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【ガクチカのすゝめ】過去の自分をボロ雑巾にしてみた②
みなさん、こんにちは!
とどろきと申します。
今回は前回記事の第2弾となります。
前回の記事では、理系就活の肝である研究概要について紹介させていただきました。今回の記事では、研究概要の次に大事な「ガクチカ」をテーマで書きます。今回も過去の自分が書いたESを自分で添削しております。従いまして、ボロ雑巾のようにディスっていますが、誰も傷つきません。
いろんなサイトに他人のガクチカが転がっていますよね?
ただこのガクチカは洗練されたものであり、この記事で出てくるような洗練前のボロカスのESというのを見かけることは少ないのではないでしょうか?
もしボロカスのESが変わっていく様に興味がありましたら、最後まで読んでいただけると最高です。
自己紹介
本題に入る前に私の自己紹介を載せておきます。
名前:とどろき
職業:メーカーソフトウェア開発者
ガクチカ(本音):学生時代頑張ったことは、ウイイレです。好きな選手はロッペンでした。
テニスサークルにも一応所属しており、副会長を任命されました!副会長とは名ばかりで雑用ばかり振られたので、嫌になり幽霊になりました。
アルバイトはラーメン屋でした。学生時代、研究以外で一番時間を費やしましたが、売上をあげることには一切無関心で、麺をあげることに全力を注いでいました。
このように学生時代、特に頑張らなかった私のESがまともになる様子をご覧ください。
1. 過去のES(ガクチカ編)
質問:学生時代に学業以外でもっとも力を入れて取り組んだことをなるべく具体的にお書きください。
回答:私が最も力を入れて取り組んだことはラーメン屋でのアルバイトである。一番力を注いだのはお客様の視点に立って考えることである。お客様の視点に立つとは、どんなことをすればお客様は満足するかを常に意識しながら働くということである。具体的にはラーメンを提供する際、お客様を待たせるわけにはいかないので作業効率をあげ、一方で品質が悪くてはお客様を満足させることができないので丁寧にラーメンを作った。また私がお客様として別の店に行った場合、気持ちよく挨拶されたほうが、料理をおいしくかつ気持ちよく食べることができる。このような考えから要領よく丁寧に作業することと元気よく挨拶するという2つのことを意識して取り組んだ。
是非、一度目を通していただきたい。
すばらしい!!!
結論ファーストである。
具体例もある。
まあ少しまどろっこしいかなという印象である。
評価は前回書いた研究概要よりはマシという印象。
というのは冗談で、やはりこのESはゴミです!
2. 何がダメなの?
ダメなところは以下2つです。
①当然のことしか書かれていない。
②結局何が言いたいのかわからない。
順を追って説明していきます。
2.1 当然のことは書くな!
今一度、ESの要点を見ると
お客様満足度を上げるために
丁寧にラーメンを作る
作業効率をあげる
挨拶を元気よく
飲食で働く限りそれは普通。当然のこと。
誰にも負けないオリジナリティがない。研究と違って、他の就活生も大体同じようなことを書いているので、まずこのESでは無理。
もしこれが、
従業員が一人しかいないけど、丁寧にラーメンを作るために、夜も寝ずに一日中仕込みをしていた
挨拶を元気よくするために、ボイストレーニングを毎日かかさずやった
作業効率をあげるために、自動麺上げマシーンの投入を店長に進言し、自動麺上げマシーン投入の投資金額の回収プランまで用意して、そのマシーンを導入するに至った
など、スペシャルなエピソードが書けるのであればまったく問題ない。
そんなわけがないただのアルバイトだったので、何か他とは違う誰にも負けないネタを考える必要があった。
ネタの分析は後程。。。
2.2 何が言いたいの?
もう一度ESの要点をおさらいすると
一番力を注いだのはお客様の視点に立つことである。お客様の視点に立ってお客様満足度を上げるために
①丁寧にラーメンを作る、作業効率をあげる
②挨拶を元気よく
上記2点に気を付けました。
一文字で評価を述べると、
で?
という評価になります。肝心なことが抜けています。
ただのちょっと賢い小学生の夏休みの日記です。
また結論ファーストっぽく書かれていますが、このESは目的に対する手段の概要を先に書いただけの偽結論ファーストESになっています。
それではどのような構成でESを書けば良いのでしょうか?
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