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家族の協同作業が家族を変える! 映画「幸せのレシピ」

【Story】

 2007年公開映画。
 超一流女性シェフのケイト。
 完璧主義者で、料理にケチをつける客と喧嘩する始末。
 独身。
 男に興味はなく、いつも料理のレシピ本を読んだり、頭の中は仕事のことばかり。
 店のオーナーから週に一度セラピストのところに行くように命じられているものの、何故命じられているか理由が分からない。
 ある日、ケイトの姉が交通事故で亡くなり、姉の一人娘のゾーイを預かることになる。
 姉の葬儀などのため、何日か仕事を休んでいたケイトが職場に戻ると、副料理長としてニックが雇われていた。
 ニックの腕は確かだったが、ケイトと正反対の陽気な性格。
 料理長の座を奪われる可能性とニックの性格に反発するケイト。
 一方、母を失ったゾーイは、なかなかケイトと打ち解けられず、ケイトが作ったものを全く食べない。
 ある日、ケイトはゾーイを職場の厨房に連れていく。
 陽気な性格のニックは、すぐにゾーイと仲良くなっていく。
 それを切っ掛けにケイトとニックも次第に恋に落ちていく。
 ところが、厨房でのニックの発言力が次第に強くなっていき、ケイトとニックは喧嘩別れしてしまう…。

【赤の他人だって家族になれる!】

 別々の人生を歩んでいたケイトとニックとゾーイが、徐々に家族になっていくところが面白い。
 ゾーイの心を開き、三人の心を近づけたのは、厨房での協同作業。
 ゾーイの学校からは、子供を働かせないよう注意を受けたが、最も反発したのはゾーイ。
 子供の成長には、何か物を与えたり、褒めたり、表面上の愛情を示したりすることよりも、家族で力を合わせて何かを行うことの方が絆を深める近道なのかもしれない。
 そして、家族とは各人の努力により成り立ち、そのことが各人の成長に強く結びついていく。
 家族とはどうあるべきかのヒントが、この映画にはある。
 おすすめです。

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