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東大現代文過去問2000年度~2024年度第1問(文理共通)

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東大現代文の2000年度から2024年度までの第1問(文理共通)をセットにしたものです。
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2023年6月の記事一覧

東京大学2005年国語第1問 『哲学入門』三木清

 著者の三木清は戦前の哲学者であり、『哲学入門』は1940年に発刊された古い著作である。…

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togenka
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東京大学2006年国語第1問 『死と宗教』宇都宮輝夫

 かつての東大現代文第1問の頻出テーマである「死」と「宗教」を文字通り真正面から取りあげ…

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togenka
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東京大学2007年国語第1問 『読書について』浅沼圭司

 『読書について』というタイトルにもかかわらず、芸術哲学そのものをテーマとしている。  …

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togenka
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東京大学2008年国語第1問 『反歴史論』宇野邦一

 第1問は論理的文章が出題されることがほとんどである。この年の問題もそうであり、論理的に…

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togenka
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東京大学2011年国語第1問 『風景のなかの環境哲学』桑子敏雄

 河川環境についての論考だが、題名どおり哲学的な論理構成である。哲学的なので、概念の定義…

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togenka
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東京大学2012年国語第1問 『意識は実在しない』河野哲也

 自然環境に関する哲学的論考である。設問もどれもオーソドックスであり、東大国語第1問の標…

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togenka
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東京大学2013年国語第1問 『ランボーの詩の翻訳について』湯浅博雄

 詩や小説の翻訳に関する論考である。受験生の多くが、入試対策において、英文和訳は少しでも読みやすく、要約なら少しでも的確に、と工夫をこらしているだろうから、身近な題材に感じた人も少なくなかったのではないだろうか。  ただし、メッセージは明確だが、特に前半部分は同じような意味の文が繰り返されており、筆者が重点的に述べたいことがよくわかる一方で、やや散漫な印象もぬぐえない。 問題文はこちら (一)「もっぱら自分が抜き出し、読み取ったと信じる意味内容・概念の側面に注意を集中して

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