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アイスランド一周セルフドライブ(DAY 6 北部の絶景 ストゥズラギル デティフォス ゴーザフォス アークレイリ)

未知の国アイスランド6日目。前日のパフィン鑑賞で寝るのが遅くなり、少し寝不足気味でスタート。
それでも天気は良く、北上しているにもかかわらず気温は上昇。
半袖Tシャツに短パンで出発した。

☆アイスランド一周の旅程☆
DAY 1 アイスランド到着 南部 ブルーラグーン レイキャビク
DAY 2 南西部 ゴールデンサークル セルフォス
DAY 3 ハイランドエリア 南海岸 ヴィーク
DAY 4 南東部 ヴァトナヨークトル国立公園
DAY 5 東部 イーストフィヨルド エイイルススタジル
DAY 6 北部 アークレイリ
DAY 7 南部 クヴィートセルクル レイキャビク
DAY 8 西部 スナイフェルスネス半島 レイキャビク ケプラヴィーク国際空港
DAY 9 アイスランド出発


DAY 6 北部 アークレイリへ

この日はロングドライブ。エイイルススタジルを通って内陸部をアークレイリまで。
このエリアも見てみたい景色がたくさんあるのだが、ひとつひとつのポイントが遠く、時間的にも取捨選択が必要なエリアだった。

リングロードの1/4くらいの距離を走った

Lindarbakki リンダルバッキの芝生の家

バッカゲルジのホテルを出て、町中の景色。
そこに屋根まできれいな芝生の家があった。
リンダルバッキという家だった。

この芝生の屋根の上で寝ころびたくなる
芝生好きとしては羨ましい家

中には入れなかったが、観光地として見学ができる建物だったようだ。
この時点でまだ08:00前なので残念ながらオープンしていなかった。

他の住宅もいくつか。

ガレージにトナカイの角がある家 玄関が高い
ここもガレージのような建物 パフィンアートがいい

そしてまた山を越えてエイイルススタジルへ

前日霧に包まれていたエリア

エイイルススタジルを超えて次のポイントに向かう途中でガソリン補給。
相変わらず補給するごとに物価高を呪う。
ちなみに25.09Lで8,000円。

1アイスランドクローネ≒1円

Stuðlagil Canyon ストゥズラギルキャニオン

リングロードから内陸部に入って1時間くらい。
ストゥラギルキャニオンという場所へ到着した。
ここも行ってみたかった場所のひとつ。

ストゥズラギルキャニオンの駐車場

かなりの快晴で暑いくらいの気候。
ここがビューポイントなのだが・・・

高台にせり出したビューポイント

本当に行きたかったのはこの下のエリア。
対岸に行かなければ行けない場所だった。

柱状節理の渓谷

さすがにここまで来て行けないのは悔しいので、車で10分くらい戻り、橋を渡った。(Google Mapのクチコミにも書いてあった。)
駐車場があまり広くなく、満車状態だったので空くまで待ち、そこから20分くらい歩いて先ほどのエリアに着いた。

途中にある滝 夏のような暑さ

ここが柱状節理の渓谷、ストゥズラギルキャニオンだ。

柱状節理が貝柱のように見える

この特徴的な景観はなかなか他では見れない。
柱状節理ファンにはたまらないところだと思われる。

柱状節理に囲まれた渓谷 人気のスポットだ
アイスランドならでは 柵が無いので何なら川にも入れる

あまり写っていないが、人が結構いた。
駐車場も混んでいたので想像できたが、それでもこのようなスポットは譲り合い、あまり写らないようにしてくれている。

この景色が見たかった
更に崖の上にも行ける
今思うと危ない

駐車場からのちょっとしたトレッキングは、車移動が中心の旅にはちょうど良い運動だが、アイスランドなのに20℃以上の気温と直射日光の下では流石に疲れた。
車に戻って美味しい水をたくさん飲み、次の目的地へと向かった。

Dettifoss デティフォス エイリアンの滝

リングロードに戻り、北上しながら西へ向かった。次の目的地もまたリングロードから1時間以上外れた所にあった。

内陸部なので比較的直線のリングロード
そこから次の目的地に向かう道は舗装されていなかった

そして到着したのは、ここ。
デティフォス。

デティフォスの看板

映画「プロメテウス」のオープニングシーンに登場する滝。
大きく、激しく、荒々しい。
地球という惑星感が溢れている滝だ。

デティフォス 水煙が続く
ここは簡単な柵があったがロープだけ

風向きもあったが、ここは防水対策はあまりせずに行けた。
もう、本当にどこからこんなに水が来るのだろう?というくらいの水量が流れて来る。
あまりきれいな水ではなかったが、迫力は一番感じられる滝だ。
悪路を長い時間かけて来たこともあって、バイアスがかかってるかもしれないが、日本人でもなかなか来ない場所にたどり着いたという満足感もある。
何より好きなエイリアンシリーズの1シーンに使われた場所に立てたのも嬉しい。

デティフォスから続く渓谷と地平線

Námafjall Hverir ナゥマフィヤットル地熱地帯

デティフォスからまた砂利道を通ってリングロードに戻り、この日の宿泊地のアークレイリへと向かった。

正直、この日はストゥラギルとデティフォスでお腹いっぱいというか、他のスポットに行く気が無くなっていて、このままアークレイリへと向かうつもりでいた。

が、こんな看板と道の脇に異様な光景が目に入ってきた。

看板

有名な地熱地帯だった。
駐車場は有料だが整備されており、ここも多くの観光客が立ち寄っていた。

ここだけなぜか焼け焦げたようなエリアとなっていた

辺り一面、硫黄の匂いが立ち込めており、ところどころに白煙が吹いている。間欠泉のあったゲイシールは水があったが、ここは地獄谷のような風景だった。

積み上げられたのか勝手に盛り上がってきたのかわからない
ここには一応ロープが張ってあった
タールのような黒い泥が中でグツグツと煮込まれていた

見ていてあまりきれいな景色という訳ではないが、ここも地球が生きていると感じられる場所だった。
なぜかハエか蚊のような虫が顔の周りを飛んでいた。
アイスランドの北部に来ているのに、明らかに暑く感じていたのだが、地熱のせいなのだろうか。

