「僕は、こんなところに泊まりました。」を、ピクト図解で描いてみる。(前編)
「ピク活IT」の「アドベントカレンダー」12日目のエントリーになります。
外国の方がたくさん来日してくださるようになりましたよね。
今回は、インバウンドの増加で活況を呈している「ホテル・宿泊業界」についてピクト図解を使ってちょっとだけ勉強してみたいと思います。
ホテル業界に相次ぐ異業種からの参入
今、ホテルの検索サイトでは、ホテルの空室を探しても条件にそったホテルは満室ばかり。出張でビジネスホテルを探していても、空いているのは大量の「ゲストハウス」や「民泊」なんてことがザラにあります。
私、ゲストハウスにはプライベートでたまに泊まりますけど、セキュリティが緩い宿泊施設が多いです。プライベートでは旅人同士の出会いもあり面白いですけど、会社PCも持ってますし、出張中は滞在できないですよね。
空室はあるのに泊まりたいホテルは見つからない…。こんな状況の中で、民泊でもゲストハウスでもない、「見慣れない感じの宿泊施設」がホテルの検索結果に出てくることが増えてきました。
救世主であって欲しい!!と思って調べたりしてるんですが、異業種が参入して今までにない経緯で生まれた宿泊施設が増えてるんですよね。
実際に泊まってみてスタッフさんたちに話を聞いてみたりしてます。「運営してるのはどんな会社なの?」が私の口癖になっているのですが、ネットも含めて調べてみるといろいろと見えてくるところもあって面白いです。
ということで、今回は「新たなタイプの宿泊施設」は一体なんなのかを暴いてみようという試みです。ビジネスモデルをピクト図解で解明することで、宿泊・予約をする際の不安を少しでも減らせたらいいなーと思います。
めざせ、脱ビジネスホテル難民!!
泊まった宿泊施設は「中小ビルの救世主」だった。
一つ目に紹介するのは「ファーストキャビン」さんです。
ネットの記事を元に、ファーストキャビンさんの運営受託事業をざっくりとピクト図解に描いて見るとこんな感じ(↓)になりました。
なるほど、古いオフィスビルや雑居ビルの空室対策なんですね。
僕も泊まってみましたが、繁華街のど真ん中なのに空室が目立つ雑居ビルの上層階にファーストキャビンはありました。
フロアの中に、ゲームセンターとか飲食店が連なる雑居ビルの中で、それらと同じような構えでファーストキャビンがフロアに並んでいることに視覚的な違和感も感じたのですが、ビジネスモデルを理解すると納得です。
チェックインを済まして施設の奥に進むと、キャビンと呼ばれるユニットがどかん・どかんと並べてありました。
イメージとしては、カプセルホテルがちょっとリッチになった感じ。鍵はなし、窓とかもなし。専用の水回り(トイレ・バスタブ・シンク)もないけど、ベットのある空間はひとつひとつが独立してます。
出張の時に宿泊するのは避けようと思いますが、僕が行った時も受付ではテキパキとした捌いてくださって運営は十分に熟れてる感じがしました。
事業は2009年からスタートされていてすでに10年の歴史があるんですよね。最近では、関西の鉄道会社さんと仕事されていたり、会議室のTKPさんが出資されたりと、ビジネス方面でも注目株の会社さんのようです。
空港の空きテナント対策にも一役買っていらっしゃって、羽田空港にもファーストキャビンがあったりします。一泊貸しではなく、数時間の滞在もできる模様。
海外の空港なんかでも、導入したいところがありそうですね。飛行機好きも相まって以前から気になってたんですが、ピクト図解の格好のネタになりました。
次回のアドベントカレンダーは?
ピクト図解でビジネスの背景がわかったので、ちょっとスッキリしました。
ファーストキャビンさんは設計事務所さんの新規事業という背景もあるようです。ネットにはエピソードも転がっていたので、どこかでまた親会社さんのビジネスも含んだピクト図解を描いてみようかなとか思ったりもします。
次回は、続編として、泊まった宿泊施設を仕掛けていたのは「リノベーション屋さん」だった編をやります。
乞うご期待!!
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