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2月19日3軒目綴る。(広島県尾道市・尾道)

竹原市を出て次に向かったのは尾道。実はこの日泊まっていたのは尾道でした。これからの目当てのお店には前日に行く予定だったんですが、臨時休業で行けず。ホテルは尾道に予約済みだったので、この日になりました。この目当てのお店は13:30から営業だったので先に竹原のお店を回った方がお店の人と話す時間ができるのでこう回ることにしました。そのお店は尾道駅からアーケードの商店街をひたすら20分ほど歩いて路地に入ったところにある「綴る。」さんです。

Googleマップで見ると飲食店ではなく文房具店になってる変わったお店です。2年前に大王が豆花巡りを終えた直後に見つけちゃって、あっ行かなきゃって思ってやっとの訪問。前日に来れず、ホテルのご主人に聞いたらやってるところ見たことないと言われ不安が増し、ここまで来て空振りに終わるのは悔しいのでSNSのメッセージ(裏アカ)で一縷の望みを託しました。尾道ラーメンをすすっていたら返事が来たのでガッツポーズ。訪問するまでにいろいろありました 笑

他では買えない作り手さんの作品が並ぶ

店内はカウンター5席ほどしかない小さなお店。日本酒の瓶が並ぶBARでもあり、文房具好きの女性店主さんの独自ルートで仕入れた他では中々買えない文房具が並びます。電鍋や小物があって独特の雰囲気。そこにいる女性店主はお綺麗なのでちょっとドキドキです 汗

メニューは紙にボールペンで簡単に書いたもの。文房具屋らしい演出かな?お酒はあるもののお茶も好きなんだそうでいろいろ置いてます。とりあえず、注文は豆花と尾道造酢のぶどう酢ソーダにしました。尾道造酢は近くにお店があったので気になってました。ここの豆花は注文があってから作るので時間がかかります。こういう作り方するお店は日本では見たことはありません。器に豆乳とにがりを入れて電鍋で蒸します。その間にドリンクが来ました。

お酢の酸味はあんまり強くなくスッキリして飲みやすい。豆花ができるまで飲みながら名刺を差し出して大王だと伝えていろんなお店を回ってる最中だと話しました。女性店主さんも気になるお店があるというので、今までもらってきたショップカードを見せました。前日に大王が行った銀湾さんは行ってみたいと思っていたそう。豆花の話で盛り上がっていると、豆花が出てきました。

豆花はその日によって内容が変わります。この日は出来たてですから温かいものしかありません。金柑、いちご、小豆、ハトムギ、白玉にきな粉でした。別添えでシロップを自分でかけます。豆花は一度豆花匙で掬って別の器に盛り付けし直してます。蒸した器のままだと器で火傷しますからね。この辺に優しさを感じます。甘さは結構控えめ。それをフルーツやトッピングで補ってるような感じです。

豆花を食べながらこちらのお店のことを詳しく聞いてみました。元々BARのお店を居抜きで借りてお店を開いたそう。ところが、このコロナのせいで苦しい日々を過ごしていて営業時間のせいで協力金がもらえなかったり、もらえても書類不備で返還させられたり。それでもお店や家族を守るために苦労したそうです。元々、雑誌のモデルをやっている方でメイクの講座を開いたり、常連さんに支えられてどうにかやってこれたと話されていました。今でもモデルの仕事はあるそうで、撮影された写真を見ましたが別人の様でした。こう書くと誤解を与えるので説明すると、写真も目の前の本人もどちらも綺麗なのは間違いないけど、雰囲気が違って別の人のように見えるんです。モデルってこういうこともできるのかとプロの仕事を見た気持ちです。まじまじと見比べちゃいました 笑 女性店主さんは実はまだ台湾に行ったことがないそうで、それでも台湾のものに惹かれるものがあり、こちらのお店を開く前は竹原の行天さんのところにお手伝いしに行ったこともあったそうです。

しばらくはお客は大王1人の状態でしたが、近所のお茶屋さんの男性が届け物を持って来ました。女性店主さんがその男性に大王のことを紹介してくれると、台湾話でいろいろ盛り上がりました。大王のお店にも通う広島の台湾好きの男性のことや広島市の中国茶のお店 雲間さんのこと(大王も4年前に訪問済)など。滞在時間が長くなってたのでドリンクを一つ注文したあとも話したりして4時間以上も居てしまいました。ホテルの最寄駅に向かう電車や他のお客さんが入り出したのでここで切り上げてお店をあとにしました。

大王はお酒を飲まないからBARのようなところは行かないけど、こんなお店が近くにあったら常連になってますね。豆花食べにね。

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