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『嫌われる勇気』を読んで

どうも、ですやんです。
今回は、少し前に読み終わった本の、『嫌われる勇気』についての感想を書きたいと思います。

○ 『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
著者 岸見一郎 古賀史健

この本では、心理学の三大巨匠、アドラーの思想を、哲学者と青年との対話を通して、教えを説く話でした。

2014年にベストセラーになったそうで、その時に読んだ方も多くいると思います。私も、名前自体は知っていましたが、その頃哲学書にあまり興味が無く、素通りしていました。
今回、読むことになったのは、哲学に最近興味を持ち始めたことと、自分に対人関係の悩みがあった時に、偶然SNSでこの本の事を知り、前にこの本を頂いてた事もあって、読んでみることにしました。

本の概要は、出版しているダイヤモンド社の、公式websiteに詳しく載っています。

http://book.diamond.ne.jp/kirawareruyuki/


【感想】
 この本は、自分に対して劣等感のある人や、対人関係で悩んでいる人にとっては、救いの一冊になると思います。私は正しくその1人で。この本を読んで、心がすごく浄化されました。
逆に、そこに関してあまり悩みがない人や、成長するにつれ薄くなった人達には、今更のようなことかもしれません。


具体的に自分が良かったなと思うポイントは、大きく二つ。
○他者からの承認を求める生き方をすると、自分の人生ではなく他者の人生を生きる事になる。
また、他者も自分の期待を満たす為に生きているのではない

私は、誰かに怒られたりすると、一日中その事で悩んだり、逆に褒められるとめっちゃ嬉しい、っていう人間でした。でもそれって結局、評価を貰えないと何もできないって事なのかなと。
また、こっちの方が大事だと思いますが、恥ずかしながら、他者に何かを求め過ぎていたのかなと、この本を読んで思いました。
この本の後半にも出てきますが、どこかで自分の人生の主人公を飛び越えて、世界の中心であると大きな勘違いをしていたんだと思います。


○劣等感とは、縦の関係から生じる意識であり、あらゆる人と、横の関係を築くことができれば劣等コンプレックスは生まれない

自分は、誰かと比べて劣等感に苛まれていたんですが、この項目を読んで、すごく救われました。

誰かと比べてばかりいると、人を敵として見ることになり、仲間になる事ができないことが分かりました。
この本に書かれている『同じではないけれど対等』と言う言葉は、縦の関係でしか関係を築くことができなかった自分にとってのすごく救いの言葉でした。
ちょっとずつ、横の関係を気づいていきたいです。

とまぁ、他にも色々為になることが書いていますし、すごく分かりやすいです。
私は、今この本に出会えてすごく良かったなと思います。気になった方は是非読んでくださいね〜!

ですやん

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