![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18763895/rectangle_large_type_2_95f3dfc6babfd23a78116b6596d1f059.jpeg?width=1200)
42 Tokyo と入学試験 Piscine
去る1月、今年4月開校予定のエンジニア養成機関「42 Tokyo」の入学試験を受験した。
体験談をまとめるにあたり、まずは42 Tokyoとその入学試験「Piscine」の概要について書く。
42 Tokyo(フォーティーツートウキョウ)とは
42(フォーティーツー)は、フランス発のソフトウエアエンジニアリング(プログラミング)を学べる学校である。
「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」をモットーに学費は無料、18歳以上なら誰でも応募可能。24時間利用可能な施設と課題解決型のカリキュラムを用意している。
2013年のパリ校の創立後、シリコンバレーやベルギー、モロッコ、フィンランドなど、世界各地にネットワーク展開している。
42ネットワーク内では学校間を行き来することができる。42 Tokyo は現在、運営の安定化に注力するために他校との提携・移動はできないが、数年後には実施を予定している。
一番の注目は学費無料であること。
キャンパスまでの交通費や日々の食事の支給はないが、教材費や設備維持費などの徴収が一切ない。卒業後の進路も自由で、中退時に違約金が発生したり就職後に毎月寄付金が義務づけられているということもない。
それから、学習方法は生徒相互(ピアツーピア)により、講師が不在であることも大きな特徴だ。
「社会に通用する力を身に付けていただく」と事務局長の長谷川氏が言及しているように、インターネット等で調べつつ自力でコードを書きながら「学び方の学び方」を培っていくような課題解決型のカリキュラムとなっている。
42 ネットワーク内の各校は、それぞれ特色がある。
詳細は割愛するが、学校のコンセプトや品質などの大筋は共通で、カリキュラムがところどころ異なる。
42 Tokyo も現在、マイクロソフトからカリキュラムの提供が予定されている。ただし、ゲーム産業など特定の分野に偏るかどうかは未定だ。
いずれにせよ「社会に、より、出ていくような学校にしたい」と、事務局長の長谷川氏がオフライン説明会で言及している。
(※あくまで一連のまとめ記事のためのサワリとしての概要記事のため、詳細は公式サイトや下記参考資料を参考されたい)
Piscine(ピシン)とは
42 Tokyo の入学には、幾つかのプロセスを経る必要がある。
募集要項にある通り、Web登録後にオンラインテストを受験し、それに合格するとPiscine(ピシン)に進む。
Piscineは4週間にわたり実施される試験である。東京校受験希望者は、六本木一丁目のDMM社内にあるキャンパスに通い、参加することになる。
Piscineの合格基準は明かされていないが、これに合格すると晴れて東京校へ入学となる。
bunjiro氏の投稿から見たPiscine体験
Piscineの情報は非常に少ない。
2020年2月3日現在だと、運営事務局や1月期の受験生の情報だけが頼りだ。
他はあくまで外部から見た噂であり、どこまで信頼すれば良いのか判断が難しい。
下記に42 Tokyo 事務局長である長谷川氏(@bunjirohase)のまとめ記事へのリンクを貼った。
実のところ、noteの記事よりも「42、最高の環境だった…。」との述懐が印象的なTwitterの一連の投稿の方がPiscineの雰囲気が伝わるのでは、と感じている。
(ちなみに氏は2019年2月にパリ校でPiscineを受験し同4月に入学しているが、4月以降の投稿は少ない)
なお、これは余談だが。
幾人かの第三者の情報によると「パリ校は学生ビザがおりない」とあるが、bunjiro氏およびnop氏双方の言及により事務局に応相談で発行されることが判明(2019年2月現在)。
パリ校以外はその国が定める学校法人として認可されていないものが多く、学生ビザがおりない可能性が高い。学生ビザやワーキングホリデーを使って参加を検討している人は、十分に状況を確認して欲しい。
参考資料
【42に関する情報】
・42 Tokyo(公式サイト)
・42 オフライン説明会(YouTube)
・フランスのプログラミングスクール「エコール42」について | 長谷川文二郎(note)
・ピア・ツー・ピア教育法について | Ryota yaoi(Medium)
・エコール42 ー創立編ー | Ryota yaoi(Medium)
・日本マイクロソフト株式会社が「42 Tokyo」へ協賛 日本初の教材提供を実施 | PR TIMES
・42 Tokyo、アマゾンが提供する「AWS Educate」「AWS Academy」の加盟校へ | EdTech Media
【2020年1月期受験生(ピシナー)による体験談】
・42tokyo、piscineで泳いできました。 | とらさん(note)
・42Tokyo/Piscineの感想(1月) | あきはなり(note)
・Piscine参加感想 | qawse(くあせ)(twitter)
・【実体験】非エンジニアが42Tokyoの1月Piscineを受けた277時間の感想 | キャリアオタク
・新しい教育のカタチ(42Tokyoの入学試験Piscineを受けて) | 和楽ブログ
・【42tokyo】piscine1月受けました。 | RyoMoro(note)
・42tokyoのpiscineを終えて | atoiuma’s blog
・42Tokyoの2次試験(Piscine)に参加しました | 15(note)
・ぴすんのふりかえりをする | :kusa:(note)
・アフィリエイト収益が7桁から4桁に。近況報告と今後について | ぬーん
・【怒涛の1ヶ月!】42Tokyoの日本初Piscineを終えた!! | UWC卒まいたけは伝えたい。
・日常|42Tokyoと夫 | ミミヒラマ。@北へ・私のすべて(note)
【他の期の合格者など】
・42tokyo Advent Calendar 2020
・フロントエンドエンジニアが42TokyoのPiscineに参加したよ記録 | hrim(note)
【そのほか】
・「42 Tokyo」が発表されましたね | 256times(note)
・学費無料!先生不在!365日24時間解放!DMMが始めた「42Tokyo」に突撃!立ち上げた人に話を聞いた | プロ無職TV(YouTube)
・10年後に今の職業の大半はないかもしれない。そのとき活躍できるエンジニアを育てる「42 Tokyo」 | バレッド プレス
・私が“プール”でもがく理由 | NHK NEWS WEB
・AI人材育成策のお手本、フランス発ITエンジニア養成校「42」は何がすごい? | 日経XTECH
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/131718064/profile_56c56802164a1b4c9b9b3e3badcd1d8a.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
2020年1月に参加した42Tokyoの入学試験(Piscine)について、CoderDojo等ほかの活動に活かせないかモヤモヤと考えつつ…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?