見出し画像

なぜ、愛が始まるのか?

なぜ、愛が始まるのか?

どうも、とがみんです。

2022年の冬のアドベントカレンダーに続いて、2023年、夏のアドベント企画に参加させていただきました。

今回のテーマは「星座」

たくさんの散らかった点々を眺め、意味を見出していく。

前回の冬のアドベントカレンダーから歩んできた道のりを、Integration Journeyになぞらえて、その意味を振り返っていこうと思います。

Integration Journey

🌔帰還から日常へ:つながった思考と感覚

前回、12月のアドベントカレンダー。

過去、本質や理想に向き合い続けてきた。

そして、人との関わりの中で、たくさんの失敗経験を重ね、人と関わること、コミュニケーションに対して、たくさんの恐れを感じてきた。

「孤独感」と「停滞感」を感じる中で、自分は何をし、どう生きていきたいんだろうか?

そんな問いが生まれ、考える中で出会ったコーチング。

自己に深く向き合っていく中で、「愛するということ」という本を読み、「人生のテーマ」を言語化していた。

これからは「愛するということ」に向き合っていくんだろうなぁ…ということをふわふわ意識していた。

年が明け、たまたま出会った動画。

サイモンシネックが語る「愛とリーダシップ」について。

Do you love your wife?

Yes.

Prove it.
Like, what’s the metric?
Give me the number that helps me know, right?
Because when you met her, you didn’t love her.
Now you love her, right?

Tell me the day that love happened.

Simon Sinek on LOVE and LEADERSHIP

「あなたは妻を愛していますか?」
「証明せよ」
「彼女に出会ったとき、あなたは彼女を愛していなかったはずだ」
「が、今、あなたは彼女を愛している」
「そうだろ?」
「いつ、愛が始まったのか?、私に伝えてみなさい」


なぜ、愛が始まるのか?


