会社10年目にやること~重任登記ひとりでできたもん~
ある日、一本の電話がなった。
「もしもし、10年前に会社を登記させていただいた司法書士の〇〇ですけれども。10年目に役員登記の見直しを行い、申請が必要となります。この申請を行い忘れると罰則等もありますのでよかったらまたお力になれたら・・・。」
と司法書士さんから連絡がきた。
まじか!10年目にそんなことをやらないといけないなんて知らなかった!
けど、またお願いするとなるといくらかかるんだろう?
それが一番の心配であったのでまずは費用を聞くことにした。
「申請をお願いするとなると費用はいかほどですか?」
すると、48,000円との回答が!
マジか。。。
そんなにかかるのか~。
一旦、検討するにして周りの知り合いに聞いてから最悪お願いすることにした。
まずは顧問税理士に聞いてみる事にした。
すぐさま知り合いに電話してくれたんだけど、あんまりいい感じの返答ではなくて、他の人にも聞いてみてくれたりした。
役員変更はなしで特に変わらずの内容を登記するだけなので自分でも出来ないかな?と顧問税理士さんに聞いたら出来ないこともないと思うよ!と言ってくれたのでまずは自分でやってみて出来なかったらお願いすることにした。
申請は確か2月内が期日。
それまでに調べて提出することに!
まずはネットで検索してみた。
社長が一人で経営している会社なんてたくさんあるはず
自分で登記をする人だっているはず。
すると、出て来た出て来た。
片っ端から読んでいったら今回やる役員に変更なしの登記を「重任登記」と言う事が分かった。
重任登記をするために法務省のHPから必要書類やテンプレートなどを入手して自分なりに作り上げてみた。
●株式会社変更登記申請書
これをまずは必要事項記入して作っていった。
登記するのに1万円の印紙が必要な事もわかった。
●第10回定時株主総会議事録
これを今度は作った。けど、作っていて思ったのがこれって作る必要あるの?って。一人しかいないから株主総会なんて開かないし、だから議事録だって必要ないじゃない。
しかも取締役自分の名前、監査役自分の名前で分からないから記入したけど、こんなんで意味あるんだろうか?っておもった。
よくあるよね。
形式上必要な書類って。
けど、ほんと無駄でしかないし、必要ないなら省けばいいのにって本当につくっていて思った。
テンプレートには「総会は満場異議なくこれを承認可決した」って書いてあるけど、社長自分、株主自分なら満場一致って言わないんじゃない?!
●株主リスト
これも作ったけど100%自分なんだよね。
意味があるのかわからないが必要書類に書いてあるから必要事項書いてみた。
●就任承諾書
自分で自分に書いた
委任状はなし、監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定する旨の定款の定めがあることを証する書面もなし
以上、4点を作成してから法務省のHPに書かれていた「申請書総合ソフト」のアプリをPCにダウンロードしてまずは「申請書情報の登録」を行ってから「株式会社変更登記申請書」を事前に提出し、その後、法務局へ行ってさっきの4点を提出しに行った。
何か修正箇所があればこのアプリに連絡が来るもしくは電話が来ると言ってすんなり受け付けてもらえた。
あっ!
提出時に10000円の印紙を購入し貼り付けしたんだった。
そして、特に修正が必要ない場合、連絡は来ないので2/14午前に登記完了となりますと窓口で言われたのだった。
2/2にアプリから申請書類の一部提出
2/4に法務局に行き残りの提出物を出しにいく
2/7には手続き完了しましたのメールが届く
って。。。
えっ!!
こんな簡単に手続き完了するもんなの?
とりあえず、もしかしたら連絡があるかもしれないと2/14まで電話を待ったがネットで調べると「手続き終了」のメールが来たらそれで手続きは完了しているらしい。
あっけなく48,000円の仕事は私一人の手で成し遂げられることが出来た!
やった~~~
38,000円浮いたぞ!
そして、私の重任登記のスキルがアップしたのであった。
このスキルを活かすためにも20年目の登記に向けて頑張るっきゃない!
って、20年目はさすがに役員変更になっているだろうからやり方違うだろうな。
とりあえず、今回の重任登記はこれにて終了。
ひとりでできたもん
10年目の重任登記!
よく頑張った自分!!
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