第1回:TOEICの資格を取るメリットとは
これから社会人になる学生さん、または何か資格を取得したいと考えている社会人の方にとって、どんな資格が役に立つのか、迷うところだと思います。
国家資格や専門技術の資格取得を目指すのもいいかもしれません。しかし「TOEIC」は就職する時や、新たな仕事を始める時には、とても役立ちます。
そこでまず「TOEIC」の資格をとることのメリットを考えていきたいと思います。
就職に有利、企業でも「TOEIC」の成績を重視
「TOEIC」は、○○が主催している英語の検定試験です。まずさまざまな企業で採用の時に、「TOEIC」の成績を考慮していると言えるでしょう。
そのため就職のために何かスキルを持っておきたい、と考えている学生の方にはある程度の点数を取得しておくと有利といえるでしょう。
また企業に入ってからも、「TOEIC」の成績は昇進や配属などでも考慮されているようです。
実際に各企業が推奨している成績というのがあります。課長なら600点以上、部長以上なら650点以上というような基準も示されています。
このことから企業では、かなり「TOEIC」の成績が重要視されていると思われます。
しかし勉強という点では、学生の方たちの方が有利です。というのも大学や高校で英語の授業を受けたばかりの方も多いからです。社会人になると、英語の勉強からも離れてしまい、もう一度勉強するのはなかなか容易ではありません。
「もう一度勉強しなければならないのか…」と溜息とともに、勉強し始める社会人の方も多いと思います。そのため学生の方には、特に「TOEIC」がおすすめです。
再就職でも有利、英語を重視している業界
また社会人になり、別な職業に就きたいと思っている方も、「TOEIC」が有効です。旅行や出版、IT分野でも英語ができる人は、やはり優遇されていると思います。
そもそもコンピューターに関することは、全てがアメリカなどの英語圏からもたらされたと言えるでしょう。プログラムの言語も英語ですし、土台が英語で成り立っているのです。
その上につくられたさまざまな新しいサービス、SNSなども当初はやはり英語が中心でした。日本語に独自で作られたサービスはかなり少ないといえるでしょう。
このためIT分野では英語力は高く評価されると思います。出版に関してもそうです。今はさまざまな海外からの情報がネットで繋がり、流れてきています。もはや日本だけの情報では、ユーザーも物足りなくなっている時代です。
そこでさまざまなメディアで働く人々にも、英語力が試されています。むしろ英語が読めないという人は、これから置いてきぼりにされてしまうのかもしれません。
また高得点をとった方は、翻訳や通訳などの仕事にも就ける可能性さえあります。例えそこまで高得点でなくても、再就職した先で、やはり海外関係の取引などを任される可能性も出てくると思います。
周囲の自分を見る目が変わる
ただTOEICである程度の得点をとることのメリットは、仕事面だけではありません。特に周りの見方が変わるのが大きいでしょう。
私も700点代をとった時、周りの友人から驚かれ、「すごい」や「見直した」と言われました。このような得点だけで、周囲の自分に対する見方が変わるとは意外でした。
そのおかげで自分に自身が着くようになりました。また振り返って、自分の勉強法も間違いはなかったと確信するようになりました。
その点だけでも、勉強をして良かったと今でも思っています。
なぜ今更、「メリット」を書いたかと言いますと、実は勉強を長く続けるのはモチベーションが大切だからです。
目標をもっていないと、なかなか長くは続けられません。そのためなぜ「TOEIC」を勉強するのか、勉強をして何をしたいのか、今一度自分の中で動機を明確にしておいたほうがいいと思われます。
そして動機が明確になれば、勉強にも熱心に取り組めるようになると思いますよ。
次回からいよいよ、実際の勉強法をご紹介します。有料(100円)になりますが、お気軽にご覧下さい。(了)
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