何度も何度も、繰り返し聴き続けていた。

ひたすら聴いて、考え続けていた。

過去の「愛を感じた経験」を振り返る中で、思考と感覚が紐づき腑に落ちた時、「愛するということ」という恐れ、大きなシャドウに向き合う覚悟を持ったのだ。

そして、今ここの日常が始まっていった。

🌕日常:これからに向けた準備期間

2月、THE COACHのプロコース(現:インテグレーションコース)が控えていた。

じっくり思考したいことを思考し、習慣化したいことを習慣化するための試行錯誤を繰り返していた。

毎日朝活をする。
毎週ヨガに行く。
毎日懸垂する。

コーチとしての「理想と今」を整理して、これから良い時間にするぞぉ!という心持ち。

一方、仕事では、どんなチームが理想なのか?ひたすら、試行錯誤を繰り返していた。

また、様々な部署の人たちが雑多に集まる拠点という小さな箱。

その特異性の中に組織的価値を見出す活動の中で、人の関係性がどのように深まって行くのか?というテーマを持ちつつ探索活動を行なっていた。

🌖旅立ち:蠢く組織の変化の中で…

THE COACHのプロコースも始まり、コーチングをする機会が一気に増えていった。

コーチングの改善サイクルを回し続けることの習慣化、ナレッジを溜め続けるための仕組みをつくり、日々改善サイクルを回し始めていた。

一方で、今後に対する不安を感じ始めていた。

徐々に、徐々に、忙しさが増していく。

仕事における、大きな組織の構造変化、拠点への人の増加、チームへの人の入れ替わり、たくさんのコーチングセッション。

意識する対象範囲が広がり、カオスの中へと旅立っていった。

🌗拒絶:「ありのまま」でいられない

3月から、4月、一気に仕事に意識が持っていかれた。

大量のわからないこと、いくつもの新しいこと、複数のコンテキストが入り混じり、圧倒的なカオスの中で必死に泳いでいた。

具体と抽象、目的意識のスイッチング、何も整理しきれずに変化が激しい環境の中で、ただただ、目の前の課題に向き合い続ける。

余白がなくなり、溢れ、どんどん疲弊していく。
これまで培ってきた習慣化が全て崩れ去っていった。

朝起きれない、筋トレできない、ヨガに行けない。
コーチングの改善すらも回せなくなってしまった。

🌘出会い:「ありのまま」の自分と豊かな暮らし

疲弊しきった4月、ゴールデンウィークに入り、アート合宿に参加した。

絶対にのんびりしてやるんだ!!!
という強い意志で、究極の「のんびりタイム」を過ごしていた。

内面世界の探求。

アートを通して、自分の内に、深く、深く、入り込む。

そうやって出会ったのが、きっと「ありのままの自分」なんだと思う。

このアート合宿を通して、ありのままの自分に出会い、「何を願っているのか?」が深まっていく経験になっていったんだろう。

ただただ、安心感とつながりを感じ、マイペースでのんびり過ごせた時空間だった。

🌒試練:余白を生み出す

ゴールデンウィークが明け、カオスな状況に舞い戻る。

カオスな環境の中、目の前の「コト」と「関係性」に向き合い続ける。

認知負荷を少しでも下げ続ける。
思考負荷を少しでも下げ続ける。
最適な構造を捉え、調整する。

余白を生み出すために、

習慣化を通した無意識の活用を試行錯誤する。
散らかったあらゆる事象のつながりを捉え、意識対象を局所化する。
周囲の人への頼り方を考え続ける。

ひたすら考え、行動し続ける。

そして、「ありのまま」であるために、ひたすら試行錯誤を繰り返す。

🌓成長:「ありのまま」であるために

そもそも、「ありのまま」とは何なのか?

太陽は太陽としてただ存在し、エネルギーを地球に届けているように、

海は海としてただ存在し、たくさんの生物の拠り所となっているように、

それぞれが、ただただ存在し、宇宙が循環するために必要な役割を自然とになっている。

人も同じ。

それぞれに個性があり、それぞれに願いがあり、それぞれの「ありのまま」がある。

心の願いとつながり、それぞれが自然とやっていることをやっている。

それぞれの間で自然とつながりが生まれ、強み弱みを補い合い、宇宙が循環するために必要な成果につながっている。

変化し続ける環境の中で、自分がありのままでいられるために、みんながありのままでいられるために、

必要なことは、お互いに気にかけ合い、お互いに心の奥を理解しあい、お互いに調整し合うこと。そして、それを続けること。

THE COACHのプロコースの旅路の中で最後に言語化していたビジョン構文。

自分にとっての「ありのまま」とは何なのか?

のんびりまったりした、時間の流れがゆっくりとした空間の中で、理想と本質を探求し続け、そのための構造を模索する。

「目の前に起こるプロセス」と「目の前の関係性」、目の前の人のありのままに向き合い、それぞれの「ありのまま」を繋ぎ合わせ、自然と生まれる成果につなげる。

そして、今ここで起こるプロセスに従い、理想と、理想に向けた構造を問い直し、組み替え続ける。

そうやって「心躍る生命が共鳴し合う果てしない宇宙の海」であることが、自分にとっての「ありのまま」なのかもしれない。

そんな「仮説」が、この半年の旅路を過ごす中で生まれた。

🌔帰還:なぜ、愛が始まるのか?


なぜ、愛が始まるのか?

振り返ってみると、「コーチング」に出会う前に感じていた「孤独感」と「停滞感」が今はなくなっている。

もがきながらも、「つながり」と「安心感」の中で「充実感」を感じている。

仕事の中でも、シェアハウスの暮らしの中でも、そしてTHE COACHのプロコースを共にした人の中でも。

なぜだろうか?

サイモンシネックが語る「愛とリーダシップ」について、を思い出す。

I can’t tell you exactly what day, and it was no particular thing you did.

it was the accumulation of all of those little things that she woke up one day, and as if she pressed a button, she goes “I love him.” Right?

Leadership is exactly the same.

It’s an accumulation of lots and lots of little things that anyone by themselves is innocuous and useless.

Simon Sinek on LOVE and LEADERSHIP

「特別なことをしたからではない」

「それまでの些細な出来事が積み重なって、ある日、まるでボタンを押したかのように、「愛している」ということに気づくのだ」

I love my job” means “I don’t want to work anywhere else. I don’t care how much somebody else is willing to pay me.

I’m devoted to the people here and I care desperately about the people here as if they were my family

Simon Sinek on LOVE and LEADERSHIP

「仕事を愛しているとはどういうことか?」

「他のどの場所でも働きたくない」
「いくら対価を支払ってくれているかなんて気にしない」

「ここにいる人を、心から気にかけ、大切にしている。まるで、家族であるかのように。」


「コーチング」というものを学ぶことを通して、少しずつ気にかけるようになっていったんだと思う。

「コーチング」に出会う前、

理想と本質に囚われ、「目の前の関係性」「目の前の課題」に向き合えず、どんどん疲弊し、失敗していった経験。

なかなか上手くいかない、できない自分を受け入れられず、どんどん殻にこもっていってしまった。

そして「コーチング」に出会い、「目の前の関係性」「今ここ」に向きあうことを学び、実践を続けてきた。

気づいた時にはもう、「つながり」と「安心感」の中で、「充実感」を感じていた。

「孤独と停滞」から「つながりと安心感」へ


なぜ、愛が始まるのか?


ただただ、想い、何気ない小さな行動を積み重ね続けること。

気づいた時には、もうすでに、愛が始まっていたんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?