Goðafoss 蒼い滝のゴーザフォス

ジオサーマルエリアを抜けるとミーヴァトン湖に出た。
この周りにも見どころがあったのだが、疲労もあり、また時間もかかっていることからアークレイリへと急いだ。

ミーヴァトン湖を横目に走る

ミーヴァトン湖とアークレイリの中間地点あたりで小高い丘を超え、また下るルートとなる見晴らしの良い道から遠くに小さな滝が見えた。
どこにでもある滝だろうとあまり気にせずルートを走って行くと、そこへと近付いていった。
近付くにつれ、その大きさと蒼さが際立ち、ここはきっと有名な滝ではないかと確信めいたものから、ルート沿いにもある事から立ち寄る事にした。
着いてわかったが、ガイドにも載っているゴーザフォスだった。

一目で引き付けられる美しい蒼さの水が流れるゴーザフォス
水がとてもきれいで空の青さも反射していたようだった

ここで小休止を兼ね、マイナスイオンをたっぷりと浴びて一息ついていると、ここでも虹を見る事ができた。

少し虹も見えた
遊歩道もあり滝の上流にも歩いて行けた 僅かに虹が見える
滝の先にはこのような風景 あれらの山の向こうにあるハイランドから流れてくる水だ

疲れからかこのようなきれいなスポットをスルーしそうになっていたが、道沿いにあってラッキーだった。道中、華厳の滝クラスの滝は見飽きるくらい見ており、デティフォス、とこのゴーザフォスのような滝は、日本でもなかなか見れないタイプの滝なので迫力と美しさに感動をすることができる。
この日の締めくくりに良い景色に出会えて本当に良かった。

Tunnel アイスランドで唯一の有料道路(トンネル)

ゴーザフォスからアークレイリに入る手前にトンネルがあるのだが、このトンネルの入り口に料金がかかりそうな看板がいくつかあった。しかし料金所のようなものが見当たらない。またカメラのようなものが向けられており、どう考えてもナンバーを撮られているようだったが、止まれるポイントが無かったので、ナビの指示のままトンネルを抜けてアークレイリに着いてしまった。
ホテルに着いて調べると、そのトンネルは有料道路だった。
ただ、通った24時間か48時間以内であればweb上で支払いをすることができた。いくらかは忘れたが、払わないと追徴金とかも取られそうなので支払ったが、ある意味ラクだった。
ちなみにレンタカーを返す時にも有料道路を通ったかも確認され、支払いもしているかチェックをされた。
行かれる方はご注意を。

Akureyri アイスランド第二の都市 アークレイリ

北部のアークレイリに到着。
レイキャビクと違い、観光客が溢れていることもなく、また街もきれいだった。

アークレイリの街並み
夕食を食べたレストランからの景色 フィヨルドの港町だ
アークレイリはハートマークが目に付くが何か言われがあるのだろうか
16:00を過ぎていたら無料のパーキングエリア ここに停めてレストランへ

STRIKID 少し贅沢をしてレストランで外食

疲れもあったので、この日の夕食はレストランに行く事にした。
そもそもケチケチとしていたので、せっかくのアイスランドの羊肉をまだ食べていなかったのもあったし、考えてみたらこの旅も残りわずか。
そんなわけで少し贅沢をすることにした。

中心部にあるビルの5階にあるレストランへ
ペントハウス的なレストランだった

予約も無しに入ったのだが、運よくテーブルにつくことができた。
開放的なお店だったので、外の写真をいくつか撮らせてもらった。

この下の駐車場に車を停めている
テラス席も魅力だったが陽も傾き少し寒くなってきていた
店内の一席
お酒は飲めないのでコーラ
羊肉の何か
いろいろ 左はアボカドのフリット 右はサーモン とても美味

日本ではお目にかかれないような料理が多く、残念ながら何の料理かわからないほどの料理だった。
もちろん美味しいのだが、ご想像通りでお値段は高め。いくらだか忘れてしまったが、1万円以上はしていたはずで、日本だと2人で6~8千円くらいかなと思うが、ここでは1人でそれくらいの価格となっていた。

Hótel Sveinbjarnargerdi フィヨルドの海に面したホテル

アークレイリは北部の深いフィヨルドの奥にある港町で、この日はその細長い湾に面したホテルに泊まった。
ここでもバストイレ朝食付きで当初のホテルクラスよりワンランク上で手配されていた。もしかしたら、地方に行くとバストイレ共同と言った宿は無いのかもしれない。ただ、団体客も来るようなところだったので、それなりに安かったとも思われる。

これは翌朝の写真
エントランスはアイスランドの形にくりぬかれた柵があった
フロントでは看板猫がお出迎え
部屋はここも広め バストイレ付
朝食ビュッフェもあり
テラスもあってゆっくりとすることができた

この日もぐっすりと眠ることができ、また翌日の英気を養うことができた場所だった。
やはりきれいで広い部屋は安らぐ。
翌日は一番のロングドライブとなるため、本当にゆっくりできて良かった。


ストゥラギル、デティフォスは写真では伝えきれないところがあります。
もしよかったらこちらの動画もどうぞ。
今回の旅を50分に詰め込んでいます。


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