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売上TOP10/BOTTOM10を同時に表示する、ディメンションを切らないでVizに表示する:Tableau DataSaber講義まとめ~Intermediate I その3~

DataSaberの勉強のため、講義内容を私なりにまとめました。
講義はTableauを深く理解できる内容になっていて、非常に勉強になりました。

※手順の詳細は載せず、課題で習得できるテクニック/知識を中心に書いています。講義では詳しく説明されています。
※データソース:サンプル - スーパーストア
※Tableau Ver.:2023.2.0


課題その1

売上TOP10とBOTTOM10を1つのVizに載せる

「売上」TOP10/BOTTOM10の製品の利益は良好か?

もし赤字の製品がある場合、最も赤字の製品数が多いカテゴリはどれか?

Intermediate I Q5

習得できるテクニック

  • セット

  • 結合セット

作成ポイント

※「売上」という1つのディメンションから2つの異なる条件で絞り込んだデータを同時に表示できるのか?

1. まず、絞り込み(フィルター)の前提

  • Tableauでフィルターを重ねて使うと、「AND条件」になる。

  • 同じディメンションで重複してフィルターできない。(1ディメンション1フィルター)

2. ではどうするか?

セットと結合セットで実現させる

  • セットを2つ作成

  • それらを結合する(完全外部結合)。つまりOR条件になる。

【セットの作成】

  • データペイン>ディメンションを右クリック>作成>セット…

  • ピルを右クリック>セットの作成…

売上TOP10製品のIn/Out、売上BOTTOM10製品のIn/Outセットができた

【 結合セットの作成】

売上TOP10/BOTTOM10に絞られたデータでフィルターできた!
売上TOP10のIn/Outのカラム=売上TOP10/BOTTOM10カラム


課題その2

ディメンションを切らないでVizに表示する

課題その1のグラフの空白が目立つグラフを埋めて見た目を良くする。

・製品名が被っていないので空白になってしまう。ランキング(左カラムと右カラムの共通項目だから)を行ヘッダーにする。
・マイナスだけじゃなくプラスも表示させてて空白を埋める。

Intermediate I Q5

習得できるテクニック/知識

  • ランクをディメンションに変換してヘッダーとして使う

  • ディメンションを属性にして、軸にしないで表示させる

作成ポイント

1. 「ランク」を使ってViz上の表現方法を変更する

ランクを不連続にしてディメンションに。製品名を詳細に置き、それを使ってランク計算する。

2. 「属性」を使ってViz上の表現方法を変更する。

ディメンションだと切り口になっていたが、属性にするとそれでは切らない。
列ヘッダーの文言は間違ってます。。

※ディメンションだと積み上げて、属性だと並列に表示する理由

  • カテゴリがディメンションの時の粒度
    セットのIn/Out(売上TOP10/BOTTOM10) × 利益のランク × カテゴリ × 製品名
    ※カテゴリ毎の製品の利益ランク1位が1つの棒グラフの中に入っている。

  • カテゴリが属性の時の粒度
    セットのIn/Out (売上TOP10/BOTTOM10) × 利益のランク × 製品名
    ※製品名毎の利益ランクになるので、ランクと製品名が1対1の関係になる。「表計算の編集」でも同様の事ができる。


まとめ:セットと属性

セット

セット内の値を動的に変更でき(フィルターのように表示させて変更、投げ縄ツールで直接囲みこんで変更など)、それを様々に利用できる、とてもパワフルなツール。
セットアクションと組み合わせてインタラクティブなダッシュボードも作れる。※セットアクションは今後詳しく勉強したら掲載するつもりです。

インタラクティブな探索が可能になる。
「ザ・インタラクティブ」なツール

属性

切りたくない(LODとして認めてもらいたくない)けど、情報として入れておきたい時に使う。

※LOD計算で上手くいかない時にここの概念が重要かも。。

親が1つか?、親がたくさんいるか?

属性(カテゴリ)×サブカテゴリにアスタリスクが出ないわけ
サブカテゴリの親カテゴリは1個しかないので、テーブルの親は家具だと自動的に分かってくれる。

自分より細い粒度のLOD(Level of detail)が入ってくれば カテゴリーの属性は自動的に自分が何のカテゴリーだか分かる。裏にあるレコード単位のデータをちゃんと見ている。


属性はディメンション(集計単位)として使われていない。


参考文献:DATA Saber Boot Camp Week3 "HandsOn - Intermediate I" by KT
Images:by starline and by pikisuperstar on Freepik , by Freepik and by Freepik


     

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