どうしよう」。

とは言ったものの。
このまんがをどのようにTRPG化するか? というのはやっぱり悩みました。
「いちゃいちゃ」はしたいが「ドタバタ」もほしい! と。
そこら辺をなんとか盛り込み、「ココロマップ」を始めとするルール群をつくっていきました。
本作は「他の子となかよくなること」が目的のTRPGです。

ココロマップはこんなんでした。キャラコマの距離は心の距離を表しています。

部活に所属したり、二つ名がついたり、姉/妹の関係性があったり、今見るとちょい盛り過ぎかなという気も正直します。
でもまあいいんです。当時の全力を持ってやりきりました。

たのしい誌面にしたい!

正直言いますと、わたくし、ルールブックを読むことが結構苦手です。
なので「眺めて楽しい誌面にしたい!」というのはずっと思っていました。
デザインセンスなんてものは母親の胎内に置いてきたので、だいぶ苦しみましたが、結果↓のような感じになりました。

ああがんばったんだな、というところだけ伝わればまんぞくです。

この「たのしい誌面」は今でもがんばっているつもりなのですが、うまいことできてないな、というのが正直なところ。もっとがんばります。

今でも心に留め置く「学んだこと」。

端的に言うと「プレイヤーはデザイナーが思ってる以上に『失敗』を嫌がる」ことです。
本作の判定、失敗は失敗なりのメリットを用意しており、その説明もしたのですが、それでもやっぱり嫌がられました(テスト版当時のルールがよくなかった、というのもあります)。
テストプレイ時の印象が強かった(はっきり言うと、怒られました)ためか、今でも忘れずに心に刻んでおります。

電子書籍版を無料頒布中です。

さすがに10年以上前の作品になっておりますので、物理書籍はさすがに残っておりませんが、BOOTHにて電子書籍版を無料頒布しております。
今から見るとちょっと古いゲーム、にはなってしまいましたが、よろしければお暇な時にでもご覧になってみてください。

思い入れ深い作品『える・えるシスターTRPG』のお話はこれにて。
そろそろ次の弾がなくなってきた…
なんか考えます。それでは。

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