最近考えていること

久しぶりにnoteを書く。色々近況を書きたいけど、書き始めるとまとまらない状況なので、落ち着いたらあらためて。今日は最近考えていることについて書いてみよう〜。

「諦めない」ということのすごさ

私は割合これまで「あ、もうだめだ」と思うと一気に両手をパッと開いて手に持ってるものを離してしまうことがありました。今より若い時ほど、それは容易くやってしまっていた。人間関係も、やりたいと思っていたことも、仕事も。

そしてようやく最近「それでも、諦めない」という精神は最強であり、すごい愛情だなと感じます。

それこそが才能なんだと、よくスポーツ選手などを例にあげて言われることもあるけれど、本当にそうかも……とだいぶ時差があってしみじみ思う。簡単じゃないけど、誰にでも実はできる、とても地味なことの繰り返し。

諦めない、というからには「諦めたい………時もあるけど、諦めない!」という葛藤が含まれている。だから、しんどいし、自分をそうやって何度も立て直すのは、まさに七転八倒って感じですね。「諦めたら、そこで試合終了ですよ」って名言すらも今降ってきたわ……安西先生。。

諦めないための理由も必要な気がするけど。それが日々の積み重ねとか振る舞いなのかもしれない。

諦めるっていうのは、そうじゃなかったんだ、ダメだったんだと答えを自分で与えてしまう行為なんじゃないかなとふと思った。本当は死ぬまで答えなんてわからないのに。いつもの行動に、すべて答えがすでにある、と思うからこそ諦めてしまうのかなと。私は、本当にそういう考え方が20代前半まで強かったので、自分で自分の首をしめてたと思うし、育てられた芽を自分で詰んでしまっていただろうなと今振り返ると思う瞬間がいくつかある。

出会ったことがまず奇跡。だからそれを自分なりに大切にしてたら、離れるものは勝手に離れていくし、必要なものはそこにあり続けるのだろうなあ、選ぶなんておこがましいことをしないでも……と思ったりするのだった。

自分に正直になることのむずかしさ

この壁に29才にあと2日ほどでなろうとしている今も、ぶち当たっています。自分に正直であるって超むずかしいし、それは人の気持ちを考えないこととは別物なんだ〜知らなかった〜っていう感じです。

フランス人の友人と主に付き合う中で、あまりにも、自分の考えをずけずけと言われるので、最初はその場しのぎで、愛想笑いしたり、褒めておいたり、いなしたりしていました。が、

見えないストレスが溜まるんだな。だって本心じゃないんだもーん。

っていうね、日本でもどこでもぶつかる壁は同じだなっていう感じです。

だって、私はそう思わないって言ったら、絶対あの子逆上して一端キレるやろ〜で、自分は正しいことを説得してくるやろ〜、それを受け止めた上で、私の意見言わなあかんわけやろ〜、たいへーんだー

っていう初歩的なコミュニケーションの一場面を、新境地であらためて体感しているところです。

自分に正直であること、かつ、その発する言葉が相手への愛情を含んだものであれば、それはまずちゃんと伝えた方がいいですよね。愛のない批判100%とかだったら、どこにも生産的なものは生まれないので、言わない方がいいけどさ。

そうしないと相手は自分と同じ考えなんだと勘違いするし、私も本当の自分の考えや感じることがわからなくなってくる。

今はまだ、瞬発的に受け取った違和感とか、怒りとか悲しみとか、主にネガティブな感情を、素直な自分の言葉で伝えるということが下手なんだけど(だいたい半日〜1日置くと「よくよく考え直すと、あそこで私はこれを言いたかった!!!キー!」となる)、これって練習なのかなと思うのです。

超〜苦手。

でも、少し自分のその部分に気づいた翌日から、愛想笑いはしない、適当に褒めない、相手の意見を聞き終えたあとに反対意見があれば伝える、くらいのシンプルなやりとりを少しずつ努めるようになって、すごく自分が楽になった。あと、言われていやなことには露骨に嫌な顔をするとか。

もちろん時と場合を選ばなきゃいけないけど、友人間とか許される関係ならば、愛を持って、私の気持ちも尊重しながらやりとりをしていければいいのではないかなと思う。

中国人はすごい

小さな単位の褒め言葉になるけど、私は中国人ってすごいと最近あらためて思う。

どこの国に行っても強固なコミュニティがあって、中国語しか話せなくてもある意味世界中で生きていけるほどに人々が散らばって、ビジネスを展開していて、そこに彼らの暮らしがある。

と言っても、フランスで中国人に普段はあんまり会わないが(話さないと何人かわからないというのもある)、最近思うのは中国スーパーのありがたさだよね。。

品質はもちろんピンキリだと思う。でも、日本のスーパーより、韓国のスーパーより、物によっては品質もよくて、アジアの野菜が手頃な価格で売っていて、日本のものまで網羅してくれている時もあって。

もー超助かる!(これに尽きる)

アジアの味って大きく括れば、ルーツは近いよね。。麺類とかスパイスとか見ているだけで、ホッとする。

流通もしっかりしてるし、根の張り方がすごいな!!ってね。消費者目線で私は実感した。ニラも売ってるし、大根も売ってるし(結局、食品の恵みがメインな理由)。

外国に長期に住んだことがないので、来る前や来た直後は、郷に入っては郷に従えじゃないけど、その土地の食べ物が一番安くて美味しいに決まってるじゃん!ヨーロッパに来てまで、日本食とかアジアの味を求めてレストランに行ったり、何倍もする調味料を買うなんて効率悪い!地産地消せな!と思っていました。

が、もちろん、すでに前述の通りそんなことはなくなりました。醤油がないと嫌だし、味噌もみりんも欲しい。ごま油で炒めたいし、お出汁の風味がいつも基本の料理文化で28年間育ってしまったのだ。今更変えるなんて、難しいしそんな必要もないなと思った。

話は前後するけど、フランスの物価は安くないから、下手すればアジアの食品店で日用食品仕入れても大して食費は変わらない気がしている。

もちろんフランスの食材とか調味料も好き!と言っても、大してまだ知りませんが、バターの香りとかさ、ハーブとかさ、チーズとかさ(ちょっと雑かな〜)。

「フランス人は何を食べるの?」と質問されたことがあり、考えてみたけど全然わからなかった。パンとワインかな?とか適当なことを答えてしまったけど、パートナーに聞いたらあながち彼の意見は私のそれと違ってなかった。あくまで本人の一意見だけど「多国籍な人々がいる移民国家だから、フランス人=いろんな人種だし、ルーツがそれぞれあるから家庭料理はバラバラ」というもので、妙に納得しました。

フランス人はベジタリアンも少ない。でも、野菜たくさん食べる人もいれば、肉食べる人もいる。パンめっちゃ食べるなと思えば、私のパートナーはほとんどバケットを食べない。ご飯+味噌汁+漬物みたいな、日本人のテンプレートがあるわけではなさそう。フレンチレストラン!ってなるとまた違うのかな。わからん。

何はともあれ、味の記憶って偉大。新しい街中に降り立てば、ひとまず「chinese supermarket / alimentation」で検索するこの頃です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。 書くことを気長に続けていくことで自分なりに世の中への理解を深め、共有していきたいです。