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ぼうののう#17「今日までの好き-2-」

前回の続きです。
前までの好き、とは別のルートの好きの話。

前回はこちら。


私が中学生の時(のはず)、同世代女子がガンガンTVドラマにのめり込むころ、まだアニメ派だった私も遅れに遅れてTVドラマを観るようになり、出会ったのがデカワンコでした。多部未華子さんをちゃんと知った。キャラが好きすぎて。多部ちゃんの表情が良すぎて。私にとっては、何らかの(人生の?)ターニングポイント第一弾、ぐらいインパクトがあって、自分自身が変わった作品でした。

その後、いろいろとTVドラマを観るようになり、高校生くらいで出会ったのが、35歳の高校生。米倉涼子さんが主演で、現在活躍中の役者さんがいっぱい出ていた作品だと思います。一番は、やっぱり菅田将暉さんかな、私はこの作品で彼を知りました。全然注目せず自然と観ていたけど、観ていくほどに嫌いになって腹が立って。見るからに性格悪いわ~とかって思ってました。顔が今と全然違う気がするのは私だけ?。結局彼のお芝居に興味を持ち、他の出演作も観るという。そういう思い出のある作品です。(今度Tverで期間限定で配信されるというのは本当かな?夢かな?)

多分、菅田さんからの流れで映画にも興味を持ち、また同じ頃に、二階堂ふみさんや染谷将太さん、園子温監督を知る。そこから飛ぶと思うのだけど、学校でSSFFという短編映画祭のお手伝いをしたことで、ゆっくりと、映画祭に興味を持つようもなっていく。いろんな映画祭を知り、映画祭で上映される作品たちを知り、その監督や役者たちを知り。。。もうここからは多すぎて、書けそうにないな。。。
実際に映画祭に足を運んだのはUターンしてからで、県内のものや、さぬき映画祭、高知の安藤桃子さん主催(?)のお祭り(?)とかに行きました。後はオンラインで観ました。コロナによってオンラインで開催するところも増えているので、残念でもあるけど、地方にいる身としてはありがたい。。。

園子温監督の流れか、もしくは更に別のルートかもしれないのが、満島ひかりさん。いつから好きだったのかがちゃんとわからないけど、とにかく超超決定的なのは、坂元裕二さん脚本のカルテット。坂元さんの最近の作品は、花束みたいな恋をした、かな?私はなんだか苦しくなってしまったのもあって、やっぱり彼の作品はドラマと、あとは朗読劇を観たのでそれが好きです。それらに苦しい部分がないわけじゃないけど、単純に連続ドラマというものが私に合っているというのもあって。人の不器用なところもおもしろく、愛おしく感じられる。それが、今より若い時の私の、自分自身や、自分と関わる人もしんどかった性格を、ゆっくりと変えはじめてくれたと思う。

ひかりさんのことに戻ると、初めて映画を観て泣く、という経験をしたのが、多分彼女の出演作で。それが、海辺の生と死。なぜそこでってところかもしれないけど、先生として生徒を守らないといけない!っていう瞬間のパワーがすごくて。ふふ。専門学校の担任の先生が地震の話をしたとき、私があなたたちを守るからと、大真面目に話した時、本当にそんな気がして思わず泣きそうになったのを思い出した。その時も、映画も、きっと同じ力を発していた。すごいね、どっちも。

立ち見で苦しみながら泣きながら映画館でそれを観た後、雨の中ダッシュして劇場へ向かい、前回書いた舞台、怒りをこめてふり返れを観に行ったはず。おかげでエンドロールのひかりちゃんの歌が聞けず、グッズも買えずでした。舞台挨拶付きの上映回だったのでまぁ…うん、となった。彼女のインタビューを読んだり観たりしている範囲だけれど、ひっかーにはハッピーパワーがあって、いつか私のお姉ちゃん、そしてみんなのお姉ちゃん、さらにお母さんだな、と思うのです。
話を逸らすけど、好きな役者について知っていくことは、私は好きです。ものをつくっている人が、何を見て何を考えて生きているのか、何を話すのか、気になります。それは役者以外でも同じです。私もしっかりしないと、、とも思います。。

-1-まで巻き戻ります。

福田さん作品の、おもしろい、ということから、いろいろ端折るけど、(あくまで想像だけど)私を客観的に見たら、少しは人としての印象が良くなったんじゃないかと思う。ただのマスコットに何かしらの要素が加わったような…(高校生の頃の私は純粋な少女だったと記憶していたけど、同級生曰くマスコットだったらしい…残念…)そして次に、坂元さん作品に触れて、人の見方が変わったと思う。大きく影響を受けたと思う。人と関わるときの自分の感覚が昔とは違う。時々闇落ちするけども、;;


今日までの好き、そんな感じでしょうか。
と言いつつ、次回は映画祭の辺りをもう少し掘ってみようかと思っています。その後、終わるのか、まだ続くのか。どうかな。

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