無題のプレゼンテーション

新型コロナウィルスから見える本当の中国 最大の犠牲者は貧困層 中国からのデカップリング

 先週と今週のニューズウィーク日本版の特集は「私たちが日本の○○を好きな理由」。日本で生活する中国人と韓国人から日本の好きなところを聞き取ったインタビュー記事。
 残念ながら、あまり面白くない。
 問題は、中国と韓国の反日政策にあるのだから。

新型コロナウィルスの最大の犠牲者は?

 それよりも、同じ号に掲載されていた新型コロナウィルスの記事の方が断然面白い。
 先週号のタイトルは「新型肺炎の最大の犠牲者は貧困層」。
 記事によると、新型コロナウィルスに最も接触する可能性が高く、そして、中国全土に広げるのは貧困層の出稼ぎ労働者であるという。
 その出稼ぎ労働者の大半は、インターネットから無縁であり、身分証もなく、場合によっては出生届すら出ていないらしい。
 いくら中国が監視社会といっても、このような貧困層の労働者が、相乗りのトラックで移動したら、その動静は全くつかめない。
 中国発表の患者数と、諸外国による推計値が大きく離れているのは、中国政府が隠蔽しているというよりは、把握できてないというのが本当のところようだ。
 そして、中国では、まともな治療を行える医者は少なく、当然、貧困層の人々は病院に行くこともできない。
 記事は、この貧困層の人々に救いの手差しのべないと、このアウトブレイクは終わらないとしている。

新型コロナウィルスがもたらす影響とは?

 今週号では、新型コロナウィルスがもたらす世界経済への影響に言及。
 国際的なサプライチェーン(供給網)は、中国なしでは維持できない。
 米中の貿易戦争が始まり、日本もファーエイ製品などの中国のIT関連商品の閉め出しが行われているが、まだまだ極一部。
 新型コロナウィルスの影響で、中国各地の工場が停止しており、これによる世界経済への影響は相当に大きいとのこと。
 今回の件を契機に中国とのデカップリングが進むことを期待するしかなそうだ。

 音声版はこちらから。
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